サン・マテュー教会(Die Kirche Sankt-Mattheus)。
サン・マルタン教会(Die Stiftkirche Sankt-Martins)。オレンジ色と緑色のバランスがよく、温かみのある外観の教会。コウノトリの巣が、屋根に設置されていました。
ドミニカン教会(Die Dominikaner Kirche)。
プフィスタの家(Pfister Haus, Maison Pfister)。見つかりそうでなかなか見つけられませんでしたが、サン・マルタン教会のすぐ南にありました。『ハウルの動く城』のモデルとなったとされている家。
頭の家(Kopfhaus, Maison de tetes メゾン・デ・テット)。段々屋根に手の込んだ装飾がされた、17世紀の建造物。ハイデルベルクの騎士の家に似ていると思いましたが、あとで写真で比べたら然違いました。
今日のホテルはアパートホテル・ヴィクトリアガーデン・ミュルーズ Appart'hotel Victoria Garden Mulhouse。そう、昨夜宿泊したストラスブールのホテルと同系列です。ストラスブールのホテルをチェックアウトする際に「アパートホテル・ミュルーズの地図はありますか?」と尋ねたら、「あるわよ。」と言ってパンフレットのような地図をくれました。
よく見るとけっこうアバウトな地図でしたが、ほかにミュルーズの地図はないため、それを頼りにホテルを目指して、16:07ミュルーズ駅を出発。
今までの都市と違って、日本人観光客は珍しい存在なのでしょう。ティーンエージャーや初老の夫婦などとすれ違うたび、じろじろ見られました。そんな中でも、■■と●●がにっこり微笑むと、みんな南アルザスの初夏の花のようにゆるやかな笑顔を返してくれました。
「この町はいい!」
と直感的に感じた■■と●●。ヨーロッパでは非常に珍しく高層ビルを建築中の駅前から、ローヌ・ライン運河(Canal du Rhone au Rhin)沿いの道を西に向かって歩きました。駅から5分も歩くと、誰ともすれ違わなくなりました。
夕日がまぶしい道中、駅から出発して15分が経過。何とても閑散としてきて、なんだかおかしいと思い、スーパーみたいな建物の駐車場に2人人影が見えたので、ホテルの地図を見せて場所を尋ねました。遠目だと主婦のように見えた2人は、キャンパスの学生でした。スーパーかと思った建物は、ミュルーズ・フォンドリー(Mulhouse Fonderie)。詳しくは分かりませんが、工科大学でしょうか。2人ともフレンドリーで、親切に道を教えてくれました。現在いる場所はフォンドリー通り(Rue de la Fonderie)。やっぱりちょっと行き過ぎていました。
16:32、アパートホテル・ヴィクトリアガーデン・ミュルーズ到着。
ダブルルーム1室1泊39.8ユーロ(6,567円、税込・朝食なし)。朝食なし(別途1人7ユーロ)ではありますが、この旅行中いちばん安いホテル。ちなみに今日はキッチンのない部屋です(およそ20平方m)。キッチン付きの部屋だと、48.8ユーロ。
ここは、昨日のアパートホテル・ヴィクトリアガーデン・ストラスブールよりも建物が新しく、カードキーでした。
クリスマスマーケットは、ドイツ語では『ヴァイナハツマルクト Weihnachtsmarkt』ですが、フランス語では『マルシェ・ド・ノエル Marche de Noel』と言います。
クリスマスマーケットのメイン会場であるレユニオン広場(Place de la Reunion)を目指して歩いていると、以前リスボンでみたような電飾をたくさんみました。大粒の電球によるひと昔前のようなライトアップが、逆に新鮮。聞けば、ミュルーズのクリスマスマーケットは、『光のクリスマスマーケット』と呼ばれているそうです。
そして、市庁舎(Hotel de Ville)。大聖堂の厳格さに対して、市庁舎は遊びごころがある建物でした。3択問題で【a】市庁舎、【b】学校、【c】サーカス小屋…の中から正解を選ぶとしたら、【c】を選ぶ人がいちばん多そうな外観。中央の階段からはミラーボールのような光がマーケットに向かって放出され続け、アラビアンナイトみたい。そして、壁面の彫刻は、実物ではなく描かれたものですが、これも光に照らされていい雰囲気。
レユニオン広場から、東京ミレナリオのミニチュア版のような電飾の通りを少し行くと、ソバージュ通り(Rue du Sauvage)というおしゃれな名前(でも、ソバージュは野性という意味ですが)の道に出ました。この通り沿いに、モノプリ(MONOPRIX)がありました♪クリスマスマーケットでだいぶお腹は膨れていましたが、少し覗いて、タルタルステーキとビールだけ購入。
↑【左】アンリエット通りのカフェ・レフ。 【右】クリスマス限定、レフ・ド・ノエル。↑
さらに帰り道、アンリエット通り(Rue Henriette)にある、カフェ・レフ(Cafe Leffe)は、昨日飲んで感動したビール、レフのお店。
クリスマス限定レフ(レフ・ド・ノエル Leffe de Noel)があったので飲んでみました。1杯2.9ユーロ(478円)。黒ビール系で、ほろ苦さとほんのりした甘さがあり、すっきり系。
ホテルに帰着したのは、19:30。暖房の効きは、昨日より悪かったです。20:30頃にシャワーを浴びようとしたところ、最初ぬるいお湯しか出なかったので、フロントに問い合わせたら、5分ほど出しっぱなしにすれば温かいお湯が出てくるとのこと。
普通は、蛇口をひねって出しっぱなしにすると、お湯が次第に出なくなってしまうのですが、このホテルでは逆のようでした。
「この寒い日に、パレード?!」
「あの白黒の衣装を着ている人、さっきよりも人数が多くなっているね♪」
「そういえば、閉まっていたけれど駅前のショッピングセンターのイメージキャラクターがホルスタイン牛だったね。白黒の衣装は、牛をイメージしたものなのかな?」
「逆に、もともとフリブールのシティ・カラーが白黒なので、ショッピングセンターのイメージキャラが牛になった可能性もあるよ。」
ローザンヌ通りを東へ向かって、演奏しながら足並みをそろえて行進する、すらっとしたスイスの若人たち。ローザンヌ通りは、東に向かって緩やかな下り坂になっていました。
霧のためになかなか先が見えない中、その突き当たりに市庁舎(Hotel de ville)がありました。市庁舎前の市庁舎広場(Place Hotel de ville)まで到達すると、そのグループの演奏は終了。
18:50から市庁舎前で、代表の女性がスピーチを始めました。市庁舎前の石畳の上には着火式のの花火がいくつかセッティングされ、スピーチが終わったあとに衣装の人たちが持つろうそくで着火するのかと思いましたが、スピーチ終了後、19:05からは小さいステージでバンド演奏が始まりました。
「詳しいことは分からないけれど、クリスマスのお祭りじゃなくて、町の創立850年周年を祝うお祭りなのだろうね。」
「サンタやツリーなどのクリスマスを連想させるものが何も無いし、フルーツドリンクの紙コップに『1157 - 2007 Ville de Fribourg, Stadt Freiburg』と書いてあるしね。」
※ 日本に帰国後、スイスインフォの日本語編集部にメールで問い合わせたところ、親切に『フリブール創立850年記念の記念行事です。詳しくは、このサイトを参照ください。』とお返事いただきました。
Hotel du Faucon オテル・ドゥ・フォーコン
Rue de Lausanne 76, 1700 Fribourg
【予約したサイト】BOOKING.COM
【宿泊日】2007年12月22日(土)
【料金】ダブルルーム1室1泊100CHF (10,000円、朝食なし)。
【朝食】別料金。1人10CHF(1,000円)。
【良かった点】駅から特に急な坂はなく、徒歩7分。改装間もない部屋の中は、全てがきれいでした。液晶テレビとDVDプレイヤーあり。暖房の効きが良好。つくりつけの収納がたくさんあり。
【悪かった点】とてもきれいなキッチンがあるけれど、食器が設置されていないところ。21:00以降のチェックインはできないところ(21:00以降はフロント不在になりますが、外出は可能でした)。
【情報】公共エリアでワイヤレスLAN接続可能です。
Quai de la Rouvenazを南へ進むと、かわいい姉弟がトナカイと天使になっていたので、■■と●●も混ぜてもらって、姉弟のお父さんに撮影してもらいました。
プリズン・ブレイクで、マイケル・スコフィールド(ウェントワース・ミラー)が折っていましたが、まだまだ世界的に『折り鶴』の認知度は高くないので、現地でプレゼントすると喜ばれました。喜んでくれそうな人にあげているというのもありますが。