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2001年08月03日

〔3〕 フランクフルト → ロマンティック街道 → ミュンヘン

ドイツ・スイス旅行記

フランクフルト FRANKFURT

 6:20起床。日差しの強さにてこずった昨日とは違い、曇り空でした。今日はこの旅の前半のメインイベント、ロマンティック街道(Romantische Strasse)観光の日です。
 朝食をとり、HOTEL Inter Cityを7:15チェックアウト。
 オイローパ・ブス(ヨーロッパ・バス)の乗り場に歩いていきました。フランクフルトからミュンヘン行きのチケットは、26歳未満は112.5DM。26歳以上は125.0DM。スーツケースもお願いすると、別料金2人で3DM(約180円)。ドライバーのMr.ホセがスーツケースを積んでくれました。
 定員50~60人くらいのバスですが、この日の同乗者は20人程度。結構ゆったりしていたので、左側の一番前の座席をゲット!ガイドブックには、夏のシーズンには当日券が買えないこともあると書いてあったので、前もって(8月1日に)購入しましたが、当日券も余裕で買えるようでした。

きっぷ

 Mr.ホセが、ロマンティック街道のパンフレット(日本語)をくれました。
 オイローパ・ブスはフランクフルトを8:00に出発し、アウトバーン(高速道路)に乗って、最初の目的地・ヴュルツブルグへ向かいました。

ヨーロッパバス
↑アウトバーンを走るオイローパ・ブス。

ロマンティック街道 Die Romantische Strasse
ヴュルツブルグ,ヴァイカースハイム,クレクリンゲン

 オイローパ・ブスの、各都市の停車時間は15分から20分程度(ローテンブルグだけは2時間)。そのため、じっくりと観光する時間はありません。しかし、ロマンティック街道には電車が通っていない都市が多く、オイローパ・ブス以外の移動手段は非効率的になってしまうので、レンタカーを借りる事に抵抗がある場合、オイローパ・ブスを選択する事になります。
 バスは、ヴュルツブルグ、ヴァイカースハイム、クレクリンゲンの順に各都市を巡っていきましたが、写真のように、思い出もスモールサイズです。

ロマンティック街道
ロマンティック街道の美しい小都市。
【左上】オイローパ・ブス。【右上】ヴュルツブルグ。
【左下】ヴァイカースハイム。【右下】ディンケルスビュール。

ロマンティック街道 Die Romantische Strasse
ローテンブルク ROTHENBURG

ロマンチック街道のハイライトとなる街。人口12,000人。街並み全体が中世を再現したように美しい。30年戦争の終わった1648年以降、近年まで衰退していたため、あまり近隣の都市国家から干渉されなかったので、中世当時のスタイルを保持している。

ローテンブルク
ローテンブルクの街並み。

 時代から取り残されたがゆえに、観光地として生きる道が生まれた都市。それがローテンブルグ。この街はとてもかわいい街でした。石畳に赤い屋根。
 市庁舎前のマルクト広場を中心に、観光客がとても多いため、中世に迷い込んだ……というより、テーマパークに来た(良く言えばおとぎの国に来た)という感じでした。車も街の中を走っていました。
 ローテンブルクでは2時間弱の観光時間があるので、しばし散策。シュネーバルという丸いボールのようなお菓子がおいしかったです。スノーボールという意味で、サクサクとした歯ざわりのドーナツといった感じ。いろいろな種類があるが大きくて甘いので、2人で1個食べるのがやっとでした。
 「ドイツで最も完璧な景観」とされるプレーンラインは、残念ながら道路工事中…。何事にも完璧はないという事を思い知りました。

ローテンブルク
700年の歴史を持つ、ローテンブルクの城壁。

ローテンブルク
マルクト広場。ルネッサンス様式の市庁舎がそびえています。

 私たちがフランクフルトから乗ってきたオイローパ・ブスはフュッセン行きなので、ローテンブルクのバスターミナルで、ミュンヘン行きのオイローパ・ブスに乗り換える事になりました。Mr.ホセがスーツケースを降ろしてくれて、ここでお別れ。
 オイローパ・ブスは、フュッセン行きの方がメインなので、ミュンヘン行きのブスの乗客は私たちを入れて6人でした。その中の1人は、イタリア人の初老おばさん。一人旅で乗っていて、運転手さんにいろいろ聞いていました。英語、ドイツ語、日本語のパンフレットはあるものの、イタリア語のパンフレットはないため、英語のパンフレットをもらって苦笑していました。
 次の目的地・ディンケルスビュールに着く前に、この旅で初めての雨が空から落ちてきました。

ロマンティック街道 Die Romantische Strasse
ディンケルスビュール,ドナウヴェルト

 子供祭りで有名なディンケルスビュールに着いた時には、かなり雨が降っていたので、あわてて聖ゲオルグ教会へ入りました。
 ドナウヴェルトは、あのドナウ川の辺にある街ですが、ここも数10分の停車で、あまり印象には残りませんでした。
 ドナウヴェルト出発後、バスに揺られて、いつしか6人の乗客は心地よい眠りに…。
そして、■■と●●が目覚めた時、時計は19:20を指していました。あれー、確かアウクスブルクにも停車する予定では…と思いましたが、どう見てもここは終点のミュンヘンです。皆が寝ていたためか、アウクスブルクには停車しなかったのです。

ミュンヘン MUENCHEN

大都市の洗練されたムードと、小都市のようなくつろいだ雰囲気が同居する街。

 …というわけで、本来の予定よりも30分早くミュンヘンに到着しました。
 雨は上がっていましたが、雲に覆われているため、19:20にしては暗い空です。
 ■■と●●は、寝ぼけてコンタクトレンズがゴロゴロした感触のまま、スーツケースを引っ張って、3泊目のホテル・アストロン・ドイチャーカイザーまで歩きました。このホテルがまた、うまい具合にオイローパ・ブス到着場所(ミュンヘン中央駅北口)から歩いて1分くらいのところにあり、チェックイン。部屋が広く満足。
 ノイハウザー通りを新市庁舎方向へ歩き、アウグスティナーというレストラン(ビアホール)で夕食。店内は、ものすごい数のお客さん!ビールと肉料理のいいにおいがします。長いテーブル席がたくさんあり、そのほとんどが埋め尽くされていて陽気に話し合っています。UNOをやっている小学生くらいの女の子がいて、地元の客が多いようでした。
 何しろ人で溢れていて、注文するまでがとっても大変。私たちはシュバイネハクセを頼みました。皮がパリパリで香ばしく、とんこつ風味(!?)。ビールにとても合いました。●●は、3口しかビールを飲んでいないのに酔ってしまい、トイレで少し寝てしまいました(危険!!)。

 Weissbier(白ビール) 5.95DM 2杯
 Dunkel bier(黒ビール) 5.9DM 1杯
 Johannisb .saft(すぐりの実のジュース) 4.8DM 1杯
 Haxe mit Beilage(シュバイネハクセ) 22.8DM 1つ
 合計 45.4DM(約2,720円)

 「お勘定をお願いします」は、ドイツ語で「Zahlen, Bitte!(ツァーレン・ビッテ)」。支払いは、席で済ませるのが欧州流です。

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» 「ロマンティック」でブログ検索してみました。 送信元 日刊カタログ
「 ロマンティック 」の検索結果で、「Blog - いつもこころに EUROPA .. 」さんを紹介させていただきました。つながり系サイトです。

コメント (1)

Ma:

ブログを拝見させていただきました!
ありがとうございました☆

この夏、ドイツ→スイス→フランスの旅行を計画していまして、
個人旅行ですので、どうまわろうか迷っています。

バスで回られたとブログで拝見させていただきました。

ヨーロッパバスは途中で降りて2泊してまた乗車するとい
うのは可能なのでしょうか?

例:フランクフルトで乗車→ローテンブルク下車
  →ローテンブルクで2泊
  →ローテンブルクで乗車→フュッセンで下車

質問してしまい申し訳ありません’’

もし知っておられましたら助言をいただければと思います。

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