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2004年12月11日

【11-b】 リスボン (ジョゼ・アルバラーデ)

リスボン LISBOA

 メトロで、カンポ・グランデ駅へ着いたのが20:00ちょうど。
 そう、この駅を下車してすぐのところにあるのが、ジョゼ・アルバラーデ。スタジアムの周囲は、たくさんの人で溢れていました。みな、白と緑のマフラーや、ユニフォームを身につけた、スポルティング・リスボンのサポーター。

ジョゼ・アルバラーデ
↑スポルティング・リスボンの本拠地、ジョゼ・アルバラーデ。

 当日券は意外に値段が高く、メインスタンドとゴール裏との間の斜め部分の席が、1人30ユーロ(4200円)。チケット売り場には、前売り券だと、同じ席が1人25ユーロと書かれていました。
 チケット売り場でチケットを購入し、20:30スタジアム内へ。『7Colinas』と同じ要領で、入場チケットをゲート横にあるセンサーにかざすと、ゲートを通れる仕組みになっていました。

ジョゼアルバラーデのチケット売り場スタジアムの入場口
↑【左】チケット(当日券)売り場。  【右】ジョゼ・アルバラーデの入場ゲート。↑

ジョゼアルバラーデ内部ゲート
【右】スタジアムのここをくぐる瞬間、いつもいちばんドキドキします。↑

 シンプルな外観のドラゴン・スタジアム(ポルト)と違い、ジョゼ・アルバラーデは黄色・緑の原色がメインカラーのド派手な外観。座席もカラフル。個人的には、こういう奇抜なスタジアムは大好きです。

ジョゼ・アルバラーデ
↑20:45、試合開始30分前ですが、まだ観客はまばら。

2人で撮影カラフルなイス
【右】とてもカラフルな座席。↑

全部で何色?
↑全部で何色あるでしょう?。

 スポルティング・リスボンの対戦相手は、ブラガ。2002-2003シーズンに廣山望が所属していたことで有名なチームです。と言うより、それが唯一の知識。
 一方スポルティング・リスボンは、かつてフィーゴやパウロ・ソウザが所属していたチームです。ポルトガルリーグでは、FCポルトとベンフィカ・リスボンに次いで、3番目に伝統のあるチームですが、現在所属している選手は、ロッチェンバック、リエジソン、ロジェリオなどのブラジル勢と、ペドロ・バルボサなどの自国ベテラン勢。名前をかろうじて聞いたことがある程度で、プレースタイルなどは全く分かりません。

しかし、観戦時はよく知らなかったのですが、Takumaさんのホームページの記事、ベレーザ!ラテンの香りとフットボール:明暗が分かれた、ポルトとブラガ4チームが同勝ち点で並ぶ!を見ると、スポルティングもブラガも今期かなり好調なチームだったようです。

ジョゼアルバラーデ内部ゲート
↑【左】ブラガの選手が練習中。  【右】vodafoneといえば、ベンフィカかと思いきや…。↑

ジョゼアルバラーゼオーロラビジョン
【右】スポルティング・ブラガのスタメン発表。↑

 男性アナウンサーが両チームのスターティング・メンバーを読み上げる頃になると、どこからともなく観客が増えてきて、アナウンサーが野太い声で「なんとか なんとか なんとか かんとか、スポーールティーーン!!」と早口言葉のようにまくしたてると、会場のサポーターがそれに続いて「スポーールティーーン!!」と大合唱。
 試合開始直前になり、スタジアムはみるみるうちにサポーターで埋まってきました。
 一見地味なカードに思えますが、観客数が多いことに驚きました。意外にも…と言っては失礼ですが、ほぼ満席。ブラガ・サポーターは100人くらいで、残りはスポルティング・リスボンのサポーター。
 試合前のジョゼ・アルバラーデに、ワム!の『ラストクリスマス』が流れてきて、●●がゴキゲンに。クリスマスまであと13日。…と言うことは、今年も残すところ20日。海外にいると、年末という感じがしません。

 21:15、キックオフ。

キックオフホッチェンバックのコーナー
【左】21:15、キックオフ。  【右】元バルセロナMF、ロッチェンバックのコーナーキック。↑

ご覧のとおり、ほぼ満員
↑サタデー・ナイトは、ジョゼ・アルバラーデでフィーバー。

手前にいるブラガ・サポーター
↑ブラガ・サポーターの目の前で、スポルティング・リスボンが牙をむく?

 ブラガのチームカラーは、白×赤。スポルティングのチームカラーは、白×緑。かけ合わせるとクリスマスツリーのカラーになるからか、試合は拮抗。どちらもショートパスをつないでいい攻撃をするのですが、フィニッシュの決定力に欠けていました。特にスポルティングは、コーナーキックも多かったのですが…。

ハーフタイムスポルティングは獅子
【左】ハーフタイムは真っ暗に。  【右】獅子はスポルティングのトレードマーク。↑

 ハーフタイムは、広告上映のため、スタジアムが真っ暗に。そして、後半戦がスタート。すると、スポルティングの選手が、ウォーミングアップを開始。ラパイッチやロナウジーニョがドリブルしてきたらぶつかってしまいそうなくらい、ピッチの間近でした。何もこんなところでアップしなくても…。

ウォーミングアップを開始攻めあぐねる両チーム
↑スポルティングの選手がウォーミングアップを開始。↑

ブラガの攻撃
↑ブラガがフリーキックのチャンス。

両チームとも足が
↑両チームとも、後半になって足が止まりました。

 後半も、両チームとも決め手がありません。ショートパスはつながるものの、重苦しい雰囲気を打ち破る選手は現れません。

 そして、23:10、試合終了。結局 0-0 のスコアレスドローでした。

ユーロ準決勝の会場なんとなく大航海時代
↑【左】結局スコアレスドロー。  【右】何となく、大航海時代を連想させる柱。↑

メトロ、カンポグランデ駅チケット
【左】カンポ・グランデ駅。  【右】7 Colinas(上)とサッカーチケット(下)。↑

 カンポ・グランデ駅は混んでいたものの、待たずにメトロに乗車でき、3つ目のカンポ・ペケーノ駅下車。 23:30にHOTELベルナに着きました。

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コメント (10)

チョット、スペインぽいけど、ポルトガルもおもしろそうですね。韓国、チェコ、オ-ストリア以外私の言っていないところばかり行っておられなかなかマニアックですね。
来年は、候補に入れときます。

こんにちは。いつもトラバありがとうございます。

アルバラーデ、懐かしすぎますっ!僕は確かここで見たのは、スウェーデン対ブルガリアとフランス対ギリシャでした。たしかにここの客席はほんとにカラフルですよね。じつはポルトガルで行ったはじめてのスタジアムがここだったので、ちょっと面くらいました。

> horohoroさん

 ご訪問ありがとうございます。
 天候に恵まれたのも大きかったと思いますが、なかなかどうして、ポルトガルはいい国でした。
 旅行に行く前は「スペインとブラジルを足して2で割った感じなのかな~。」くらいのイメージでしたが、行った後は「奥が深く、懐も深い国」という印象になりました。…と言ったら、きれいにまとめ過ぎでしょうか。この国は居心地がよすぎたので、次回他の国に旅行に行くのが少しためらわれるくらいです。
 horohoroさんのブログにおじゃましてみました。今はアジア編のようですね。ヨーロッパ旅行の記事も楽しみに待っています。今後ともよろしくお願いします。

はじめまして。旅行記楽しく拝見させて頂きました。
実は、管理人さんとほぼ同時期(12月4~13日)にポルトガルにいました!とは言っても、私の場合ポルトガルのテルセイラ島での滞在がメインだったので、本土はリスボンで4日程の滞在でしたが。ポルトガルとは結婚を機に縁が出来て、もう3回目の訪問でしたけど、一箇所に長く滞在することが多く、まだ訪れていない素敵な場所がたくさんあります。管理人さんの旅行記、今後の旅の参考にさせて頂こうと思ってます。

> ウギーさん

 書き込みありがとうございます。
 EURO 2004のフランス VS ギリシャ戦は、WOWOWで見ていました。半年後にこのスタジアムに訪れることになろうとは、思ってもみませんでしたが。ギリシャの勝利、フランスの敗退という出来事は、あらためてモチベーションの重要性を教えてくれました。
 世界のサッカーの流れが守備偏重にならずにすんだ…という点において、EURO 2000決勝戦(フランス VS イタリア戦)のウィルトールとトレゼゲの功績は大きいと思います。しかし、フランス代表という芸術作品は、EURO 2000の決勝戦でトレゼゲがゴールデンゴールを決めた瞬間に完成し、そして崩壊してしまったのでしょう。

> bambusさん

 はじめまして。
 ホームページを拝見しました。bambusさんは、トロンハイムに在住なのですか。
 豊かな緑と、ごつい聖堂と、ブリッゲンのように並んだ家々があり、非常に『北欧らしい』街ですね♪ 私は2002年7月にノルウェーのベルゲンとソグネフィヨルドを訪れました。北欧は、『とにかく物価が高い!』という印象があります。
 テルセイラ島……がよく分からず、慌てて地図で調べました。アソーレス諸島のうち、3番目に大きな島がテルセイラ島なのですね。北欧の人たちにはメジャーな観光地なのでしょうか?
 それでは、今後ともよろしくお願いいたします。

ブログで旅行記や旅レポートを書かれている方が参加できるコミュニティをやっています。
旅行記をトラックバックで登録することができます。よろしければ、トラックバックいただけると幸いです。また旅行ブログもつくれるので試しにつくってくれるとうれしいです。

> トラベルブログさん

 はじめまして。さっそくポルトガルのページにトラックバックをさせていただいています。トラベルブログさんのようなサイトの場合、分かりやすさが命だと思いますが、拝見したところ、非常に分かりやすいつくりになっており、これからイッキに伸びていくことでしょう。これからもよろしくお願いいたします。

トラベルブログ:

さっそくトラックバックありがとうございます。
今後もわかりやすく楽しいサイトづくりをしていきたいとおもいますので、ごりようよろしくお願いします

> トラベルブログさん

 どんどん充実していっていますね~。これからも、旅行記を探す際には参考にさせていただきます。

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