ミュンヘン MUENCHEN
5日の朝、昨日の興奮が冷めやらぬまま、食堂へ。朝食のビュッフェでは、ミュンヘン名物の白ソーセージ(Weisswurst)がゆで上がっていました。アストロン・ホテルに連泊していたら、この美味なる料理を食べられないところでした。ホテル・ルートヴィッヒ、エライ!白ソーセージは、皮をむいて食べるのが作法ですが、皮をむくのはなかなか難しかったです。
さて、日曜日はショップが閉まっているかわりに、美術館の入館が無料になります。■■と●●は、それほど美術鑑賞眼があるわけではありませんが、レジデンツ、美術館、博物館めぐりに、いざ出発!
移動は地下鉄で。ミュンヘンの地下鉄は、とても安全で便利でした。
私たちがまず向かったのは、レジデンツ。
かつての宮殿が、そのまま博物館として公開されています。ここは歩き回るだけでもかなりのボリュームでした。こんな荘厳な建物が、でーんと街の中心にあるのがヨーロッパのすごいところ。
今日もFCバイエルンのユニフォームを着て観光していたので、レジデンツの中で係員の人に話し掛けられました。「ドライ・ヌル(3-0)」と、■■が昨日の試合結果を言うと、笑顔でうなずいていました。
レジデンツは、1395年シュテファン3世により築城された宮殿。
以来、何度となく増改築が繰り返され、ルネサンス、ロココ、バロック、古典主義の各様式が混在する珍しい建築物となった。
ヴィッテルスバッハ家の子孫の肖像画が飾られている。
それから、アルテピナコテークとノイエピナコテークをやや早足で鑑賞し終えると、すでに14:00近く。昼食を、この2つの美術館の近くにあるイタリア料理屋BEI RAFFAELEでとりました。カルボナーラ、フェトチーネ・ボロネーゼ、黒ビール、すぐりの実のジュースで39.3DM(約2,350円)。イタリア語メニューは分かりやすくて落ち着きます。
アルピナコテーク
ドイツを代表する世界有数の美術館。世界6大美術館のひとつ。「アルテ」とは古いという意味で、14~18世紀の作品を中心として、約7000点ものヨーロッパにおける古典絵画を所蔵している。主な展示品は、ラファエロの「聖母子像」、ルーベンスの「婦人裸体像」、エル・グレコの「キリストの脱衣」。
ノイエピナコテーク
近・現代の傑作を所蔵している。「ノイエ」は新しいという意味。19世紀以降の名品を展示。後期印象派の作品が充実している。主な展示品は、ゴッホの「ひまわり」、モネの「アルジャントゥイユの橋」。
昼食後、イザール川の中洲にある島へ向かいました。そこは、ドイツ博物館。歴代の自動車、機関車、飛行機、潜水艦、風車、実験装置(80万ボルトの雷の実験など)、坑道など、さまざまな展示品がありました。ここのおみやげ屋では、BMWの絵はがき、トランプ、ミニカーなどが売っていました。
ドイツ博物館は巨大な自然と科学の殿堂。
博物館に興味のない人でも楽しめます。世界最大のおもちゃ箱!
さあ、ミュンヘンという街との別れが近づいてきました。
伝統と自然の調和がとれていて、おいしい料理と、ほどよく陽気な人々が存在していました。そしてここには、旅行者にも居心地がいい街だと感じさせてくれる何かがありました。「また来たい!」と思わせるのに充分な魅力を持った都市でした。
19世紀終わりから、20世紀初頭にかけて、ゴシック様式風に建てられたミュンヘン新市庁舎。
ホテル・ルートヴィッヒに戻り、荷物をまとめてミュンヘン中央駅へ。ドイツの電車は時間に正確です。
18:51ミュンヘン発 → 20:57フュッセン着 の電車に乗りました。
車窓から見える夕暮れの景色がとてもきれいです。そして、近づいてくるアルプスの山々。
フュッセン FUESSEN
ロマンチック街道の終着点であり最高のハイライト。ノイシュバンシュタイン城への観光拠点として有名。また、古くからの高級保養地でもある。人口14,000人。
20:57、フュッセン駅に到着。夕暮れ時で、石畳が紫色に染まっています。
涼しい。というより、半袖だと寒いくらいです。そう、フュッセンは寒い!真夏なのに。ここは、標高800m。アルプスの山並を臨む自然の中の小さな町。
駅からホテル・ゾンネ(HOTEL SONNE)まで、歩いて5分。日本から予約済みで、2人部屋が1泊11,600円。チェックインすると、「あなたたちが今日最後のお客よ。」と英語で言われました。
夕食は、雰囲気がよさそうだったので、ホテルのレストランで。ウェイトレスがバイエルン州の民族衣装を着ていました。
ブロッコリースープ(クルトン入り)
ハムとチーズのサラダ(ボリュームたっぷり)
フライドポテト
バナナジュース
フュッセンビール(Fuessener Bier)
合計41.8DM(約2,500円)
今日もよく歩きました。昨日までと違い、私たちは長袖のパジャマ(Tシャツ)を着て就寝しました。明日の天候を気にしながら…。
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