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2001年08月 アーカイブ

2001年08月01日

〔1-a〕 ドイツ・スイス旅行・行程

 2001年8月に行ったドイツ・スイス旅行の行程です!

8月1日(水) 成田 10:05発 ⇒⇒ フランクフルト 14:50着
8月2日(木) フランクフルト 07:53発 →→ リューデスハイム 09:00着/14:00発 …… (ライン川くだり) …… コブレンツ 18:00着/19:53発 →→ フランクフルト 21:14着
8月3日(金) フランクフルト 08:00発 …… ロマンティック街道 …… ミュンヘン 19:50着
8月4日(土) ミュンヘン
8月5日(日) ミュンヘン 18:51発 →→ フュッセン 20:57着
8月6日(月) フュッセン 07:25発 …… ノイシュバンシュタイン城 …… フュッセン 13:08発 →→ チューリヒ 18:27着
8月7日(火) チュリーヒ 08:50発 →→ リギ・クルム 10:25着/12:40発 →→…… ルツェルン 15:00着/18:30発 →→ チューリヒ 19:00着
8月8日(水) チューリヒ 14:35発 ⇒⇒ ベルリン 16:00着
8月9日(木) ベルリン
8月10日(金) ベルリン 09:50発 →→ ポツダム 10:25着/13:00発 →→ ベルリン 13:35着
8月11日(土) ベルリン 11:15発 ⇒⇒ フランクフルト 12:25着/13:55発 ⇒⇒ 成田(12日)07:55着


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〔1-b〕 自宅 → 成田 → フランクフルト

 『日本におけるドイツ年』記念特別企画
 ドイツ・スイス旅行記ゲミュートリヒカイトBlog化!

ドイツ・スイス旅行記

 唐突ですが、『日本におけるドイツ年』を記念して、ドイツとスイスの旅行記をブログ化しようと思います。5月1日から12日まで、毎日1日分ずつの記事をアップしていく予定ですので、よろしくお願いします。
 本当は、ぴったり4年前の日記になるように、2005年8月1日から12日の期間にアップしようと思ったのですが、それだと今夏ドイツ旅行を計画している人に見てもらえなくなってしまうので、少し早めた次第です(*^-^*)。
 それにしても月日が経つのは早いもので、■■と●●が2人で行った初めての海外旅行から4年が経過しようとしています。しかし、ドイツとスイスでの数々の思い出は、今なお記憶に深く刻まれています。
 この旅行は2001年8月1日からスタートしたので、日付がそのまま第○日目を表します。また、通貨の単位は、当時のDM(ドイツマルク)とSFr(スイスフラン)です。
 0.5ユーロ=1DM=60円、そして、1SFr=75円と考えてよいと思います。

成田空港ルフトハンザ
↑【左】混雑している2001年夏の成田空港。  【右】飛行機は、ルフトハンザ航空。↑

フランクフルトの時間機内
↑【左】サマータイムのため、日本との時差は7時間。  【右】機内。↑

 2001年8月1日。10:05に成田を出発したルフトハンザ航空のジャンボジェット。機内には、海外旅行が大好きなカップルが乗っています。その名は■■と●●。2人は、いつも旅行の時にメモ帳を持っていて、電車に乗っている時や、レストランで食後などに、現地での思い出をメモしています。この旅行記は、そのメモを元に、2人が4年前に行った10泊12日のドイツ・スイス旅行を回想したものです。この夏ドイツ旅行を計画されているかたは、ぜひ参考にしてください。

 そもそも、2人がどうしてドイツとスイスに行こうと思ったかというと……
[1]ヨーロッパが好きなのでヨーロッパに行きたいが、2人とも行ったことがない国に行きたかった。
[2]ツアーではなく個人旅行をしたかったので、治安のよさそうな国がよかった。
[3]10泊の休みがとれたので、できれば2カ国行きたかった。
[4]サッカーの盛んな国に行きたかった(これは■■の希望)。
 ……こんな条件を満たす国が、ドイツとスイスだったのです。

 ルフトハンザ機内食で、うなぎご飯が登場。スチュワーデスがとてもいい人で、ビールやワインをいっぱい飲みました。

BECKS
↑ブレーメン産のビール『BECKS』。

機内食機内食
↑【左】フライト後にでてきた機内食。  【右】到着前の機内食はうなぎご飯。↑

 14:40フランクフルト着(予定より10分ほど前に到着しました)。

フランクフルト FRANKFURT

ドイツの商業、金融の中心地。人口651,000人。町の中心に建ち並ぶ高層ビルは、ほとんどが銀行の建物。また、文豪ゲーテの生まれた町でもあり、生家が町の中心に残っている。町の人々は、ゲーテのことを市民の偉大な息子と呼んで、たいへん誇りにしている。

 フランクフルト空港のRegional駅でtegeskarte(1日フランクフルト券)13DMを買い、乗車。ドイツは初めてなので、切符を買うのもひと苦労でした。1日券を買ったのが正解だったかどうかもよく分かりません。
 幸先が少し不安でしたが、電車は森を通り抜けて、16:00頃フランクフルト中央駅に着きました。
 私たちが予約しておいたホテル・インターシティは、駅の本当にすぐ北側。事前に旅行会社(H.I.S.)をとおして予約しておいたもので、2人部屋が1泊7,800円。スーツケースを運ぶ旅行なので、ホテルは駅に近いのが何よりです。

InterCityHotelゲーテ像
↑【左】ホテル・インターシティ。  【右】ゲーテ像は、車道に面して存在していました。↑

 チェックインをして、まず8月3日のロマンチック街道のオイローパ・ブス(ヨーロッパ・バス)の乗車チケットを買いに16:35にホテルを出発。駅のインフォメーションで聞いたら、駅の脇にある「Touring」に行きなさいとの事。
 チケットは、英語で買えました。英会話は、主に●●の担当です。
 フランクフルトの道路は交通量が多いけれど、みな安全運転なので安心でした。マイン川沿いに出ると、観覧車や遊園地などありました。17:00になってもまだまだ昼間と同じように太陽がアスファルトを照らす、フランクフルトの夏。到着したその日に観光できるのは、直行便のある国ならではでした。


↑【左】細い道を通って、マイン川沿いへ。  【右】マイン川沿いにあった観覧車。↑

マイン川
↑穏やかに流れるマイン川。

水れーまー広場
↑【左】涼しげな、フランクフルトの表情。  【右】レーマー広場に到着。↑

 それから、レーマー、レーマー広場、大聖堂を通り、ゲーテハウス(ゲーテの生家)に行きましたが、時間が遅かったのでゲーテハウスは閉まっていました。

ドイツ旅行記
いかにもドイツらしい建物が並ぶ、レーマー広場。旧市街の中心部です。
写真のいちばん右に少しだけ写っているのが、工事中の大聖堂です。

 その後、カメラの電池がかなり消耗している事に気づき、カメラ屋へ。すると、なんと■■が「カメラの電池を下さい。」と話す前に、店員さんが電池を僕のカメラに突っ込んできました。まだ、完全に切れてる訳じゃないのに……。でも、店員の親切と受け取っておきましょう。初日から、私が考えていたドイツ人のイメージと少し違う人と出会い、ちょっと驚きました。しかし、それもそのはず。フランクフルト市民の4人に1人は、移民かもしくはその子孫なのです。
 その後足を運んだ、デパート・カウフホフでは、衣料品が多く夏物のバーゲンをしていました。

Bockenheimer Warte駅
地中にめり込んだように造られている、地下鉄のBockenheimer Warte駅。

 それから地下鉄をU6→S2と乗り継いで、ザクセンハウゼンへ。ザクセンハウゼンは、マイン川をはさんで、フランクフルト中央駅や大聖堂と逆側にある地域。かつての労働者階級が住んでいた土地です。
 アルト・ザクセンハウゼンのZum Grauen Bockというお店で、夕食。通りに面したテラス席に案内され、よっこらしょ。ウェイターさんが「ロマンティシュ!」と言いながらテーブルの上のろうそくに火を付けてくれました。なかなかいいムードです。しかし、メニュー(シュパイゼカルテ)を見てびっくり。ドイツ語メニューは非常に難しい!単語と単語が合体して長い単語になっている(例……豚すね肉の煮込み=Eisbein、豚肉のロースト=Schweinebraten)ので、「豚」「牛」という単語を覚えているだけでは歯が立ちません。イタリア料理のメニューみたいに、見ればだいたい分かるだろうという妄想は、早くも打ち砕かれました。かなり悩んだ末、メイン料理を2つたのんだら、2皿ともソーセージでした!うーむ。美味しかったのでよかったけれど、もっとドイツ料理単語を研究しなければ……。
 でも、ドイツで初のビール、初のソーセージ盛り合わせ + 付け合わせのザワークラウト(酢漬けキャベツ)、初のリンゴ酒。とても素敵な夕食でした。りんご酒は●●にはちょっと強かったみたいです…。実は、アルコールはほとんど飲めないのですが、あまりに楽しかったので少し無理してしまいました。「無理はしない主義でも 君となら してみてもいいよ♪ (Distance 宇多田ヒカル)」

 リンゴ酒
 ソーセージのプレート
 ビール2杯
 ニュルンベルグソーセージ
 合計 51.5DM(約3,090円)

 日没が遅く、夜は21:30位まで明るかったです。
 フランクフルトの夜景は大聖堂の茶色い光と高層タワーの黄色い光がまじり、マイン川に映し出されてとてもきれいでした。どこの世界にもだじゃれ好きな人はいるもので、この景色は「マインハッタン」の夜景と呼ばれるそうです。

フランクフルト夜景
アルテ橋から見たフランクフルトの夜景。
写真がピンぼけだったので、アレンジして絵画のようにしてみました。

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2001年08月02日

〔2〕 フランクフルト → リューデスハイム → ライン川くだり → コブレンツ → フランクフルト

ドイツ・スイス旅行記

フランクフルト FRANKFURT

きっぷ 2日目の朝。スッキリと目覚め、何が良かったのかは分かりませんが、2人とも時差ぼけはありません。
 朝食はホテルで。ビュッフェ形式で、フランス・イタリアなどより充実していました。
 7:18ホテルを出発。フランクフルト中央駅まで歩いて2分。


↑【左】リューデスハイム行き電車の車窓から。  【右】座席はこんな感じでした。↑

 フランクフルトからリューデスハイム行きの切符を自販機で買い電車に乗り込みました。7:53フランクフルト発 → 9:00ちょうどにリューデスハイム着。

リューデスハイム RUEDESHEIM

ラインの真珠とも呼ばれる小さなかわいらしい町。人口7,000人。ライン河に沿ったなだらかな丘陵地帯を一面のブドウ畑が広がるドイツ有数のワイン産地。有名なつぐみ横丁ではワインの酒場やおみやげ屋さんがぎっしり並んでいる。

 リューデスハイムに着いたらまず、KD社のライン川くだり(14:15発)のチケットを購入しました。

 リューデスハイムの街並みは、のんびりしていて最高!観光客が多いですが、街全体が何とも言えぬやさしい雰囲気で包まれていました。

ゴンドラチケット 10:00発の2人乗りゴンドラ(往復10DM)に乗り、丘の上へ。ゴンドラは、ブドウ畑の上を進んでいきます。進行方向に向かって右にはブドウ畑、左にはライン川や電車の線路を含むリューデスハイムの前景が広がり、思わず感動!

リューデスハイムのゴンドラ
↑2人乗りのゴンドラ。

リューデスハイムブドウ畑とゴンドラ
【右】ゴンドラから見えたリューデスハイムの街並み。↑

 結構スピードが出て、少し揺れるので●●はちょっぴりこわかったですが、このゴンドラのスピードに乗って、私たちの旅がいっきに楽しいモードに突入していくのを実感しました。旅行ガイドブックには少ししか載っていないスポットですが、リューデスハイムに訪れた際は、このゴンドラに絶対乗る事をオススメします。

ライン川・リューデスハイム・そしてブドウ畑
↑ライン川・リューデスハイム・そしてブドウ畑。

丘
↑【左】一生忘れられない、ゴンドラでの10分間でした。

 乗る事10分、ゴンドラが到着したのは、ドイツ統一記念碑が立つニーダーヴァルトという小高い丘。

ドイツ統一記念碑
↑ドイツ統一記念碑。

走れっ自転車とブドウ
↑【左】のどかなニーダーヴァルト。  【右】映画のワンシーンを思わせます。↑

ブドウ畑
↑都会の喧騒を忘れさせてくれる空間。

 まだ午前中ということもあり、ほどよい日差しでした。とにかく眺めが最高で、空気もおいしい!

ドイツ統一碑の彫刻ニーダヴァルト
↑【左】ドイツ統一記念碑の彫刻。  【右】木陰。↑

 そして、初老の夫婦が多くて、いかにも安全な感じの場所でした。■■は今までに海外はイタリアとパリとバルセロナしか行った事がなかったので、海外にもこんなにのどかで安全そうな場所があることに驚きました。

ニーダーバルト
ニーダーヴァルトからの眺め。
「ゲミュートリヒカイト」って、まさにこんな感じ?!

レシート しばらくした後、ゴンドラで降りて、にぎわっているつぐみ横丁でランチをしました。
 Hotel Lindenwirtのレストランの広いオープンテラスが、そのままレストランになっていました。トイレは地下にあり、これもかなり歴史的な建物なのでしょう。外から、アコーディオンなどの楽器を生演奏している音楽が流れてきます。料理は、2人で一皿がちょうどよいサイズ。

 チキンカツ(中にチーズとハムが入っていました)
 フライドポテト
 ミックスサラダ
 ワイン
 ビール
 リンゴジュース
 合計 40DM(約2,400円)

 ウェイトレスを「Excuse me!」と呼んでも無視されてしまいました。英語が通じないのかと思ったけど、ここではテーブルごとにウェイトレスが決まっているらしいです。ちょっとした失敗はつきものですが、それにしても、このレストランのさわやかな雰囲気。ここで食事をして、おいしく感じないわけがありません♪

Hotel Lindenwirt顔
↑【左】つぐみ横丁にあるHotel Lindenwirtのレストラン。  【右】チキンカツ。↑


↑【左】さわやかランチ。  【右】ドイツビールを堪能。↑

 食後、つぐみ横丁のお土産屋をぶらぶら。木彫りのシカや、みつばちのキーホルダーが売っていました。

つぐみ横丁
↑つぐみ横丁。

ツグミ横丁バンド
【右】のどかなメロディーをプレゼントしてくれた音楽隊。↑

子供たち
↑つぐみ横丁を散歩する親子。

ライン川くだり RHEIN

きっぷ

 午後は、ライン川遊覧船でのんびりライン川くだりの旅に出発。リューデスハイムからコブレンツまでのチケットが、1人44DM(2640円)でした。チケットには、ユーロが来年から導入されるにあたり、人々の目(感覚)を慣らすという意味で、ユーロだといくらになるのか(in Euro)も記載されていました。

 14:15リューデスハイム発 → 18:15コブレンツ着。

KD船太陽
↑【左】ライン川遊覧船。  【右】強い日差しの中、出発。↑

船上ライン川
↑【左】椅子はプラスチック製。  【右】ライン川をくだります。↑

 船はゆったりで景色をじっくり見ながらクルーズを楽しむことができました。遊覧船のスピーカーからは、ドイツ語、英語に続いて、日本語のアナウンスが流れてきました。

ブドウ畑と
↑ぶどう畑。

右上に見えるニーダーヴァルト
↑午前中に訪れたニーダーヴァルトのドイツ統一記念碑が、丘の上に見えました。

 けっこう日差しが強かったので日焼け対策は万全に!はじめに座った場所は日が強く照ってきたので、日陰に入るため、途中で座る場所を移動しました。観光客だけでなく、ドイツ人(特に子供連れ)の姿も多く見られました。

レインボーアイスアイスを食べる
↑【左】レインボーアイス。  【右】「うん!」↑

ビール古城
↑【左】ビールがすすみます。  【右】古城。↑

古城
↑不意に出現する古城。


 船の上で食べたレインボーアイス4.5DM(約270円)がおいしかったです~♪ボリュームたっぷりでした。そして、ジョッキビールは6DM(約360円)。

ライン川の水流猫城
↑【左】ライン川の水流。  【右】ネコ城♪↑

ドイツ国旗古城
↑【左】フェリー乗り場のドイツ国旗。  【右】フェリー前部。↑

フェリー前部
↑【左】ネコ城付近の、ザンクトゴアールスハウゼン乗り場。

 ライン川くだりでは、さまざまな古城を見ることができます。●●の選ぶ、古城No.1はネコ城!ネコ城は、14世紀に領主であったカッエンエーレンによって建てられ、1806年にナポレオンによって爆破されたが、19世紀以降建て直しが行われました。街の保安と軍備増強の役割を果たしましたが、城内は非公開。

ライン川
これは、何城でしょう?

コブレンツ KOBLENZ

父なるライン川に母のモーゼル川が合流する町。
古代ローマ人はこの二つの川の合流点をコンフルエンテンス(合流)と呼び、これがコブレンツの地名の起こりである。

ライン川
この観光船が私たちをリューデスハイムからコブレンツまで運んでくれました。

 18:15にコブレンツ到着。
 ライン川とモーゼル川の合流点にある岬、ドイチェス・エック(ドイツの角)。日本で岬というと、海にあるものというイメージですが、ドイツでは川にもあるようです。

ドイチェス・エック
カイザーヴィルヘルム1世の巨像にのぼって撮影したドイチェス・エック。

 船着場からコブレンツ中央駅まで、結構な距離があり、とてもよい散歩になりました。
 途中のスーパーでミネラルウォーターを買おうとしましたが、炭酸ガス入りしかありませんでした。仕方がないので、それを1本購入。2DM(約120円)。
 この後、当初の予定では電車でマインツ(リューデスハイムとフランクフルトの中間にある町)によるはずでしたが、すでに時間は19:30。ICEでフランクフルトへ直帰しました(19:53コブレンツ発→21:14フランクフルト着)。

フランクフルト FRANKFURT

 夜も遅くなっていたため、夕食は、フランクフルト中央駅のパン屋さんで調理パンとビールとジュースを買って、ホテルで食べました。
 ドイツの自然の美しさに触れた1日でした。

ホテルで夕食部屋で夕食
↑テレビでフェイエノールト(小野は欠場)の試合を見ながら夕食。↑

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 さわやかなリューデスハイムは、とても心地よい町でした。気にいっていただけたら、ランキングに投票(この文章をクリック)していただければ幸いです♪

2001年08月03日

〔3〕 フランクフルト → ロマンティック街道 → ミュンヘン

ドイツ・スイス旅行記

フランクフルト FRANKFURT

 6:20起床。日差しの強さにてこずった昨日とは違い、曇り空でした。今日はこの旅の前半のメインイベント、ロマンティック街道(Romantische Strasse)観光の日です。
 朝食をとり、HOTEL Inter Cityを7:15チェックアウト。
 オイローパ・ブス(ヨーロッパ・バス)の乗り場に歩いていきました。フランクフルトからミュンヘン行きのチケットは、26歳未満は112.5DM。26歳以上は125.0DM。スーツケースもお願いすると、別料金2人で3DM(約180円)。ドライバーのMr.ホセがスーツケースを積んでくれました。
 定員50~60人くらいのバスですが、この日の同乗者は20人程度。結構ゆったりしていたので、左側の一番前の座席をゲット!ガイドブックには、夏のシーズンには当日券が買えないこともあると書いてあったので、前もって(8月1日に)購入しましたが、当日券も余裕で買えるようでした。

きっぷ

 Mr.ホセが、ロマンティック街道のパンフレット(日本語)をくれました。
 オイローパ・ブスはフランクフルトを8:00に出発し、アウトバーン(高速道路)に乗って、最初の目的地・ヴュルツブルグへ向かいました。

ヨーロッパバス
↑アウトバーンを走るオイローパ・ブス。

ロマンティック街道 Die Romantische Strasse
ヴュルツブルグ,ヴァイカースハイム,クレクリンゲン

 オイローパ・ブスの、各都市の停車時間は15分から20分程度(ローテンブルグだけは2時間)。そのため、じっくりと観光する時間はありません。しかし、ロマンティック街道には電車が通っていない都市が多く、オイローパ・ブス以外の移動手段は非効率的になってしまうので、レンタカーを借りる事に抵抗がある場合、オイローパ・ブスを選択する事になります。
 バスは、ヴュルツブルグ、ヴァイカースハイム、クレクリンゲンの順に各都市を巡っていきましたが、写真のように、思い出もスモールサイズです。

ロマンティック街道
ロマンティック街道の美しい小都市。
【左上】オイローパ・ブス。【右上】ヴュルツブルグ。
【左下】ヴァイカースハイム。【右下】ディンケルスビュール。

ロマンティック街道 Die Romantische Strasse
ローテンブルク ROTHENBURG

ロマンチック街道のハイライトとなる街。人口12,000人。街並み全体が中世を再現したように美しい。30年戦争の終わった1648年以降、近年まで衰退していたため、あまり近隣の都市国家から干渉されなかったので、中世当時のスタイルを保持している。

ローテンブルク
ローテンブルクの街並み。

 時代から取り残されたがゆえに、観光地として生きる道が生まれた都市。それがローテンブルグ。この街はとてもかわいい街でした。石畳に赤い屋根。
 市庁舎前のマルクト広場を中心に、観光客がとても多いため、中世に迷い込んだ……というより、テーマパークに来た(良く言えばおとぎの国に来た)という感じでした。車も街の中を走っていました。
 ローテンブルクでは2時間弱の観光時間があるので、しばし散策。シュネーバルという丸いボールのようなお菓子がおいしかったです。スノーボールという意味で、サクサクとした歯ざわりのドーナツといった感じ。いろいろな種類があるが大きくて甘いので、2人で1個食べるのがやっとでした。
 「ドイツで最も完璧な景観」とされるプレーンラインは、残念ながら道路工事中…。何事にも完璧はないという事を思い知りました。

ローテンブルク
700年の歴史を持つ、ローテンブルクの城壁。

ローテンブルク
マルクト広場。ルネッサンス様式の市庁舎がそびえています。

 私たちがフランクフルトから乗ってきたオイローパ・ブスはフュッセン行きなので、ローテンブルクのバスターミナルで、ミュンヘン行きのオイローパ・ブスに乗り換える事になりました。Mr.ホセがスーツケースを降ろしてくれて、ここでお別れ。
 オイローパ・ブスは、フュッセン行きの方がメインなので、ミュンヘン行きのブスの乗客は私たちを入れて6人でした。その中の1人は、イタリア人の初老おばさん。一人旅で乗っていて、運転手さんにいろいろ聞いていました。英語、ドイツ語、日本語のパンフレットはあるものの、イタリア語のパンフレットはないため、英語のパンフレットをもらって苦笑していました。
 次の目的地・ディンケルスビュールに着く前に、この旅で初めての雨が空から落ちてきました。

ロマンティック街道 Die Romantische Strasse
ディンケルスビュール,ドナウヴェルト

 子供祭りで有名なディンケルスビュールに着いた時には、かなり雨が降っていたので、あわてて聖ゲオルグ教会へ入りました。
 ドナウヴェルトは、あのドナウ川の辺にある街ですが、ここも数10分の停車で、あまり印象には残りませんでした。
 ドナウヴェルト出発後、バスに揺られて、いつしか6人の乗客は心地よい眠りに…。
そして、■■と●●が目覚めた時、時計は19:20を指していました。あれー、確かアウクスブルクにも停車する予定では…と思いましたが、どう見てもここは終点のミュンヘンです。皆が寝ていたためか、アウクスブルクには停車しなかったのです。

ミュンヘン MUENCHEN

大都市の洗練されたムードと、小都市のようなくつろいだ雰囲気が同居する街。

 …というわけで、本来の予定よりも30分早くミュンヘンに到着しました。
 雨は上がっていましたが、雲に覆われているため、19:20にしては暗い空です。
 ■■と●●は、寝ぼけてコンタクトレンズがゴロゴロした感触のまま、スーツケースを引っ張って、3泊目のホテル・アストロン・ドイチャーカイザーまで歩きました。このホテルがまた、うまい具合にオイローパ・ブス到着場所(ミュンヘン中央駅北口)から歩いて1分くらいのところにあり、チェックイン。部屋が広く満足。
 ノイハウザー通りを新市庁舎方向へ歩き、アウグスティナーというレストラン(ビアホール)で夕食。店内は、ものすごい数のお客さん!ビールと肉料理のいいにおいがします。長いテーブル席がたくさんあり、そのほとんどが埋め尽くされていて陽気に話し合っています。UNOをやっている小学生くらいの女の子がいて、地元の客が多いようでした。
 何しろ人で溢れていて、注文するまでがとっても大変。私たちはシュバイネハクセを頼みました。皮がパリパリで香ばしく、とんこつ風味(!?)。ビールにとても合いました。●●は、3口しかビールを飲んでいないのに酔ってしまい、トイレで少し寝てしまいました(危険!!)。

 Weissbier(白ビール) 5.95DM 2杯
 Dunkel bier(黒ビール) 5.9DM 1杯
 Johannisb .saft(すぐりの実のジュース) 4.8DM 1杯
 Haxe mit Beilage(シュバイネハクセ) 22.8DM 1つ
 合計 45.4DM(約2,720円)

 「お勘定をお願いします」は、ドイツ語で「Zahlen, Bitte!(ツァーレン・ビッテ)」。支払いは、席で済ませるのが欧州流です。

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 ロマンティック街道を南下し、いよいよミュンヘンに到着。明日は、ショッピング&オリンピアシュタディオンでサッカー観戦。ランキングに投票(この文章をクリック)していただければ幸いです♪

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2001年08月04日

〔4〕 ミュンヘン

フィナーレ キャピターノ バイエルンミュンヘン 5号球 バイエルン・ミュンヘン2004-2005シーズン優勝記念
 2001年8月4日 バイエルン・ミュンヘンvsシャルケ04観戦記


ドイツ・スイス旅行記

ミュンヘン MUENCHEN

 アストロン・ドイチャーカイザーで朝を迎え、7:00起床。8:00から朝食。
 8月1日から3日までのホテルは、日本で旅行会社(H.I.S.)を通して予約していましたが、今日(8月4日)のホテルはまだ決めていません。昨夜泊まったアストロンは今日満室のため、ミュンヘン中央駅の北側の通りを歩いて探しました。アストロンのすぐ西にあるホテル・エデン(EDEN)は1泊260DM(約15,600円)で、空き部屋はあるとの事。■■と●●は、もう少し探そうと思い、エデンのすぐ西にあるホテル・ルートヴィッヒ(LUDWIG)に入って聞いてみると、1泊149DM(約8,940円)。見せてもらった部屋は、アストロンより狭いけれど、まずまずいい部屋なので、ルートヴィッヒに泊まる事にしました。
 それから、中央駅のインフォメーションでミュンヘン・ウェルカムカードを購入。
 午前中は雨模様。傘をさしながら、くつ屋、ビアジョッキ(民芸)屋、文房具屋、スポーツショップ、洋服屋など、いろいろな店を周って楽しみました。街中にはユニフォームやワッペン付デニムを着た人々が行き交っています。それもそのはず、今日は、FCバイエルン・ミュンヘン(世界的に有名なサッカーチーム)の地元での今期開幕試合。

 マリエン広場から徒歩5分くらいのところにある、FCバイエルン・ミュンヘンのファンショップの前には、かなりの列ができていました。店内は、10人も入れないような狭さのため、順番を待っているのです。私たちも、ユニフォーム(2001年バージョン)を買うため、列に並びました。
背番号付きのものは、1着139DM(約8,340円)。迷った末、■■はハーグリーブス(23番)、●●はショル(7番)の背番号にしました。

 実は■■は、無類のサッカー好きです。この日の試合は、昨シーズンのリーグ1位(FCバイエルン・ミュンヘン)と2位(シャルケ04)の対戦という好カードのため、チケットはSOLD OUTになってしまう事が予想されました。そのため、試合のチケットを、日本にいる時(6月)にインターネットで購入しておいたのです。チケット代は、(70DM×2枚+送料10DM=)150DMでした。

 その後、FCバイエルンのショップと道を挟んで向かいにある、1860ミュンヘンのファンショップにも行ってみました。こちらは、この日はアウェーでの試合で、またFCバイエルンほど人気もないので、閑散としていました。
 FCバイエルンのロゴが書いてある袋を持ってこちらのショップに入るのは多少ためらわれましたが、レーベンブロイと1860ミュンヘンのダブルネームのビア・ジョッキ(グラス)がわずか3DMで売られているのを●●が見つけ、購入しました。

オリンピアパーク
↑バイエルン・ファンの誇り・ワッペン付デニム。
ミュンヘンが『100万人の大田舎』と呼ばれる理由が分かります。

オリンピアパーク
悪童・エッフェンベルグはボルシアMGに移籍したはずですが…。

 それからSバーンでホテル・ルートヴィッヒまで戻り、ショッピングで増えた手荷物を置き、さっき買ったユニフォームに着替え、14:00頃シュタディオンへ出発!
 Uバーンで、オリンピアパーク最寄りのオリンピアツェントルム駅(U3)へ。アクセスも良く、ファンが大勢電車に乗っていました。

 シャルケ04のユニフォームを着た人々が予想よりはるかに多く、しかも皆堂々としていました。

オリンピアパーク
↑目指すは、オリンピアシュタディオン!

オリンピアパーク

シャルケメラー
↑「ショルなんかヒヨッコよ♪ 本当の7番はメラーだけ!」

オリンピアパーク

 オリンピアパークは、1972年のミュンヘン・オリンピックのメイン会場になった場所です。アンジュレーションを活かした素晴らしい公園で、緑、池、丘、プール、タワー、遊園地のアトラクション(メリーゴーラウンドやフライングカーペットみたいなもの)、出店、そしてオリンピア・シュタディオン(オリンピック・スタジアム)。

オリンピアパーク
FCバイエルンファンとシャルケ04ファンは終始和やかなムード。

 わりとしっかりした荷物チェック後に入場しました。高台のため、入場すると、階段を登る事なくいきなりスタジアムの最上部に出ました(ちょっと違いますが、イメージ的には西武ドーム球場のような感じです)。スタジアム内で比較的すいた売店をみつけ、ゆでソーセージのホットドッグ(3.5DM)を購入。ちょっと遅めの昼ご飯。今思い出しても、よだれが出る味です。

オリンピアシュタディオン
↑CLでフィーゴを封じて一躍有名になったハーグリーブス。

バイエルンミュンヘンのメンバー
FCバイエルンミュンヘンのスタメン
GK]カーン、[DF]リンケ、ティアム、コバチ弟
MF]リザラズ、サイハミジッチ、コバチ兄、ショル、ハーグリーブス
FW]エウベル、ピサロ、[ベンチ]ヤンカー、パウロセルジオら

シャルケのメンバー
↑シャルケ04のメンバー。

オリンピアシュタディオン
↑名物アナウンサー。彼のコールに合わせて、スタンドが大声を張り上げます。

オリンピアシュタディオン
↑バイエルンは、各国代表クラスをずらり揃えています。今日は珍しく3バック。
対するシャルケ04も、サンド、ムペンザ、メラー、アサモアなど、渋いメンバー揃い。
シャルケ04は、スペインリーグのデポルティボのような存在。

オリンピアシュタディオン
バイエルンが先制し、沸くスタンド。

 スタンドは、超満員。63,000人の観客。

シャルケのファン
↑青いシャルケ04ファン。ブンデスリーガのゴール裏は立見席になっています。

バイエルンミュンヘンのファン
↑プラカードをかざし、スターティングフォーメーションをつくるゴール裏サポーター。

 15:30、1分間の黙とうの後、キックオフ。開始早々、シャルケ04のセットプレーからのヘディングシュートを、カーンが右手1本でさすがのナイスセーブ。その後、左サイドを上がったショルがピサロにグラウンダーのセンタリング。ピサロはシャルケディフェンダーの前にうまく体を入れ、トラップしてシュート!これが見事に決まり、FCバイエルンが先制!!沸くスタンド。

選手入場
↑選手入場。気合が入りまくりのサイハミジッチ。

カーンの右腕セーブ
↑開始早々、サンドのヘディングをカーンが右手1本でセーブ!

ショルのフリーキック
↑FK。ハーグリーブスが小さく蹴り出し、メーメット・ショルが右足で狙います!

TOR
↑見事ゴールが決まりました!スタンドは総立ち。

 スクリーンに、「TOR!(Goalの意味)」の文字が映し出されます。続けざまに、セットプレーでハーグリーブスが小さく蹴り出したボールをショルが豪快に蹴り込み、2点目!さらに、ショルのコーナーキックをコバチ兄が頭であわせ、前半だけで3-0とバイエルンがリードしました!私たちは、シャルケのゴールに近い側(メインスタンド左側)で観戦していたため、3つのゴール全てを、間近で観る事ができ、大満足でした。
 オリバー・カーンも好セーブを連発していました。この年は、彼のキャリアで頂点の時期だったといえるでしょう。

オリンピアシュタディオン

 後半はバイエルンは、余裕の試合運びでした。ヤンカーが交代出場した時に、余裕のウエーブもみられました。そして、得点のないまま3-0で終了。
 ●●は、これまでスポーツ観戦に縁がなく、63,000人もの人をいっぺんに見たのは今日が初めてで、とても驚きました。サッカーにあまり興味のない人も、ヨーロッパに旅行した際は、ぜひサッカー場に足を運んでみて下さい。

バイエルン応援

オリンピアシュタディオン

エウベル
↑地味だが堅実なブラジル人。エースのエウベル。

 それから1時間ほどオリンピアパークを散歩して、お腹のすいたところで駅に向かいました。ミュンヘナーフライハイト駅(U3)で下車し、Zur Breznというブロイハウスへ行きました。「おばあちゃんの肉団子」みたいな名前の料理が、とてもおいしかったです。

夕ご飯

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 ロマンティック街道を南下し、いよいよミュンヘンに到着。明日は、美術館&博物館めぐり。そしてフュッセンに移動します。ランキングに協力していただける場合、投票(この文章をクリック)してください♪

2001年08月05日

〔5〕 ミュンヘン → フュッセン

ミュンヘン MUENCHEN

ホテルの部屋からの眺め 5日の朝、昨日の興奮が冷めやらぬまま、食堂へ。朝食のビュッフェでは、ミュンヘン名物の白ソーセージ(Weisswurst)がゆで上がっていました。アストロン・ホテルに連泊していたら、この美味なる料理を食べられないところでした。ホテル・ルートヴィッヒ、エライ!白ソーセージは、皮をむいて食べるのが作法ですが、皮をむくのはなかなか難しかったです。
 さて、日曜日はショップが閉まっているかわりに、美術館の入館が無料になります。■■と●●は、それほど美術鑑賞眼があるわけではありませんが、レジデンツ、美術館、博物館めぐりに、いざ出発!

ミュンヘン地下鉄
 移動は地下鉄で。ミュンヘンの地下鉄は、とても安全で便利でした。

 私たちがまず向かったのは、レジデンツ。
 かつての宮殿が、そのまま博物館として公開されています。ここは歩き回るだけでもかなりのボリュームでした。こんな荘厳な建物が、でーんと街の中心にあるのがヨーロッパのすごいところ。
 今日もFCバイエルンのユニフォームを着て観光していたので、レジデンツの中で係員の人に話し掛けられました。「ドライ・ヌル(3-0)」と、■■が昨日の試合結果を言うと、笑顔でうなずいていました。

レジデンツ
レジデンツは、1395年シュテファン3世により築城された宮殿。
以来、何度となく増改築が繰り返され、ルネサンス、ロココ、バロック、古典主義の各様式が混在する珍しい建築物となった。
ヴィッテルスバッハ家の子孫の肖像画が飾られている。

 それから、アルテピナコテークとノイエピナコテークをやや早足で鑑賞し終えると、すでに14:00近く。昼食を、この2つの美術館の近くにあるイタリア料理屋BEI RAFFAELEでとりました。カルボナーラ、フェトチーネ・ボロネーゼ、黒ビール、すぐりの実のジュースで39.3DM(約2,350円)。イタリア語メニューは分かりやすくて落ち着きます。

アルピナコテーク
 ドイツを代表する世界有数の美術館。世界6大美術館のひとつ。「アルテ」とは古いという意味で、14~18世紀の作品を中心として、約7000点ものヨーロッパにおける古典絵画を所蔵している。主な展示品は、ラファエロの「聖母子像」、ルーベンスの「婦人裸体像」、エル・グレコの「キリストの脱衣」。

ノイエピナコテーク
 近・現代の傑作を所蔵している。「ノイエ」は新しいという意味。19世紀以降の名品を展示。後期印象派の作品が充実している。主な展示品は、ゴッホの「ひまわり」、モネの「アルジャントゥイユの橋」。

 昼食後、イザール川の中洲にある島へ向かいました。そこは、ドイツ博物館。歴代の自動車、機関車、飛行機、潜水艦、風車、実験装置(80万ボルトの雷の実験など)、坑道など、さまざまな展示品がありました。ここのおみやげ屋では、BMWの絵はがき、トランプ、ミニカーなどが売っていました。

ドイツ博物館
ドイツ博物館・ジオラマ
ドイツ博物館
ドイツ博物館

ドイツ博物館
ドイツ博物館は巨大な自然と科学の殿堂。
博物館に興味のない人でも楽しめます。世界最大のおもちゃ箱!

 さあ、ミュンヘンという街との別れが近づいてきました。
 伝統と自然の調和がとれていて、おいしい料理と、ほどよく陽気な人々が存在していました。そしてここには、旅行者にも居心地がいい街だと感じさせてくれる何かがありました。「また来たい!」と思わせるのに充分な魅力を持った都市でした。

ミュンヘン新市庁舎
19世紀終わりから、20世紀初頭にかけて、ゴシック様式風に建てられたミュンヘン新市庁舎。

 ホテル・ルートヴィッヒに戻り、荷物をまとめてミュンヘン中央駅へ。ドイツの電車は時間に正確です。
 18:51ミュンヘン発 → 20:57フュッセン着 の電車に乗りました。
 車窓から見える夕暮れの景色がとてもきれいです。そして、近づいてくるアルプスの山々。

フュッセン FUESSEN

ロマンチック街道の終着点であり最高のハイライト。ノイシュバンシュタイン城への観光拠点として有名。また、古くからの高級保養地でもある。人口14,000人。

車窓とビール 20:57、フュッセン駅に到着。夕暮れ時で、石畳が紫色に染まっています。
 涼しい。というより、半袖だと寒いくらいです。そう、フュッセンは寒い!真夏なのに。ここは、標高800m。アルプスの山並を臨む自然の中の小さな町。
 駅からホテル・ゾンネ(HOTEL SONNE)まで、歩いて5分。日本から予約済みで、2人部屋が1泊11,600円。チェックインすると、「あなたたちが今日最後のお客よ。」と英語で言われました。

 夕食は、雰囲気がよさそうだったので、ホテルのレストランで。ウェイトレスがバイエルン州の民族衣装を着ていました。

 ブロッコリースープ(クルトン入り)
 ハムとチーズのサラダ(ボリュームたっぷり)
 フライドポテト
 バナナジュース
 フュッセンビール(Fuessener Bier)
 合計41.8DM(約2,500円)

 今日もよく歩きました。昨日までと違い、私たちは長袖のパジャマ(Tシャツ)を着て就寝しました。明日の天候を気にしながら…。


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 明日は、アルプスのふもと、フュッセンから、ノイシュバンシュタイン城へ向かいます。ランキングに協力していただける場合、投票(この文章をクリック)してください♪



2001年08月06日

〔6-a〕 フュッセン → ノイシュバンシュタイン城 → フュッセン → チューリヒ

フュッセン FUESSEN

フュッセンの空と雲 6:30に起床。7:00、朝食開始の時間と同時に食堂へ入りました。私たちがいちばん乗りでしたが、パン、ハム、チーズをおいしく食べていると、7:10ごろから日本の団体旅行客が大挙して食堂に入ってきました。ホテル・ゾンネは、団体旅行客が多く泊まるようです。夏休みシーズンなので親子連れ(小学生くらいの子供)や、ご年配の夫婦が多かったです。

バスの看板 7:45チェックアウトして、朝靄(あさもや)の中、駅のそばにあるバス停へ。駅前を、ごみ清掃車が清掃していました。長袖でも少し寒いくらいですが、天気は晴れ。本当にうれしかったです。他の日はともかく、ノイシュバンシュタイン城に行く今日(6日)と、リギ山に登る明日(7日)だけは晴れて欲しかった。…これが偽らざる私たちの願いでした。その願いの50%は、今日達成されました。

ホーエンシュバンガウ HOHENSCHWANGAU
- ノイシュバンシュタイン城 -

Schloss Neuschwanstein。1869年バイエルン国王ルートヴィヒ2世の命により、着工。中世騎士の城をイメージし、バロック様式、ゴッシク様式、ルネサンス様式など、あらゆる様式を取り入れ、数々の伝説、神話に彩られた内装になっている。ディズニーがシンデレラ城のモデルにしたという白亜の外観の美しさはあまりにも有名。1886年、王の謎の死のため工事は中止、未完成のままになっている。

きっぷ 8:05、ホーエンシュバンガウ行きのバス(往復5.4DM)に乗って、ホーエンシュバンガウのバス停で下車(乗車時間は10分程度)。このバス停から降りてすぐのところに、ノイシュバンシュタイン城の入場チケット(1人14DM)売り場がありました(チケット売り場にしては大きな建物でした)。ホーエンシュバンガウに昨晩泊まった観光客たちでしょうか。早くもチケット売り場に50人ほど並んでいます。あと1時間遅かったら、おそらく10倍の人が列に並んでいたでしょう。
 チケットを購入した後、さらにシャトルバスに乗って、マリエン橋のすぐそばまで行きました(このシャトルバスのチケット(3.5DM)を買うのにも、15分ほど並びました)。シャトルバスに私たち2人と同乗したのは、日本人団体客10数人とそのガイドさん。シャトルバスがマリエン橋のすぐそばに到着すると、■■と●●は走ってマリエン橋に行きました。

マリエン橋から見たノイシュバンシュタイン城
そのマリエン橋から見えた景色が、この写真です。
おまけのページで、この画像をアレンジしたノイシュバンシュタイン城の
壁紙をプレゼントしているので、よかったらお持ち帰り下さい!

 この景色だけは、誰にも邪魔されず、ゆっくりと2人で見たかったのです。マリエン橋から見えた景色は、どんな美術品よりも美しいパノラマでした。狂王ルートヴィッヒ2世が、毎夜このマリエン橋を訪れ、自分の城を眺めて楽しんでいたというのもうなずけます。
 3~4分すると、シャトルバスに同乗していた観光客がぞろぞろやってきたので、その場を立ち去りました。大勢で乗るには、少しこわい橋です。あまり頑丈には見えませんし、けっこう揺れます。

ノイシュバンシュタイン城
まっすぐ行くとマリエン橋。左に行くとノイシュバンシュタイン城。標識が教えてくれます。

 マリエン橋からノイシュバンシュタイン城までは、徒歩で行きました。ノイシュバンシュタイン城観光のおまけ的存在、ホーエンシュバンガウ城を眼下に、悠々闊歩。道はアスファルトで舗装されているので、歩きやすかったです。

ホーエンシュバンガウ城
ホーエンシュバンガウ城。

雄大なアルプス
雄大なアルプス。

ノイシュヴァンシュタイン城への道
ノイシュバンシュタイン城への道。

ノイシュヴァンシュタイン城への道
看板。

ノイシュバンシュタイン城
■■と●●がノイシュバンシュタイン城を訪れたのは、
「夢みる王」ルートヴィッヒ2世の死から115年後の事です。
115年前というと、1886年(明治19年)。それほど昔の事ではないのですね。

 門をくぐり抜けると、本当にディズニーランドのシンデレラ城のようなお城でした。しかしながら、近くで見た城よりも、遠くから見た城のほうが断然美しかったです。
「人生でもう一度、今度は雪化粧したお城を見に来たいね♪」
 ノイシュバンシュタイン城の城内見学は、9:50分からスタート(チケットに時間が書いてあります)しましたが、わりとすぐに見終わりました。観光客が多いため、公開する部屋を限定しているのでしょうか?

馬車
馬車は、行きはUphillなので8DM(約480円)。
帰りはDownhillなので4DM(約240円)。私たちは帰りに乗りました。

 帰り(バス停まで)は、馬車(4DM)に乗って坂を下りました。カッポカッポと坂を下り、のんびりと風を切ってバス停前に到着。11:00をまわっていたので、やはりノイシュバンシュタイン城の入場チケット売り場は、非常に混雑していました。はっきりと数えてはいないですが、本当に朝の10倍と言ってもおかしくないくらいの人だかりでした。
 シェーンブルン宮殿(オーストリア)、ベルサイユ宮殿(フランス)、そしてこのノイシュバンシュタイン城などの観光スポットは、団体観光客が押し寄せる前の、朝一番で見るのがベストです。

馬車
馬車のドライバー。出発するまでの間、
プレッツェルをのんびりとむしゃむしゃ食べていました。
カタコトの日本語を話すこともできる逸材です。

フュッセン FUESSEN

きっぷ 思ったより早くフュッセンに戻ってくる事ができたので、チューリヒに早く向かう事ができそうです。
 ドイツの駅では、「ウォント・トゥ・ゴー・チューリヒ」と窓口で言うと、右のような時刻表をもらう事ができます。13:08フュッセン発 → 18:27チューリヒ着の電車があることが分かりました。これをのがすと、17:05までチューリヒ行きの電車はありません。この時刻表は非常に分かりやすく、ドイツの鉄道事情に感心しました。
 出発まではまだ少し時間があったので、フュッセン駅前の売店で、週刊のサッカー誌(Kicker)を購入しました。1冊2.5DM(約150円)。私たちが観戦した、4日の試合結果が載っています。思わずにんまり。それから、フュッセン市街でソーセージ(3.5DM)を食べたりしました。ほどよくフュッセンの街をめぐったところで時間となり、ホテル・ゾンネのフロントに預けてあったスーツケースを引き取り、駅へ。
 13:08フュッセン発。
 乗換えのために降りたKemptenという駅で、ミルコというスキンヘッドの陽気なオーストリア人と出会いました。ミルコには英語が通じなくて、フランス語でしゃべってくるので、何となくの会話だったけど、意思の疎通はとれました。
 電車は、Kemptenを15:21に発車。

電車内
電車内はこんな感じでくつろいで過ごしました。
ドイツの缶ビールとポテトチップス(プリングルス)があれば、とてもハッピーです。

 16:22リンダウ(ドイツ)着、16:29発。ここでドイツ国境を越え、電車はオーストリアに入国。右の窓から、ボーデン湖が見えます。16:38ブレゲンツ(オーストリア)着、16:40発。そして、オーストリア国境をすぐ越えて、スイス入国。
 18:27にチューリヒに到着しました。

チューリヒ ZUERICH

商工業・金融業のほか、文化・芸術の中心であるスイス最大の都市。人口400,000人。紀元前のローマ時代に、リマト川を往来する船から税金をとりたてるため、カステルム・トゥールクムといわれたその砦がリンデンホーフの丘に置かれたが、税関という意味のトゥールクムがチュ―リヒの語源。チュ―リヒはその歴史の古さとは対照的に、外からの新しい空気を受け入れる柔軟性をもった町でもある。

 チューリヒ中央駅から歩いて、ホテル・ブリストルに到着したのが18:45。駅からホテルまでは近いのですが、坂が多くて登るのがたいへんでした。おまけにホテルの入口も2~3段の階段がありました。ホテル・ブリストルは、日本から予約していって、14,800円でした。スイスはヨーロッパの中でも、北欧と並んで最も物価の高い国。
 ホテルでしばらく休んだ後、チーズフォンデュを食べるために街へ。駅で3万円を394スイスフラン(SFr)に両替した後、Le Dezaleyというレストランに行きました。意外に広い店内でした。本場のチーズフォンデュ、2人前頼んだら量が多くて食べきれませんでした。
 チューリヒの街中は、市電がグワングワン走っていてあわただしく、地元の人は少しのスキに道路を横断していますが、私たちはなかなかタイミングがつかめません。また、ドイツはすれ違う人のほとんどが白人でしたが、ここチューリヒはおしゃれなドレッドヘアの黒人がけっこう歩いています。

 夜のリマト川は、ドイツと違う国にいる事を気づかせてくれました。

 1SFr=75円。

電子辞書CASIO Ex-word XD-H7100
独和・和独辞典に加えリーダーズや英英など英語系充実した電子辞書です。ドイツ語圏、英語圏への旅行のマストアイテムが、amazonから2万円を切って登場。

とにかく旅行本が好きなあなたへ。

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 フュッセンから電車に揺られて、スイスに到着。明日は、リギ山の登山列車に乗車します。ランキングに協力していただける場合、投票(この文章をクリック)してください♪

〔6-b〕 ノイシュバンシュタイン城・壁紙

 壁紙ダウンロードコーナーです。ご自由にお使い下さい(再配布はご遠慮下さい)。

[壁紙1] ノイシュバンシュタイン城・ベーシック(1024×768)
 [壁紙2] ノイシュバンシュタイン城・カットアウト(1024×768)
  [壁紙3] ノイシュバンシュタイン城・白黒(1024×768)

 このほか、壁紙のリクエストがある場合、コメントをください♪

2001年08月07日

〔7〕 チューリヒ → リギ・クルム → ルツェルン → チューリヒ

チューリヒ ZUERICH

 まる1日スイスに滞在する唯一の日が、今日8月7日です。6:30に起床して、7:00から朝食。ドイツより質素。
 チューリヒ中央駅8:50発の電車に乗り、南下すること40分。アルト・ゴウダウ駅に9:30着しました。チューリヒ~アルト・ゴウダウ間は1人18SFr(約1,350円)。

リギ登山列車
登山列車はこのようにナナメのかたちです。

アルト・ゴウダウ ARTH-GOLDAU
リギ・クルム RIGI KULM

リギ山:アルプスにあり、標高2000mに満たないが、この山は観光地としてアルプスのさきがけとなった重要な山。山頂からのパノラマは絶景。

 アルト・ゴウダウで下車して、登山鉄道の乗り場に行きました。ここから登山列車で、リギ山の山頂まで登ります。登山列車は、1人32SFr(約2,400円)。

リギ山
登山列車(登り)で、リギ・クルムへ向かいます。

登山列車
のどかなリギ山中腹。

 9:50アルト・ゴウダウ(標高500m)発。よーし、今日も晴れていて、青空が広がっています。…と思っていたら、登山列車が山を登るに連れて、だんだん雲行きが怪しくなってきました。

リギ山
むっ、雲行きが…。

登山列車車内
列車車内の地図。

リギ・クルム到着
リギ・クルムに到着しましたが…。

山頂は霧
先が見えず、肌寒かったです。

リギ山 10:25に山頂、終点リギ・クルム駅(標高1,800m)に着いた時には、霧がかかって、50m先を歩いている人が見えないくらいの悪天候に。おまけに、当然といえば当然ですが、肌寒くなってきて、頂上まで歩いて周りを見渡してみても、一面雲ばかりで何も見えません。
 意気消沈して、登山鉄道(下山)のきっぷを買いに、きっぷ売り場へ。登山列車は片道32SFr、往復58SFrなのですが、勝手が分からず行きに片道きっぷを買ってしまっていたのです。でも、帰りのきっぷを買うときに、行きのきっぷを見せたら、差額の(58-32=)26SFrで買うことができました。
 11:45の登山列車で下山するつもりで待っていると、雲が流れていきます。もしやと思って再び山頂へ登っていくと、なんと太陽が! みるみるうちに霧が晴れ、遠くの山々が見えてきました。雲が少し残っているので、アルプスを一望とまではいきませんが、「感動」の一言でした。
 スイスの景色が素晴らしいのは、何と言っても、湖&山。思い描いていたとおりの景色が出現し、東京(TOKIO)から9630km離れた山頂で、すっかりハイキング気分。かくして、願いの残り50%は、今日達成されました。

リギ山
霧が晴れ、遠くの山々が。

アルプス
アルプス。

リギ・クルム到着
感動の瞬間。

リギ・クルム
霧が晴れ、アルプスの山々が見えてきました。
写真で美しさが伝わりきらないのが残念です。

 12:40の登山電車で下山。

フィッツナウ VITZNAU
フィーアヴァルトシュテッテ湖 Vierwaldstaettersee

 30分ほどで、フィッツナウ駅に到着。ここから13:50発のフェリーで湖(フィーアヴァルトシュテッテ湖)を渡り、ルツェルンに向かいます。1人18SFr。

フィッツナウ
フィッツナウのフェリー乗り場近く。

 フィーアヴァルトシュテッテ湖を、板張りの床が特徴的なフェリーで進みます。湖の水で冷やされた空気が、心地よく横切っていきます。

フェリー乗り場
遊覧船乗り場。

フィーアバルトシュテッテ湖
フィーアヴァルトシュテッテ湖の遊覧船。

フィーアバルトシュテッテ湖
子供連れ。

フェリーの床
遊覧船の床。

フィーアヴァルトシュテッテ湖
フィーアヴァルトシュテッテ湖。

ルツェルン LUZERN

中世の面影をとどめる静かな美しい町。使用言語はドイツ語。
フレスコ画の描かれた古い家並み、花に彩られた愛らしいカペル橋など、旧市街にはスイスを代表する歴史遺産も多い。

 15:00にルツェルンに到着しました。ゼー橋(Seebruecke)を渡ってすぐのところにあるシュヴァーネン(Schwanen)というレストランで、遅めのランチ。ベジタブルスープと、レシュティ(短冊状に切ったじゃがいもを焼いたもの)添えのソーセージを食べました。2階のテラス席で、落ち着いて食事ができ、味も満足がいくものでした。
 食事後、ルツェルンの代名詞とも言うべきカペル橋を渡りました。ここは観光客でいっぱいでした。

カペル橋
カペル橋は、1333年に造られた、長さ約200mの屋根つき橋。
屋根の梁には、110枚の3角形の板絵が取り付けられています。

 それから、シュプロイヤー橋も渡りました。カペル橋を古くしたような橋でしたが、完成はこちらの方が遅いようです。カペル橋は有名なので、幾度となく修復しているのでしょう。

ルツェルン
ルツェルンの旧市街で見かけた壁面アート。

 ムーゼック城壁をくぐり、旧市街を通ってライオン記念碑へ。瀕死のライオンの石像は強い日差しに照らされていました。

瀕死のライオン
瀕死のライオン。

ルツェルン散策
ルツェルンを散策

 ブルバギ・パノラマ館(雪のスイスに入国したフランス軍の様子を、巨大な360度円型キャンバスに描いたもの。1人6SFr(約450円)払ってみるほどのものではなかったです。)、ホーフ教会を観光して、ルツェルン駅へ。
 電車は、18:10ルツェルン発、19:00チューリヒ着(1人22SFr(約1,650円))。車内で地元の初老女性が、チューリヒのよさについて私たちに話してくれました。

チューリヒ ZUERICH

 夕食は、SWISS CHUCHIというレストランで、ミートフォンデュ(18SFr(約1,350円))。お肉をオイルで揚げて、ソースをつけて食べるもの。6種類のソースがプレートに並んで出てきたので、好みのものをつけて口に運びました。
初めて食べましたが、なかなかの味。
 21:00にホテル・ブリストルに到着。テレビで、ボカ・ジュニアーズとASローマの試合中継(サッカー)が放送されていました。

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 明日は、チューリヒから、ベルリンへ。最近テレビでよく見かける、イーストサイドギャラリー(ベルリンの壁)を見てきました。ランキングに協力していただける場合、投票(この文章をクリック)してください♪

2001年08月08日

〔8〕 チューリヒ → ベルリン

チューリヒ ZUERICH

 本日も、6:30に起床、7:00から朝食。
 この日は、朝から雨。予定が1日ずれていたら、雨の中リギ山に登るところでした。昨日リギ山頂からアルプスを見ることができて本当に良かったと実感。
 本日午前中は、バーンホーフ通りでお店を周り、お土産などを買い物しました。とは言っても、ドイツより物価が高いので、それほど多くのものを買ったわけではありません。少しだけ余ったスイスフランを使い切るための買い物です。

チューリヒ中央駅
近代的なチューリヒ中央駅。

 チューリヒ中央駅から国際空港までは、電車で10分(7km)。クローテン国際空港駅の地下まで、電車が走っています。非常に好アクセス。
 飛行機は14:35発のルフトハンザ。スイスを後にしました。

ベルリン BERLIN

ホテル・ベーゼ 16:00、ベルリン・テーゲル空港着。チューリヒは雨でしたが、ベルリンは晴れ。
 空港で、32DM(約1,920円)のベルリン・ウェルカムカード(バスや地下鉄が72時間乗り放題になり、施設の入場割引クーポンもついている、旅行者用のカード)を購入し、市内へのバスに乗車。30分ほどでツォー駅前のバスターミナルに到着しました。

 ベルリンの宿は日本から予約していなかったので、スーツケースを引っ張りながら探しました。旅行ガイド(個人旅行ドイツ)を読んで、めぼしをつけておいたホテル・ベーゼ(Boerse)に行ってみたところ空き部屋があり、部屋を見せてもらったら、バスタブはなくてシャワーのみですが、大きな窓からクーダムの通りを行き交う人々、そして緑の木々が見え、いい感じだったのでここに泊まる事にしました。2人部屋が1泊140DM(約8,400円)。1階はマクドナルドで、その建物の2階から上がホテル・ベーゼになっています。スーツケースを持って2階の受付まで階段を上るのはたいへんでした。

ホテル・ベーゼ スーツケースをホテルの309号室に置いて、まず私たちが向かったのはベルリンの壁です。ベルリンのUバーン車内は、クギでつけたような傷が窓にたくさんあり、ミュンヘンの地下鉄に比べると少しきたない印象でした。
 UバーンをU15からU1に乗り継いで、ヴァルスハウアー・シュトラーセ駅へ。

イースト・サイド・ギャラリー
 世界最大の野外ギャラリーと言われている、もとベルリンの壁。シュプレー川に沿った1.3kmの壁に内外の111人のアーティストが作品を描いている。

EastSideGallery
イースト・サイド・ギャラリー。

ベルリンの街を走る
東西を隔てていた壁は、アーティストのキャンバスに変貌。

ベルリンの壁・イーストサイドギャラリー

ベルリンの壁・イーストサイドギャラリー
イーストサイドギャラリー。

 イーストサイドギャラリーを東から西に向かって歩いていると、1989年の壁崩壊直後にも来た事があるというイングランド人の旅行者に出会いました。何やら感慨深そうに思い出を話していました。
 旅行ガイドには「車の交通量が多いから注意」と書いてありましたが、広い歩道が続いているので、特に危険はないと思います。
 1.3kmを、時間と疲労を感じる事なく、歩く事ができました。電車(Sバーン)のひと駅分歩いた事になります。
 オスト駅からSバーン(S7)に乗ったら、駅員が乗車券のチェックにやってきました。私たちがベルリン・ウェルカムカードを見せたところ、「きちんと乗車前に刻印機で日付を刻印しなさい」という意味の言葉を言われました。本来は、空港から市内へのバスに乗ったとき(ベルリンに着いて初めてバスか電車に乗ったとき)に、刻印しておかなければいけなかったようです。駅員は優しく、私たちにも悪気がなかったと伝わったため、「今度乗る時に押せばいいですよ」と言ってくれましたが、最悪の場合 無賃乗車とみなされてしまう事もあるのでみなさんは気をつけて下さい。
 事なきを得て、アレクサンダープラッツ駅で下車。

テレビ塔展望台
テレビ塔。

展望台からの眺望
テレビ塔展望台からの眺望です。

展望台からの眺望

展望台からの案内板
展望台からの案内板。

展望台からの眺望

展望台からの眺望


展望台エレベーター

 テレビ塔に行き、地上203mのところにある展望台まで登りました(10DM(約600円))。ブランデンブルグ門、連邦議事堂などの有名な建造物や、大きく広がる森、川、今乗ってきたSバーンなどが360度みわたせ、きちんと説明図もあってよかったです。展望台のレストランには行列ができていました。展望台に大きなガチャポンがあったのでやってみたら、スーパーボールがでてきました。何故ここにスーパーボールのガチャポンがあるのか、理由は不明。
 夕食は、この近辺にあるツア・リッペというアンティーク調のレストランへ行きました。ドアを開けたときは、少し暗めの明かりの中、地元客が多くて少し入りずらかったですが、「なんでもチャレンジ!」というこの旅のテーマにもとづき、がんばって入店。アイスバイン(豚すね肉の煮込み)はとてもやわらかくて美味。はじめて1リッターのジョッキビールを頼み、上機嫌に過ごしました。

ツア・リッペで夕食
ツア・リッペで夕食。

夜のベルリン
夜のベルリン。

 店から出ると22:00を過ぎていて帰り道は歩行者も少なく、Uバーンの駅(クロスターシュトラーセ駅)に着くまでは少し怖かったです。
 疲れが出て、Uバーンの中では2人とも眠ってしまいそうになりました。
 何とかホテルに着いて、今日も楽しい1日が終了。ベッドは、よく見ると2つのうちの1つが、簡易ベッド(ソファーにもなるようなもの)で寝心地が良くありませんでした。

ラン・ローラ・ランベルリンの街を、ローラが走る!■■と●●も、ベルリンに行く前にこの映画を見て、予習をしました。『ラン・ローラ・ラン』。この映画、やはりミラノでもウィーンでもなく、ベルリンが舞台であるところがPOINT。ベルリンという都市が持つ過去から未来へのスピード感が、この映画のコンセプトとマッチしています。

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2001年08月09日

〔9〕 ベルリン

ポツダム広場 ドイツの首都ベルリン、ホテル・ベーゼの朝。この日は久しぶりにゆっくり起きました。旅の終盤はゆとりをもってベルリンに滞在するプランにして、正解だったかもしれません
 朝食後、フロントに行って、「部屋を換えてくれたら、もう2泊します」と●●が伝えました。ヒゲの中年男性は「OK!」と2つ返事で、バスタブがあり、ベッドもちゃんとしたものが2つある部屋(206号室)に案内してくれました。この旅行の中でいろいろな事を経験する事により、少しずつ交渉力が上がってきた成果です。
 やったー!これで、この旅の残り全ての宿が決まり、しかもバスタブがある部屋になりました。もちろん、この部屋にも大きな窓があります。ベルリンの夏は、日本の秋のようなお天気でした。「秋の大運動会」を思い出させるような、澄んだ空と、心地よい風。
 「ベルリナー・ルフト」とは、ベルリンの空気の爽快さを表現してくれることばです。ベルリンの面積の30%を占める森林が、この都市の空気を心地よく変えてくれているのでしょう。
 ホテルを9:50に出発。ホテルそばの銀行で両替して、ポツダム広場へ。

ポツダム広場ポツダム広場
 1920年代にヨーロッパでいちばん混雑する交差点だった場所、ポツダム広場。
その場所が新たに開発され、エンタテイメント施設が充実したスポットに生まれ変わりました。アルカーデンというショッピングセンターをはじめ、シネマックス(マルチプレックス映画館)、ソニーセンター(3D映画館などがある)、レストラン、カフェ、DB本社ビル、ベンツシティー(ベンツのショールーム)など、近未来的な建築物が並ぶ名所。

アルカーデン アルカーデン内は想像以上にいろいろなショップがあり、足が疲れるのを忘れてすみずみまで回りました。何となくここちよかったのは、建物内に整然と並んでいる木々のおかげかもしれません。
 狭いお店もあり、■■がレジで通路を塞いでしまっていると、そこを通りたかった若いドイツ人が小声で「Entschuldigung(エントシュルディグン = 英語のExcuse me.)」と言ってきました。日本語なら「すいません」で済むところ、本当にドイツ人がこんな長くて言いづらい使っているのか半信半疑でしたが、実際に「Entschuldigung」言う事が分かってちょっと感動。こういう何気ない体験が、■■にとっては旅行の醍醐味なのです。
アルカーデン 絵はがきや雑貨、DOCKERSというブランドの靴(119DM(約7,140円))など、ひととおり購入し終えた頃にはもうお昼ご飯の時間に。
 アルカーデン2階のヴィーナーカフェでパンやピザ(3品で11.65DM(約700円))を買い、地下のKAISER'S(スーパーマーケット)で水やビールを買って、そのまま地下のベンチで食べました。安くても美味!
アルカーデン KAISER'S店内は通路の幅も広く、TUBORG(デンマークビール)の350mL缶が0.89DM(約53円)、Cola-Bier(ビールのコーラ割り)の350mL缶が0.79DM(約47円)など、このような観光スポット内にあるスーパーマーケットにしてはかなり安い価格設定でした。
 Cola-Bierは、■■にとっては「コーラにちょびっとビールが入ったもの」でしたが、●●にとっては「ほとんどビール」でした。
 ちなみに『スーパーマーケットマニア ヨーロッパ編』という本に、このアルカーデン内のKAISER'Sをはじめとするスーパーマーケットが多数紹介されています。■■たちと同じく、海外でスーパーマーケットにいくのが趣味のかたは、読んでみてください♪
 買い物や昼食をすませて、いったんホテルに戻り、午後はペルガモン博物館へ。


ペルガモン博物館
 壮大なスケールで古代都市の一部を再現した、ドイツが世界に誇る一大老古学博物館。巨大な遺跡がそっくりそのまま展示されている。「ゼウスの大祭壇」「ミトレスの市場門」「イシュタール門」など。


旧博物館
旧博物館。

 ペルガモン博物館を見学後、旧博物館の横を通り、ウンター・デン・リンデン(菩提樹の並木通り)に出ました。

大聖堂
大聖堂。

 ウンター・デン・リンデン沿いにある、ベルリン大聖堂とフンボルト大学を見て、ブランデンブルグ門までは行かずに横道にそれて北上。

フンボルト大学
フンボルト大学。
マルクス、ヘーゲル、アインシュタイン、グリム兄弟らを輩出している。

 フリードリッヒシュトラーセ駅(Sバーン)の下の高架橋を渡ったところにある、シュテンディーゲ・フェアトレートゥンクというレストランで少し早い夕ご飯を食べました。ソーセージがたくさんのっている四角い形のピッツァが、いかにも洒落た首都・ベルリンらしい味。今までのトラディショナルなドイツ料理レストランとはひとあじ違う、オルタナティブなお店でしたが、ビールはやっぱり風味が豊かでフルーティな味。

ピッツァ

夕ご飯

 このお店で食事をしながら2人でいろいろ話し、この旅の終わりがいよいよ近づいている事を実感しました。
 ホテルに戻って、昼間買い物したものをスーツケースに入れました。スーツケースがかなりパンパンになってきて、今まで購入したものを見るたび、旅行の行程を思い出してにんまり。
 そして、今日はバスタブ付の部屋。やっぱりバスタブにつかると疲れがとれます!

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2001年08月10日

〔10〕 ベルリン → ポツダム → ベルリン

ベルリン BERLIN

Uバーンは地上も走ります 8月10日、ホテル・ベーゼで迎える2日目の朝。
 てきぱき用意し、Uバーンでツォー駅まで行き、9:50発のSバーンでポツダムへ向かいました。ツォー駅(Zoo駅=動物園駅)は、東京で言うと上野駅のような存在。動物園があり、郊外へ行く時に経由する駅なのです。
 いうまでもありませんが、ポツダムとポツダム広場は、別のものです。

ポツダム POTSDAM

近代的なベルリンとは対照的に自然の景観と調和したポツダム。人口138,000人。ベルリンから電車で西方へ30分。日本では1945年のポツダム会談でよく知られている。

 10:25ポツダム中央駅着。近代的な駅でした。
 ここからバスに乗って、サンスーシ宮殿に向かいました。

サンスーシ宮殿

 1745年~47年にフリードリヒ大王がフランスのベルサイユ宮殿を模して建てた宮殿。
サンスーシとは、フランス語で「憂いのない」という意味で、日本語で「無憂宮」と呼ばれている。


サンスーシ宮殿
階段状に広がるぶどう畑の上に建つサンスーシ宮殿。

 あまりにも広大で、のどかな公園でした。ゆっくり時間が過ぎていきました。
 堪能した後、バスでポツダム中央駅に戻り、駅ビル内の本屋でブンデスリーガ(ドイツサッカー)関連のガイドブック(選手名鑑)を2冊買いました。

ベルリン BERLIN

昼ご飯ステーキ Sバーンのザヴィニープラッツ駅で降りてホテル・ベーゼに向かったら、途中でおもしろい店を見つけました。日本でいうところの100円ショップ。ドイツにもありました。その名も1.08DMショップ!日用品、雑貨、恐竜の人形、スーパーボール、BMWのカードなどが全て1.08DM(約64円)で売っていました。
 ホテル・ベーゼのすぐそばにあるレストランで昼食(ステーキなど)をとり、カイザーウィルヘルム教会、ブランデンブルグ門などを見物。どちらの周りも、人通りが多かったです。

ブランデンブルグ門
ブランデンブルグ門。工事中で、絵の幕がかかっていました。

 そして、メトロポリスの象徴、ドイツ連邦議事堂を訪れました。この建物は、下から見るとパルテノン神殿のようですが、その神殿の上にガラス張りの円型ドームがのっているのです。ドームまでは大型エレベーターで昇る事ができますが、見学無料のため、かなりの人が列をつくってエレベーターに乗る順番を待っていました。
 30分ほど列に並び、エレベーターで上へ。 SF映画に出てきそうな近代的なドームに、■■と●●は驚きました。眺望がよく、大勢の人が入っても込み合わないように考慮されている設計でした。
 この議事堂やポツダム広場を見れば分かるように、ベルリンの街は、映画『ラン・ローラ・ラン』で表現されているスピード感を持っていて、ハイテクでお洒落な都市でした。

ドイツ連邦議事堂
ドイツ連邦議事堂。

Uバーン この旅でドイツのミニカーをたくさん買おうと思っていたのですが、今日まであまり購入していなかったので、時計が18:30を指すころ、KaDeWe(デパート)に行ってみました。すると、ミニカーがおもちゃ売り場にたくさん売っているではありませんか! 1個4.87DM(約292円)だったので、ビートル、スマート、タクシー、パトカー、救急車などを買いました。さらに、大きい自動車模型(アウディ)や、レゴ、プレイモービルもついでに購入。気づけば2人とも両手がふさがっていました。
 荷物をホテルに置いて、最後の夕食へ。今回の旅を振り返り、どこのご飯がいちばん美味しかった、どこがいちばん楽しかったなどを語らい、最後の晩餐に花が咲きました。
 明日のこの時間は、飛行機の中。
 ■■と●●には、この旅でやり残した事はありません。なぜなら、晴天続きで『ベルリナー・ルフト』を満喫でき、さらにKaDeWeでのショッピングによって、もうこれ以上何も入らないくらいスーツケースがいっぱいになったからです。

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2001年08月11日

〔11〕 ベルリン → フランクフルト → 成田

ベルリン BERLIN

 8月11日。ホテル・ベーゼで迎える3日目の朝。この日はもう、観光はしません。
 チェックアウトをして、バスでベルリン・テーゲル空港まで行き、ベルリン11:15発のルフトハンザに乗り、フランクフルトに12:25着。乗りかえて、13:55発。

成田 NARITA

 成田には、7:55に戻ってきました。いかに楽しい旅行であっても、日本に戻ってくるとものすごくホッとします。
 この旅行記で、再三レストランの料理がおいしかったと書いてきましたが、決してお世辞などではなく、心からの感想です(他の国に行ったときはおいしくないこともありました)。とはいえ、全体的に甘口な旅行記だとは思いますが、ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!

(余談) ■■と●●は、この1年後に結婚しました。現在、夫婦円満に暮らしております。

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