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2008年08月19日

海外格安航空会社の一覧

格安航空会社の選びかた
↑チャーリー古庄著 『格安航空会社の選びかた』。2008年7月発行。

 2008年夏。
 空の旅のニュースといえば、燃油サーチャージの話題ばかりの日本。
 しかし、家貧しくて孝子あらわる(?)。海外に目を向けると、LCC(ローコストキャリア)という存在が、世界中の空を席巻していることが分かります。

「ローコストキャリア? あぁ、格安航空会社のことね。 スカイマークやAir Doなどの国内線があるよね。 えっ、違う? じゃあ海外の格安ヒコーキだね。Jetstar(オーストラリア)のCMは最近テレビでやっているし、欧州や欧米だと今や鉄道より安い航空券もあるらしいね。…でも、そんなに選択肢は無いんでしょ。それに、日本ならいざ知らず、海外のは正直怖いなぁ。大幅な遅延が多そうだし、サービスもなおざりで、何より事故が多そう。」

 『ガイアの夜明け』での役所広司の小芝居風セリフ。
 平均的な旅行好き日本人の、海外格安航空会社に対する印象は、きっとこんなところでしょう。私も、ある1冊の本に出会うまではこう思ってました。LCC(ローコストキャリア=格安航空会社)という言葉すら知らなかったのですから、無理もありません。

 海外では、エアラインの2極化が進んでいます。ゆったり高級サービスの航空会社と、安くて気軽に乗れる格安航空会社。ここで紹介するのは、もちろん後者。
 まずは以下のリストをどうぞ。


ヨーロッパの格安航空会社


北アメリカの格安航空会社


アジア・オセアニアの格安航空会社


格安航空会社の選びかた 以上のリンクは、全て格安航空会社(海外40社)です。
 出展は、『格安航空会社の選びかた (枻出版社)』。

 この本には、少なくとも3つ評価できる点があります。

 1つ目は言うまでもなく、海外の格安航空会社に特化した初めての本である点。多くの人にとってなじみが薄く、おそらくは初耳であろう航空会社が多数紹介されています。

 2つ目は、海外の格安航空会社を利用するにあたって、最大の心理的障壁となろう『危険度(事故歴と機材の新しさ)』について、各社ごと(上記リスト40社+αを完全網羅)に細かく記載している点。

 3つ目は、初めての試みでありながら、ありきたりの内容に終始せず、ヨーロッパ内やアメリカ内で実際に利用してみた体験レポートや、日本で格安航空会社が根付かない現状についての考察など、ある点。

格安航空会社の選びかた
↑このようなレイアウトで、40社以上の格安航空会社が紹介されています。

 各社のホームページを見れば、路線とその運賃は分かります。
 しかし、それ以上の情報---シート幅、事故歴、機材、機内食やドリンクの価格(ローコストキャリアは、機内食やドリンク、アメニティが有料の場合が多い)、客室乗務員のサービスの質など---を調べたいときに、『格安航空会社の選びかた』はきっと役に立つでしょう。

格安航空会社の選びかた
↑著者が実際に利用したレポート。ヨーロッパ編のほか、北米編、中国編もあります。

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コメント (1)

匿名:

日本は航空業界に関しては
アメリカに20年
アジアで10年遅れているそうです。

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