HOME  サイトマップ  メールを送る  total  yesterday  today

2001年08月06日

〔6-a〕 フュッセン → ノイシュバンシュタイン城 → フュッセン → チューリヒ

フュッセン FUESSEN

フュッセンの空と雲 6:30に起床。7:00、朝食開始の時間と同時に食堂へ入りました。私たちがいちばん乗りでしたが、パン、ハム、チーズをおいしく食べていると、7:10ごろから日本の団体旅行客が大挙して食堂に入ってきました。ホテル・ゾンネは、団体旅行客が多く泊まるようです。夏休みシーズンなので親子連れ(小学生くらいの子供)や、ご年配の夫婦が多かったです。

バスの看板 7:45チェックアウトして、朝靄(あさもや)の中、駅のそばにあるバス停へ。駅前を、ごみ清掃車が清掃していました。長袖でも少し寒いくらいですが、天気は晴れ。本当にうれしかったです。他の日はともかく、ノイシュバンシュタイン城に行く今日(6日)と、リギ山に登る明日(7日)だけは晴れて欲しかった。…これが偽らざる私たちの願いでした。その願いの50%は、今日達成されました。

ホーエンシュバンガウ HOHENSCHWANGAU
- ノイシュバンシュタイン城 -

Schloss Neuschwanstein。1869年バイエルン国王ルートヴィヒ2世の命により、着工。中世騎士の城をイメージし、バロック様式、ゴッシク様式、ルネサンス様式など、あらゆる様式を取り入れ、数々の伝説、神話に彩られた内装になっている。ディズニーがシンデレラ城のモデルにしたという白亜の外観の美しさはあまりにも有名。1886年、王の謎の死のため工事は中止、未完成のままになっている。

きっぷ 8:05、ホーエンシュバンガウ行きのバス(往復5.4DM)に乗って、ホーエンシュバンガウのバス停で下車(乗車時間は10分程度)。このバス停から降りてすぐのところに、ノイシュバンシュタイン城の入場チケット(1人14DM)売り場がありました(チケット売り場にしては大きな建物でした)。ホーエンシュバンガウに昨晩泊まった観光客たちでしょうか。早くもチケット売り場に50人ほど並んでいます。あと1時間遅かったら、おそらく10倍の人が列に並んでいたでしょう。
 チケットを購入した後、さらにシャトルバスに乗って、マリエン橋のすぐそばまで行きました(このシャトルバスのチケット(3.5DM)を買うのにも、15分ほど並びました)。シャトルバスに私たち2人と同乗したのは、日本人団体客10数人とそのガイドさん。シャトルバスがマリエン橋のすぐそばに到着すると、■■と●●は走ってマリエン橋に行きました。

マリエン橋から見たノイシュバンシュタイン城
そのマリエン橋から見えた景色が、この写真です。
おまけのページで、この画像をアレンジしたノイシュバンシュタイン城の
壁紙をプレゼントしているので、よかったらお持ち帰り下さい!

 この景色だけは、誰にも邪魔されず、ゆっくりと2人で見たかったのです。マリエン橋から見えた景色は、どんな美術品よりも美しいパノラマでした。狂王ルートヴィッヒ2世が、毎夜このマリエン橋を訪れ、自分の城を眺めて楽しんでいたというのもうなずけます。
 3~4分すると、シャトルバスに同乗していた観光客がぞろぞろやってきたので、その場を立ち去りました。大勢で乗るには、少しこわい橋です。あまり頑丈には見えませんし、けっこう揺れます。

ノイシュバンシュタイン城
まっすぐ行くとマリエン橋。左に行くとノイシュバンシュタイン城。標識が教えてくれます。

 マリエン橋からノイシュバンシュタイン城までは、徒歩で行きました。ノイシュバンシュタイン城観光のおまけ的存在、ホーエンシュバンガウ城を眼下に、悠々闊歩。道はアスファルトで舗装されているので、歩きやすかったです。

ホーエンシュバンガウ城
ホーエンシュバンガウ城。

雄大なアルプス
雄大なアルプス。

ノイシュヴァンシュタイン城への道
ノイシュバンシュタイン城への道。

ノイシュヴァンシュタイン城への道
看板。

ノイシュバンシュタイン城
■■と●●がノイシュバンシュタイン城を訪れたのは、
「夢みる王」ルートヴィッヒ2世の死から115年後の事です。
115年前というと、1886年(明治19年)。それほど昔の事ではないのですね。

 門をくぐり抜けると、本当にディズニーランドのシンデレラ城のようなお城でした。しかしながら、近くで見た城よりも、遠くから見た城のほうが断然美しかったです。
「人生でもう一度、今度は雪化粧したお城を見に来たいね♪」
 ノイシュバンシュタイン城の城内見学は、9:50分からスタート(チケットに時間が書いてあります)しましたが、わりとすぐに見終わりました。観光客が多いため、公開する部屋を限定しているのでしょうか?

馬車
馬車は、行きはUphillなので8DM(約480円)。
帰りはDownhillなので4DM(約240円)。私たちは帰りに乗りました。

 帰り(バス停まで)は、馬車(4DM)に乗って坂を下りました。カッポカッポと坂を下り、のんびりと風を切ってバス停前に到着。11:00をまわっていたので、やはりノイシュバンシュタイン城の入場チケット売り場は、非常に混雑していました。はっきりと数えてはいないですが、本当に朝の10倍と言ってもおかしくないくらいの人だかりでした。
 シェーンブルン宮殿(オーストリア)、ベルサイユ宮殿(フランス)、そしてこのノイシュバンシュタイン城などの観光スポットは、団体観光客が押し寄せる前の、朝一番で見るのがベストです。

馬車
馬車のドライバー。出発するまでの間、
プレッツェルをのんびりとむしゃむしゃ食べていました。
カタコトの日本語を話すこともできる逸材です。

フュッセン FUESSEN

きっぷ 思ったより早くフュッセンに戻ってくる事ができたので、チューリヒに早く向かう事ができそうです。
 ドイツの駅では、「ウォント・トゥ・ゴー・チューリヒ」と窓口で言うと、右のような時刻表をもらう事ができます。13:08フュッセン発 → 18:27チューリヒ着の電車があることが分かりました。これをのがすと、17:05までチューリヒ行きの電車はありません。この時刻表は非常に分かりやすく、ドイツの鉄道事情に感心しました。
 出発まではまだ少し時間があったので、フュッセン駅前の売店で、週刊のサッカー誌(Kicker)を購入しました。1冊2.5DM(約150円)。私たちが観戦した、4日の試合結果が載っています。思わずにんまり。それから、フュッセン市街でソーセージ(3.5DM)を食べたりしました。ほどよくフュッセンの街をめぐったところで時間となり、ホテル・ゾンネのフロントに預けてあったスーツケースを引き取り、駅へ。
 13:08フュッセン発。
 乗換えのために降りたKemptenという駅で、ミルコというスキンヘッドの陽気なオーストリア人と出会いました。ミルコには英語が通じなくて、フランス語でしゃべってくるので、何となくの会話だったけど、意思の疎通はとれました。
 電車は、Kemptenを15:21に発車。

電車内
電車内はこんな感じでくつろいで過ごしました。
ドイツの缶ビールとポテトチップス(プリングルス)があれば、とてもハッピーです。

 16:22リンダウ(ドイツ)着、16:29発。ここでドイツ国境を越え、電車はオーストリアに入国。右の窓から、ボーデン湖が見えます。16:38ブレゲンツ(オーストリア)着、16:40発。そして、オーストリア国境をすぐ越えて、スイス入国。
 18:27にチューリヒに到着しました。

チューリヒ ZUERICH

商工業・金融業のほか、文化・芸術の中心であるスイス最大の都市。人口400,000人。紀元前のローマ時代に、リマト川を往来する船から税金をとりたてるため、カステルム・トゥールクムといわれたその砦がリンデンホーフの丘に置かれたが、税関という意味のトゥールクムがチュ―リヒの語源。チュ―リヒはその歴史の古さとは対照的に、外からの新しい空気を受け入れる柔軟性をもった町でもある。

 チューリヒ中央駅から歩いて、ホテル・ブリストルに到着したのが18:45。駅からホテルまでは近いのですが、坂が多くて登るのがたいへんでした。おまけにホテルの入口も2~3段の階段がありました。ホテル・ブリストルは、日本から予約していって、14,800円でした。スイスはヨーロッパの中でも、北欧と並んで最も物価の高い国。
 ホテルでしばらく休んだ後、チーズフォンデュを食べるために街へ。駅で3万円を394スイスフラン(SFr)に両替した後、Le Dezaleyというレストランに行きました。意外に広い店内でした。本場のチーズフォンデュ、2人前頼んだら量が多くて食べきれませんでした。
 チューリヒの街中は、市電がグワングワン走っていてあわただしく、地元の人は少しのスキに道路を横断していますが、私たちはなかなかタイミングがつかめません。また、ドイツはすれ違う人のほとんどが白人でしたが、ここチューリヒはおしゃれなドレッドヘアの黒人がけっこう歩いています。

 夜のリマト川は、ドイツと違う国にいる事を気づかせてくれました。

 1SFr=75円。

とにかく旅行本が好きなあなたへ。

ランキングに投票- 人気blogランキングへ投票 -
 フュッセンから電車に揺られて、スイスに到着。明日は、リギ山の登山列車に乗車します。ランキングに協力していただける場合、投票(この文章をクリック)してください♪

トラックバック

トラックバックURL : http://travel.macbb.com/blog/mt-tb.cgi/87

この一覧は、次のエントリーを参照しています: 〔6-a〕 フュッセン → ノイシュバンシュタイン城 → フュッセン → チューリヒ:

» ノイシュバンシュタイン城・・・その2!? 送信元 ★miyack.blog …写真・撮影機材がメインです。
ドイツ・ノイシュバンシュタイン城。お城が写っているネガが見つかりました。今度は本物です。(^^;) 定番?!のポジションから24mmの広角で撮った写真です。(^...

» 思い出の一枚「ノイシュバンシュタイン城」 送信元 ファンキーモンキーな旅人Blog
10年以上も前のことであんまりよく覚えてないんですけど・・ ドイツ・ノイシュバンシュタイン城。小学生のときの音楽の教科書の表紙だった。 そんなに興味なかった...

» 久々に・・・ 送信元 Paul's gochamaze blog
投稿するのは約3週間ぶりですね〜 実はGW前に9日間、仕事でドイツに行ってたんです (帰国してから5連休だったんで、浦島状態でした〜) 行く前に書こうかとも...

» 3日目 <ヨーロッパ・ツアー旅行記> 送信元 森岡@WEB企画奮戦記(大阪編)
※初日から読み進める事をオススメします。 5/27 ローテンブルク→フュッセン ...

コメント (2)

おお!非常に詳細な旅の記録ですねぇ~ 僕とは大違いですわ。
僕も雪化粧されたのお城を見てみたいです。雰囲気がありそうですよね。

 ファンキーな旅人さん、いらっしゃいませ♪YOSHIDAさんと呼んだほうがよろしいでしょうか?
 YOSHIDAさんのサイト、非常にスタイリッシュですねー。しかも、いわゆる『秘境』に行きまくりじゃないですか!パタゴニアとウズベキスタンのオープニングムービーをはじめ、とても芸術的。YOSHIDAさんのような人のサイトに出会うと、自分はまだまだ世界のほんの一部しか見ていないのだなー…と痛感します。ケガをおして行ったギアナ高地、エンジェル・フォール。まさにファンキー・トラベラーですね。これからもよろしくです♪

コメントを投稿

記事の新旧を問わず、コメントは大歓迎です。
ご質問、ご感想、壁紙のリクエストなど、お待ちしています。

Copyright (C) 2004-2008 Itsumo-Kokoroni-Europe. All Rights Reserved.