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2004年12月11日

【11-a】 リスボン

リスボン LISBOA

 本日は優雅に、9:30起床。ぐっすり眠ることができました。PENSAOアレグリアの401号室の窓からは、今日もサン・ジョルジェ城と青い空が見えました。
 チェックアウト時にフロントでアメをもらおうとしたら、在庫が品切れでした。

 「アグリアに、アメはなかったね。」
 さようなら、アメグリア。

 アヴェニーダ駅からバイシャ・シアード駅まで青ライン。
 バイシャ・シアード駅からアラメダ駅まで緑ライン。
 アラメダ駅からオリエンテ駅まで赤ライン。
 メトロを乗り継ぎ、ヴァスコ・ダ・ガマ・ショッピングセンターへ行きました。
 【参考リンク】 メトロの路線図はこちら
 【参考リンク】 また、メトロ各駅のアズレージョはこちらを参照してください。

駅
↑とあるメトロの駅にあった、アメコミ風アズレージョ。

バスコダガマショッピングセンター
↑ヴァスコ・ダ・ガマ・ショッピングセンター。

モニュメントショッピングセンター内
↑【左】背後にはモニュメント。  【右】ショッピングセンター内。↑

魚も泳ぐプルアンドベアー
↑【左】魚も泳ぐショッピングセンター内。  【右】カジュアルなショップ『Pull and Bear』。↑

 この一画は、リスボン万博(1998年開催)会場跡地。現在では国際公園になっていて、ヴァスコ・ダ・ガマ・ショッピングセンターのほかに、リスボン水族館、アトランティック・パビリオン、そしてヴァスコ・ダ・ガマ・タワーなどが、観光客や市民でにぎわっているようです。
 ヴァスコ・ダ・ガマ・タワーは、現在は閉鎖されていて、登ることができませんでした。発見のモニュメントの展望台(12月5日の日記参照)に続いて、ここでもがっかり。

街角バスコダガマタワー
↑【左】EURO 2004のなごり。  【右】閉鎖中のヴァスコ・ダ・ガマ・タワー。↑

レストラン街ロープウェイ
↑【左】テージョ川沿いのレストラン街。  【右】ロープウェイ(Teleferico)。↑

 ヴァスコ・ダ・ガマ・ショッピングセンターに戻り、フードコートで11:50に昼食。店舗を構えるレストランは、基本的にコロンボ・ショッピングセンターやノルテ・ショッピングと同じお店が大多数。他の人が食べていて美味しそうなものを、目で見て選べるのが、フードコートの利点です♪
 LOJA DAS SOPASというお店のスープが、■■と●●の目に留まりました。コロンボやノルテでも見かけて気になっていたこのお店。ラーメンのどんぶりよりも大きなうつわに、気前よく注がれたスープ。とってもいいにおい。

 「あれを食べてみよう!」
 「おいしそーー♪」

 LOJA DAS SOPASをはじめ、フードコートのレストランで働いている人は、若い黒色人種の女性が多かったです。黒色人種の多さは、今までに旅したヨーロッパの国々の中でも、いちばん。かつて植民地を多く持っていた国ならでは。
 さて、スープは全部で4種類あり、大きな鍋…鍋というより、大きな壷…の中に入っています。
 英語は全くつうじないので悩んでいると、4つの壷それぞれの中身を、フタを開けて見せてくれました。中でも、ひときわ美味しそうな赤茶色のスープ。これを注文しました。スープに小さなパンが付いて、2.5ユーロ(350円)。
 これが、スマッシュヒット!マカロニと、豆と、角煮のような肉が入った、カレー風味のスープ。と言っても単純なカレー味ではなく、なんだか奥の深い味で、豆と肉がじっくり煮込まれていて、スープにもとろみがでてまろやか。ボリュームたっぷりで、驚くほど美味しかったです。
 12:00を過ぎると、LOJA DAS SOPASの前には長蛇の列ができていました。この味でこの値段なら、当然でしょう。でも、こんなに安くて美味しいものがあるのに、ケンタッキー・フライドチキンやバーガーキングのハンバーガーを買っているポルトガル人も、けっこういました。

バスコダガマショッピングセンターLOJA DAS SOPAS
↑【左】再びショッピングセンターへ。  【右】LOJA DAS SOPASの激ウマスープ。↑

 昼食のあと、地下のスーパーマーケット(CONTINENTE)でおみやげ用のお菓子やワインを購入しました。早いもので、明後日(12月13日)の早朝には、帰りの飛行機に搭乗しなければならないのです。
 「11泊。最初はどうなることかと思ったけど、あっという間だねー。」
 「このワイン、正月に家族みんなで飲む用に、買っていこう。」

 14:09、メトロのオリエンテ駅出発。
 14:40、HOTELベルナにチェックイン。12月3日に宿泊したときと同じ203号室を用意してくれました。預けておいたスーツケースを受け取り、203号室へ。

 HOTELベルナのバー(1階)に行き、今日のサッカー(スポルティング・リスボンvsブラガの試合)が何時開始かを念のためたずねると、「21:15からだよ」とバーテンダーが教えてくれました。
 それから、しばし部屋で休憩。TINTO DA TALHA(アレンテージョ地方の赤ワイン)を飲みながら、日記をつけていましたが、気がつくと、2人とも眠っていました。

赤ワインとホテルのマッチ買ったもの
↑【左】アレンテージョのワイン。  【右】Pull and Bearのジップアップと、Bataのくつ。↑

 ポルトガルの都市はどこも非常に治安が良く、食べ物も美味しいです。物価も、ユーロ高(1ユーロ=140円)の影響を受けていますが、それなりに安いです。見どころもたくさんありました。そして何より、人々が優しくあたたかいです。今までに来たヨーロッパの国々の中で、ポルトガルは最高に素晴らしい国だと思います。
 しかし、見慣れない街並み、歩き慣れない石畳、聞き慣れない言語、食べ慣れない食事、乗り慣れない交通機関。それら全てが、大いなる楽しみである反面、精神的・肉体的疲弊の要因にもなります。
 疲労を回復させるには、睡眠がいちばん。

 目が覚めたのは、18:00。さて、夕食。『地球の歩き方』に掲載されている、O Brunhal(オ・ブルニャル)というレストランを目指して、18:20にHOTELベルナを出発。メトロでアヴェニーダ駅まで行き、そこから徒歩で、人通りの少ない裏道へ。ありました、O Brunhal。時計は18:45。全部で20席ほどの小さなレストラン。地元客が、食事を食べるでもなく話をしたり、携帯をいじったりしていました。

メニュー店内
↑【左】オ・ブルニャルのメニュー。  【右】こぢんまりとした店内。↑

O Brunhalの壁
↑オ・ブルニャル店内の壁に描かれた絵。●●のお気に入り。

 笑顔が素朴な若いお兄さんが1人で注文をとって、料理もつくっている様子。このお兄さんの人柄の良さで、いい感じの空気が流れていました。

 ポルコ・ポルトゲーザ 4.9ユーロ
 アローズ・デ・ポルヴォ(タコの雑炊) 4.9ユーロ

ポルコ・ポルトゲェーザタコご飯
↑【左】ポルコ・ポルトゲーザ。  【右】タコの雑炊を盛り付けてくれたところ。↑

アローズ・デ・ポルボ
↑タコの雑炊は、素材の味で勝負!

 アローズ・デ・ポルヴォは、お兄さんが鍋のまま持ってきてくれ、テーブルでお皿に盛り付けてくれました。塩味のシンプルな雑炊ですが、素材のうまみが出ていて、タコが大きく、柔らかかったです。量も多く満足。明日は日曜なのでこの店はお休みなのですが、明日開いていたらまた来てもいいくらいの美味しさでした。

ケーブルカー
↑ケーブルカー・グロリア線は、リスボン市民の足。

グロリア線
↑どうせ落書きをするなら、もうすこしアーティスティックなものにしてほしいです…。

 19:40にO Brunhalを出て、すぐそばにあるグロリア線のケーブルカーを、写真撮影。落書きがなければ、最高なのですが。

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» リスボン:オリエンテ(4)ヴァスコ・ダ・ガマ 送信元 Pastelaria Azul
オリエンテといえば?ヴァスコ・ダ・ガマ・タワーにヴァスコ・ダ・ガマ・ショッピングセンター。 (勝手に決めつけ)

コメント (4)

さすらいの旅人:

初めまして。ポルトガル情報を探していたらここへ着ました。
写真つきでわかりやすく良いと思います。

今年7月頭からリズボンへ行くのですが。到着は深夜1:00.
で聞きたい事がありメールを送りました。
昨日リズボン行きを決定。とっさの出来事で国を把握してない状態。
リズボン滞在 1日 夜中到着で泊まり、その夜に寝台でマドリッドへ

1)深夜1:00からだとホテルまではどう行ったらよいか。(治安)
2)1番のお勧めスポット。他のあれば。。。1日しかないのです!!
3)治安悪い箇所。

以上 参考に聞かせてください。
とりあえず、このページに書いてある場所には訪れたいと思います。

 さすらいの旅人さん、はじめまして。リスボンから寝台列車でマドリッドへ旅されるとは、うらやましいです。
 さて、ご質問についてですが、
(1)これは、タクシーがいいと思います。というより、この時間は、バスは走っていないので、タクシーしかありません(^o^)。地球の歩き方によると、到着ロビー(2階)のタクシー乗り場は悪質な運転手が多いらしいので、私たちは出発ロビー(4階)のタクシー乗り場から乗りました。20:30でしたが、10台くらいは客待ちしていました。
(2)好みによりますので、とても難しい質問ですが、私たちの個人的な意見では、晴れていたら『発見のモニュメントなどのあるベレン地区』と『サン・ジョルジェ城』は外せないと思います。あとは、好みと曜日によって、『国立アズレージョ博物館』『闘牛』『サッカー場』『ファド』『ケーブルカー』『サンタ・ジュスタのエレベーター』などの中からいくつかでしょうか。
(3)私たちが行った中では、特にありませんでした。非常に治安はよかったです。
 よろしければ、ポルトガル旅行記の目次↓から、リスボンのほかのページを探して読んでみてください。
http://travel.macbb.com/blog/archives/2004/11/1b.html
 それでは、これからもよろしくお願いします。

木村:

旅行記大変ありがたく見させていただきました。
今月21日よりリスボンにはいりますが、
リスボンの中心地でホテルの安いとこ教えてくれませんか。
MAX30ユーロくらいです。
お願いします。
木村

木村さん、はじめまして。
私たちは、2年前の12月に、Pensao Alegria(アレグリア)の屋根裏部屋(401号室、浴槽あり、朝食なし)に、交渉してダブル1泊25ユーロで泊まりました。立地は良かったですが、現在もこの価格かどうかは分かりません。

リスボン中心地で、シングル28ユーロ、ダブル30ユーロ(どちらもバスルームはシェア)のこのホテル↓はいかがでしょう。
Residencial Sul
http://booking.com/hotel/pt/residencial-sul-down-town.html?aid=306595
部屋の様子などは分かりませんが、立地は悪くありません。21日は、まだ空き部屋もあるようです(私たちは宿泊したことがありませんので、ご参考程度までに…)。

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