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2004年12月08日

【8】 ポルト

ポルト PORTO

 12月8日は、聖母懐胎祭。ポルトガル国民の祝日です。
 ■■と●●の旅行は、今日が6日目。観光できるのは全部で10日間なので、今日からこの旅の後半になります。

 「今日、ヴィアナ・ド・カステロ行く?」
 「ガイドブックを読んだけど、それほど魅力がないね。教会と山がメインだし。」
 「ポルトでショッピングしようか?」
 「いいね~♪」

 ポルトより更に北部に、バルセロス、ブラガ、ヴィアナ・ド・カステロ、ギマランイスなど、そこそこ見どころがある都市が点在しています。その中で、なんとなく行ってみたいなーと思っていたのが、ポルトから70km北にある、ヴィアナ・ド・カステロ。しかし、見どころは、カテドラルと、サンタルジア山からの眺望。これらは、今までにリスボンやコインブラで行った見どころと大差がないように思われたので、今日は予定を変更し、ポルトでのんびりとショッピングをすることにしました。
 そう、■■と●●は、すっかりポルトの街を気に入ってしまっていたのです。

 7:10、Pensaoパウリスタの朝食。深夜に電話したフロントのおじさんが、温めたミルクとコーヒーを持ってきてくれました。ホットミルクにココアの粉を入れると、あっという間に溶けてミルクココアのできあがり。当日の朝に届くパンと、マーマレード。ここもシンプルな朝食でした。
 テレビのニュース番組で、昨日の試合のハイライトがくり返し放送されていました。ポルトガルでは、日本のニュース番組に比べ、サッカーのハイライトがかなり長めでした。ジエゴのボレーは美しく、敗戦の弁を語るモウリーニョ監督はとても情けない表情。ポルトはグループリーグ2位で、めでたく決勝トーナメント進出決定。

パウリスタの朝食ジエゴ
↑【左】パウリスタの朝食。  【右】ニュース番組。昨日の試合のハイライト。↑

ジエゴドログバ
↑【左】スポーツ新聞。同点ゴールのジエゴ。  【右】チェルシーのドログバ。↑

 9:00にPensaoを出発。まず、昨日の観戦記念にキオスクでスポーツ新聞(A BOLA誌:0.65ユーロ:90円)を買い、それから宿から徒歩7分のところにある好立地、ヴィア・カタリーナ(Via Catarina)というデパートへ。ここは10:00オープンでした。100軒ほどの店舗が入っており、SMILE(雑貨屋)でサンタクロースの人形などのおみやげを購入。

パウリスタ雑貨屋SMILE
↑【左】Pensaoパウリスタの入口。  【右】雑貨屋 SMILE。↑
雑貨屋AMILE
↑クリスマスシーズンなので、SMILEにはいろいろな種類のサンタが。

 その他、H&M(洋服屋)でバッグ、Modelo Bonjour(スーパーマーケット)でワイン(Vinho Verde 3.9ユーロ:540円)を購入しました。

ヴィア・カタリーナ3階歩行者天国
↑【左】ヴィア・カタリーナ3階。  【右】メトロ・ボリャオン駅近くの歩行者天国。↑

 そうこうしているうちに、昼どきになりまし。ヴィア・カタリーナからわずか100メートルのところにあるカフェに入り、アップルパイ(0.5ユーロ:70円)とシナモンのパン(0.5ユーロ:70円)、そしてビールSUPER BOCK(0.8ユーロ:110円)を注文。1階席が満席なので、2階へ。にぎわっているのがうなずける値段と味でした。

 午後は、ポルト最大のショッピングセンター、ノルテ・ショッピング(NORTE SHOPPING)へ行くことに。
ボリャオン駅からメトロに乗り、ドラゴン・スタジアム駅とは逆方向(西)へ。8駅目のセテ・ビカス駅で下車すると、かなり郊外。新しいマンションが建ち並んでいます。親子連れにノルテ・ショッピングの場所をたずね、行ってみてびっくり。

 ベルリンのアルカーデンの、5倍はあろうかという広さ。しかも、きれいで新しく、1周するだけで疲れてしまいそう。更に、祝日のため、人・人・人!しかし、ショップはファッション中心で、雑貨屋はほとんどみあたりませんでした。人ごみは、体力を奪います。
 15:30レストラン街で、ソーセージとベーコンをチーズでくるんだブリトーのようなもの(4ユーロ:560円)を食べて、帰ることに。

ノルテ・ショッピングメトロ
↑【左】巨大なノルテ・ショッピング。  【右】低床型メトロは地上も走ります。↑

 ボリャオン駅で下車して、歩行者天国(ヴィア・カタリーナに面した道路)を歩いていると、学生がマントを着て歌を歌っていました。これが学生のファドでしょう。
 ファドというと、女王・アマリア・ロドリゲスに代表されるように、『悲痛な歌声と流れるようなメロディーの、暗い歌』を連想されると思います。しかし、ファドには、おばさんが歌う悲しげなもののほかに、学生が歌う明るいファドもあるのです。

ファド
祭日(聖母懐胎祭)のため、学生が歩行者天国でファドを歌っていました↑。

 16:30にパウリスタに戻り、ヴィア・カタリーナで買ったワインを部屋で飲みました。窓から市庁舎が見えます。優雅な時間。

スニーカーユニットバス
↑【左】旅行はスニーカーに限ります。  【右】301号室のユニットバス。↑

 19:10にパウリスタを出発し、セントラル・ドス・クレリゴスというレストランで夕食。名前のとおり、クレリゴス教会のそばにあるレストランです。

 カルド・ヴェルデ(青キャベツのスープ) 1ユーロ(140円)
 チキンの炭火焼1/2(フライドポテト付き) 3.5ユーロ(490円)
 ハウスワイン375mL(Vinho Verde) 1.8ユーロ(250円)

クレゴリスクレゴリス
↑【左】よく冷えたVinho Verde。  【右】付け合せのポテト。↑

料理クレゴリス店内
↑【左】チキンの炭火焼。  【右】セントラル・ドス・クレゴリスの店内。↑

 レアル vs ローマのチャンピオンズリーグ中継に夢中だった店員は愛想がよく、安くて美味でした。

 20:30、ホテルに戻りました。夜道はさすがに冷えます。とは言っても、昨日よりだいぶ早い帰りでしたが。

夜のポルト夜のポルト
↑【左】夜のポルト。  【右】幻想的にライトアップされた彫刻。↑

 明日は、電車でリスボンにもどり、そこからバスでエヴォラに行く予定。
 夜行バス()を利用してポルトからエヴォラまで行くプランも一案として考えていたのですが、日程的にそれほど時間を節約しなくても大丈夫なこと、バスの運転が荒いこと、体調をくずすおそれがあることなどを理由に、その案は却下されました。

アート・オブ・アマリア・ロドリゲス

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コメント (3)

すいません。
ワタシのブログに送って頂いたトラックバックを間違えて削除してしまいました。
最近、変なトラックバックが多くて、げんなりしながら記事の整理をしていたもので。。。。

二度目のトラックバックありがとうございます。
ほんとにすませんでした。
ありがとうございました。

 ぱんださん、こんばんは!私もトラックバック・スパムには少し手を焼いています。
 びびぱんさんの旅行日記も、いよいよポルト到着ですね。ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアにフニクラールという乗り物があったとは、全く知りませんでした。南岸からの北岸の眺望は、きっと最高だったことでしょう。旅行記の続きを楽しみにしております♪

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