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2001年08月09日

〔9〕 ベルリン

ポツダム広場 ドイツの首都ベルリン、ホテル・ベーゼの朝。この日は久しぶりにゆっくり起きました。旅の終盤はゆとりをもってベルリンに滞在するプランにして、正解だったかもしれません
 朝食後、フロントに行って、「部屋を換えてくれたら、もう2泊します」と●●が伝えました。ヒゲの中年男性は「OK!」と2つ返事で、バスタブがあり、ベッドもちゃんとしたものが2つある部屋(206号室)に案内してくれました。この旅行の中でいろいろな事を経験する事により、少しずつ交渉力が上がってきた成果です。
 やったー!これで、この旅の残り全ての宿が決まり、しかもバスタブがある部屋になりました。もちろん、この部屋にも大きな窓があります。ベルリンの夏は、日本の秋のようなお天気でした。「秋の大運動会」を思い出させるような、澄んだ空と、心地よい風。
 「ベルリナー・ルフト」とは、ベルリンの空気の爽快さを表現してくれることばです。ベルリンの面積の30%を占める森林が、この都市の空気を心地よく変えてくれているのでしょう。
 ホテルを9:50に出発。ホテルそばの銀行で両替して、ポツダム広場へ。

ポツダム広場ポツダム広場
 1920年代にヨーロッパでいちばん混雑する交差点だった場所、ポツダム広場。
その場所が新たに開発され、エンタテイメント施設が充実したスポットに生まれ変わりました。アルカーデンというショッピングセンターをはじめ、シネマックス(マルチプレックス映画館)、ソニーセンター(3D映画館などがある)、レストラン、カフェ、DB本社ビル、ベンツシティー(ベンツのショールーム)など、近未来的な建築物が並ぶ名所。

アルカーデン アルカーデン内は想像以上にいろいろなショップがあり、足が疲れるのを忘れてすみずみまで回りました。何となくここちよかったのは、建物内に整然と並んでいる木々のおかげかもしれません。
 狭いお店もあり、■■がレジで通路を塞いでしまっていると、そこを通りたかった若いドイツ人が小声で「Entschuldigung(エントシュルディグン = 英語のExcuse me.)」と言ってきました。日本語なら「すいません」で済むところ、本当にドイツ人がこんな長くて言いづらい使っているのか半信半疑でしたが、実際に「Entschuldigung」言う事が分かってちょっと感動。こういう何気ない体験が、■■にとっては旅行の醍醐味なのです。
アルカーデン 絵はがきや雑貨、DOCKERSというブランドの靴(119DM(約7,140円))など、ひととおり購入し終えた頃にはもうお昼ご飯の時間に。
 アルカーデン2階のヴィーナーカフェでパンやピザ(3品で11.65DM(約700円))を買い、地下のKAISER'S(スーパーマーケット)で水やビールを買って、そのまま地下のベンチで食べました。安くても美味!
アルカーデン KAISER'S店内は通路の幅も広く、TUBORG(デンマークビール)の350mL缶が0.89DM(約53円)、Cola-Bier(ビールのコーラ割り)の350mL缶が0.79DM(約47円)など、このような観光スポット内にあるスーパーマーケットにしてはかなり安い価格設定でした。
 Cola-Bierは、■■にとっては「コーラにちょびっとビールが入ったもの」でしたが、●●にとっては「ほとんどビール」でした。
 ちなみに『スーパーマーケットマニア ヨーロッパ編』という本に、このアルカーデン内のKAISER'Sをはじめとするスーパーマーケットが多数紹介されています。■■たちと同じく、海外でスーパーマーケットにいくのが趣味のかたは、読んでみてください♪
 買い物や昼食をすませて、いったんホテルに戻り、午後はペルガモン博物館へ。


ペルガモン博物館
 壮大なスケールで古代都市の一部を再現した、ドイツが世界に誇る一大老古学博物館。巨大な遺跡がそっくりそのまま展示されている。「ゼウスの大祭壇」「ミトレスの市場門」「イシュタール門」など。


旧博物館
旧博物館。

 ペルガモン博物館を見学後、旧博物館の横を通り、ウンター・デン・リンデン(菩提樹の並木通り)に出ました。

大聖堂
大聖堂。

 ウンター・デン・リンデン沿いにある、ベルリン大聖堂とフンボルト大学を見て、ブランデンブルグ門までは行かずに横道にそれて北上。

フンボルト大学
フンボルト大学。
マルクス、ヘーゲル、アインシュタイン、グリム兄弟らを輩出している。

 フリードリッヒシュトラーセ駅(Sバーン)の下の高架橋を渡ったところにある、シュテンディーゲ・フェアトレートゥンクというレストランで少し早い夕ご飯を食べました。ソーセージがたくさんのっている四角い形のピッツァが、いかにも洒落た首都・ベルリンらしい味。今までのトラディショナルなドイツ料理レストランとはひとあじ違う、オルタナティブなお店でしたが、ビールはやっぱり風味が豊かでフルーティな味。

ピッツァ

夕ご飯

 このお店で食事をしながら2人でいろいろ話し、この旅の終わりがいよいよ近づいている事を実感しました。
 ホテルに戻って、昼間買い物したものをスーツケースに入れました。スーツケースがかなりパンパンになってきて、今まで購入したものを見るたび、旅行の行程を思い出してにんまり。
 そして、今日はバスタブ付の部屋。やっぱりバスタブにつかると疲れがとれます!

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コメント (2)

ken:

すっかりごぶさたしてしまいました。

ベルリン、去年の冬に行ってきました。
アルカーデンにも行ってきました。
広いだけでなく、海外なんだけどどこかホっとするような、そんな落ち着く雰囲気だったのを覚えてます。

ソニーセンターなどがあるポツダム広場のような現代的な雰囲気がある一方、大聖堂などに近いアレクサンダー広場周辺は古い建物が多く残り、見どころが多すぎて時間が足りなかった、そんな思い出が残ってます。

>kenさん
こちらこそ、ご無沙汰しています!
今日ちょうど、ベルリンのライトアップのニュースがテレビでやっていました。ブランデンブルグ門は黄色と青のライトで照らされ、ジーゲスゾイレも鮮やかな光で神秘的に輝いていました。
kenさんは、新年(2006年)をベルリンで迎えたのですね♪夏木マリ女史も『住みたい』と評するベルリン。冬のドイツも憧れます。

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