バイエルン・ミュンヘン2004-2005シーズン優勝記念
2001年8月4日 バイエルン・ミュンヘンvsシャルケ04観戦記
ミュンヘン MUENCHEN
アストロン・ドイチャーカイザーで朝を迎え、7:00起床。8:00から朝食。
8月1日から3日までのホテルは、日本で旅行会社(H.I.S.)を通して予約していましたが、今日(8月4日)のホテルはまだ決めていません。昨夜泊まったアストロンは今日満室のため、ミュンヘン中央駅の北側の通りを歩いて探しました。アストロンのすぐ西にあるホテル・エデン(EDEN)は1泊260DM(約15,600円)で、空き部屋はあるとの事。■■と●●は、もう少し探そうと思い、エデンのすぐ西にあるホテル・ルートヴィッヒ(LUDWIG)に入って聞いてみると、1泊149DM(約8,940円)。見せてもらった部屋は、アストロンより狭いけれど、まずまずいい部屋なので、ルートヴィッヒに泊まる事にしました。
それから、中央駅のインフォメーションでミュンヘン・ウェルカムカードを購入。
午前中は雨模様。傘をさしながら、くつ屋、ビアジョッキ(民芸)屋、文房具屋、スポーツショップ、洋服屋など、いろいろな店を周って楽しみました。街中にはユニフォームやワッペン付デニムを着た人々が行き交っています。それもそのはず、今日は、FCバイエルン・ミュンヘン(世界的に有名なサッカーチーム)の地元での今期開幕試合。
マリエン広場から徒歩5分くらいのところにある、FCバイエルン・ミュンヘンのファンショップの前には、かなりの列ができていました。店内は、10人も入れないような狭さのため、順番を待っているのです。私たちも、ユニフォーム(2001年バージョン)を買うため、列に並びました。
背番号付きのものは、1着139DM(約8,340円)。迷った末、■■はハーグリーブス(23番)、●●はショル(7番)の背番号にしました。
実は■■は、無類のサッカー好きです。この日の試合は、昨シーズンのリーグ1位(FCバイエルン・ミュンヘン)と2位(シャルケ04)の対戦という好カードのため、チケットはSOLD OUTになってしまう事が予想されました。そのため、試合のチケットを、日本にいる時(6月)にインターネットで購入しておいたのです。チケット代は、(70DM×2枚+送料10DM=)150DMでした。
その後、FCバイエルンのショップと道を挟んで向かいにある、1860ミュンヘンのファンショップにも行ってみました。こちらは、この日はアウェーでの試合で、またFCバイエルンほど人気もないので、閑散としていました。
FCバイエルンのロゴが書いてある袋を持ってこちらのショップに入るのは多少ためらわれましたが、レーベンブロイと1860ミュンヘンのダブルネームのビア・ジョッキ(グラス)がわずか3DMで売られているのを●●が見つけ、購入しました。
↑バイエルン・ファンの誇り・ワッペン付デニム。
ミュンヘンが『100万人の大田舎』と呼ばれる理由が分かります。
悪童・エッフェンベルグはボルシアMGに移籍したはずですが…。
それからSバーンでホテル・ルートヴィッヒまで戻り、ショッピングで増えた手荷物を置き、さっき買ったユニフォームに着替え、14:00頃シュタディオンへ出発!
Uバーンで、オリンピアパーク最寄りのオリンピアツェントルム駅(U3)へ。アクセスも良く、ファンが大勢電車に乗っていました。
シャルケ04のユニフォームを着た人々が予想よりはるかに多く、しかも皆堂々としていました。
↑目指すは、オリンピアシュタディオン!
↑「ショルなんかヒヨッコよ♪ 本当の7番はメラーだけ!」
オリンピアパークは、1972年のミュンヘン・オリンピックのメイン会場になった場所です。アンジュレーションを活かした素晴らしい公園で、緑、池、丘、プール、タワー、遊園地のアトラクション(メリーゴーラウンドやフライングカーペットみたいなもの)、出店、そしてオリンピア・シュタディオン(オリンピック・スタジアム)。
FCバイエルンファンとシャルケ04ファンは終始和やかなムード。
わりとしっかりした荷物チェック後に入場しました。高台のため、入場すると、階段を登る事なくいきなりスタジアムの最上部に出ました(ちょっと違いますが、イメージ的には西武ドーム球場のような感じです)。スタジアム内で比較的すいた売店をみつけ、ゆでソーセージのホットドッグ(3.5DM)を購入。ちょっと遅めの昼ご飯。今思い出しても、よだれが出る味です。
↑CLでフィーゴを封じて一躍有名になったハーグリーブス。
FCバイエルンミュンヘンのスタメン
[GK]カーン、[DF]リンケ、ティアム、コバチ弟
[MF]リザラズ、サイハミジッチ、コバチ兄、ショル、ハーグリーブス
[FW]エウベル、ピサロ、[ベンチ]ヤンカー、パウロセルジオら
↑シャルケ04のメンバー。
↑名物アナウンサー。彼のコールに合わせて、スタンドが大声を張り上げます。
↑バイエルンは、各国代表クラスをずらり揃えています。今日は珍しく3バック。
対するシャルケ04も、サンド、ムペンザ、メラー、アサモアなど、渋いメンバー揃い。
シャルケ04は、スペインリーグのデポルティボのような存在。
バイエルンが先制し、沸くスタンド。
スタンドは、超満員。63,000人の観客。
↑青いシャルケ04ファン。ブンデスリーガのゴール裏は立見席になっています。
↑プラカードをかざし、スターティングフォーメーションをつくるゴール裏サポーター。
15:30、1分間の黙とうの後、キックオフ。開始早々、シャルケ04のセットプレーからのヘディングシュートを、カーンが右手1本でさすがのナイスセーブ。その後、左サイドを上がったショルがピサロにグラウンダーのセンタリング。ピサロはシャルケディフェンダーの前にうまく体を入れ、トラップしてシュート!これが見事に決まり、FCバイエルンが先制!!沸くスタンド。
↑選手入場。気合が入りまくりのサイハミジッチ。
↑開始早々、サンドのヘディングをカーンが右手1本でセーブ!
↑FK。ハーグリーブスが小さく蹴り出し、メーメット・ショルが右足で狙います!
↑見事ゴールが決まりました!スタンドは総立ち。
スクリーンに、「TOR!(Goalの意味)」の文字が映し出されます。続けざまに、セットプレーでハーグリーブスが小さく蹴り出したボールをショルが豪快に蹴り込み、2点目!さらに、ショルのコーナーキックをコバチ兄が頭であわせ、前半だけで3-0とバイエルンがリードしました!私たちは、シャルケのゴールに近い側(メインスタンド左側)で観戦していたため、3つのゴール全てを、間近で観る事ができ、大満足でした。
オリバー・カーンも好セーブを連発していました。この年は、彼のキャリアで頂点の時期だったといえるでしょう。
後半はバイエルンは、余裕の試合運びでした。ヤンカーが交代出場した時に、余裕のウエーブもみられました。そして、得点のないまま3-0で終了。
●●は、これまでスポーツ観戦に縁がなく、63,000人もの人をいっぺんに見たのは今日が初めてで、とても驚きました。サッカーにあまり興味のない人も、ヨーロッパに旅行した際は、ぜひサッカー場に足を運んでみて下さい。
↑地味だが堅実なブラジル人。エースのエウベル。
それから1時間ほどオリンピアパークを散歩して、お腹のすいたところで駅に向かいました。ミュンヘナーフライハイト駅(U3)で下車し、Zur Breznというブロイハウスへ行きました。「おばあちゃんの肉団子」みたいな名前の料理が、とてもおいしかったです。