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2004年12月07日

【7-b】 ポルト (ドラゴンスタジアム)

ポルト PORTO

 ポルトガル人は、3つのFに熱中するといわれています。
 それは、ファド、ファティマ、そしてフットボール。
 さあ、ドラゴンスタジアムに向かって出発!

ポルト市庁舎市庁舎下のキリスト像
↑【左】ライトアップされた市庁舎。  【右】キリストたちの等身大像。↑

 18:30に食事を終え、メトロの駅へ向かう途中、ライトアップされた市庁舎を間近で見ました。市庁舎前の広場に、キリストや羊などをモチーフにした等身大の像が飾ってありました。こういうものを小さい頃から見ていると、きっと敬謙なカトリック教徒になれるのでしょう。

 18:45、メトロのボリャオン駅(Bolhao)に到着。今年完成しただけあって、新しいイデタチの駅。乗車切符の自動券売機には、かなりの人数が並んでいました。みんなこれからドラゴン・スタジアムへ行くのでしょう。歌っているチェルシー・サポーターもいましたが、特にポルトガル人ともめる様子はありませんでした。券売機の横には、券売機の使い方を説明してくれるスタッフが立っていて、「ドラゴン、2 Way(往復)、2 People」と伝えると、ボタンをパッパッパッと押してくれました。乗車切符は、リスボンの『7 Colinas』と同様のカードで、一見ただの厚紙ですが、かざすだけでゲートを通れる優れモノ。その名は『Andante』。1人往復2.1ユーロ(294円)。

メトロ・ボリャオン駅アベイロ駅
↑【左】新設メトロ、ボリャオン駅の入口。  【右】駅ホームは大混雑。↑

 メトロは今年開通したばかりのようで、まだ『地球の歩き方』の地図にも載っていませんが、インフォメーションでもらった地図にはメトロ駅がきちんと掲載されていました。インフォメーションを使いこなしてこそ、個人旅行の幅が広がると、再認識。

メトロは、ほぼ2分おきに運行していましたが、いかんせん車両が短い(2両しかない)ので、ぎゅうぎゅうのスシ詰め状態。19:00にボリャオン駅発で、4つ目のドラゴン・スタジアム駅(Estadio Do Dragao)まで、ひたすら我慢。そして、ドラゴン・スタジアム駅はメトロの終点なので、乗客全員が、溢れた水のように出口へ向かいます。
 「こんなに混んでいて、果たして当日券なんてあるんだろうか?」

 メトロの出口を出て本当にすぐあったスタジアム。そしてチケット売り場もすぐみつかりました。チケット売り場のすぐ前に、ダフ屋がいて話しかけてきましたが、とりあえず無視。

 チケット売り場の窓口で聞くと、まだ当日券があるとのこと!試合開始30分前でしたが、無事に当日券を購入できました!
 バックスタンド前列の端が、1枚50ユーロ(7,000円)。マスターカードがスポンサーなのに、なぜかクレジットカードは使えないと言われ、現金で購入。100ユーロが、■■の夢と交換になりました。
 「さぁ、興奮してきたぞ~」という■■に水を差すかのように、入場時の荷物チェックがけっこう厳しく、カバンの中に入れておいたパンを、「ここで食べるか捨てるかしなさい」と言われてしまい、捨てることに。なぜパンを持ち込んではいけないのでしょうか??
 それでも気を取り直して、スタジアム内へ。 ■■と●●の席は、前から3列目でした。

チケット売り場スタジアム内のショップ
↑【左】当日券を購入。  【右】スタジアム内にある、ナイキのグッズショップ。↑

 白い壁・青い座席・緑のピッチのスタジアムと、白青のサポーター。日本にいるときには気付きませんでしたが、アズレージョを連想させるカラーです。これぞハート・オブ・ポルトガル!
 そして、『CAMPEAO EUROPEU 2003-2004』と書かれた、2003-2004シーズンのチャンピオンズリーグ優勝旗がゴール裏スタンドに飾られていました。

スタジアム内のショップバックスタンド
↑【左】スタジアム内にある、グッズショップ。  【右】満員のバックスタンド。↑

ゴール裏サポーター
↑ヒートアップする、総立ちのゴール裏サポーター。

 早くもヒートアップしているポルト・サポーター。チェルシーのスタメン発表が終わり、ちょうどポルトのスタメンが発表されるところでした。

 ジョルジュ・コスタ、コスティーニャ、マニシェ、ジエゴ、デルレイ、マッカーシー、ファビアーノ……。
 GKビトール・バイアは残念ながら怪我のため不出場でしたが、特に中盤から前線にかけては一流のメンバーがそろっています。

 チャンピオンズリーグの定番、星模様のサッカーボールがグラウンドに現れ、チャンピオンズリーグのテーマ曲(Hymn)がスタジアムに流れました。この荘厳な曲は、歴史の証人になることが許された者に贈られる偉大なプレゼントです。

昨年の優勝旗チャンピオンズリーグのサッカーボール
↑【左】昨シーズン優勝の証。  【右】星模様のボールを創る人たち。↑

優勝旗
↑昨季のチャンピンであることを示す旗、CANPEAO EUROPEU 2003-2004。

 さぁ、19:45、運命のキックオフ!(他のヨーロッパ諸国では20:45キックオフですが、ポルトガルは1時間の時差を持っています)
 スタンドの最前列で、15歳くらいの子供が立ったまま観戦をしていました。おそらく興奮しているのでしょう。うしろのほうのおじさんが優しい声で注意すると(おそらく「後ろの人が見えないよ」とか「座りなさい」という意味の言葉)、その子供は申し訳なさそうに座りました。和やかで微笑ましい雰囲気のスタジアム。

 前半34分、ダミアン・ダフのミドルシュートが決まり、チェルシーが先制!
 物々しいブーイングが起こります。
 そしてFCポルトサポーターのブーイングは、効果的な攻撃参加ができない左サイドバックのアレイアスに向けられるようになってきました。逆に、昨年までFCポルトに在籍していたパウロ・フェレイラとリカルド・カルバーリョに対しては、必要以上のブーイングを浴びせません。ここら辺は、スマート。


↑FCポルトディフェンス陣が奮闘。

マッカーシー
↑【左】前半40分。ポルトの攻撃。  【右】ドログバとランパードのパス交換。↑


↑迫力あるローアングル。

 そして、前半終了。
 底冷えするスタジアム。気温は5℃くらいでしょう。

ハーフタイムハーフタイム
↑【左】タバコを吸う人が多いハーフタイム。  【右】怪訝な表情のサポーター。↑

 ハーフタイム、ポルトサポーターを鼓舞するかのように、昨年のチャンピオンズリーグ決勝戦、FCポルト vs ASモナコ戦が、ドラゴンのオーロラビジョンに映し出されました。ドキュメント調で、感動を誘うような造りのVTR。しかし、モウリーニョ(←昨期までFCポルトの監督をやっていたが、現在チェルシーの監督)のガッツポーズは、あまりにも縁起が悪すぎます。
 いまいち盛り上がらなかった前半戦のあとに、こんな映像を見せられて、スタンドは逆に険悪なムードになるのでは?!…と思いましたが、実際には映像が終わったあとにスタンドから大きな拍手がおこりました。静かに燃えるポルトサポーター。まだまだあきらめていないようです。

 そして、このあと大事件が!

 なんと、■■と●●がオーロラビジョンに映し出されたのです!!
 しかも、完全なる2ショット。どアップです!手を振って答えました。イタリアやスペインではかなりの日本人観光客がサッカーを観戦するようになりましたが、ポルトガルでサッカーを観る日本人はまだ少数でめずらしかったようです。
 ビデオカメラマンは、映し終えたあとに、■■と●●に笑顔で手を振ってくれました。
 さーあ、個人的にもすごく盛り上がって、後半戦へ!!

カメラマン
↑【左】左のカメラマンが、ハーフタイムに■■と●●を映してくれました!


↑バックスタンドのポルトサポーター。

 栄冠を手にした逞(たくま)しいポルトのイレブン。対するチェルシーも、マケレレはお休みでしたが、その他はほぼベストメンバー。22人の戦士がピッチに入り、後半戦がスタート。


↑チェルシーMF・ランパードのコーナーキック。

チェルシー一人転倒
↑プレーが途切れたとき。

 後半15分、ポルトの新戦力、ジエゴのダイレクト・ミドルボレーがチェルシーゴールに突き刺さり、1-1の同点!ユニフォームを脱いで喜ぶジエゴ。ドワーーーッと沸くスタンド。
 特別な試合ならではの特別な雰囲気に満ちた試合は、これでふりだしに。

 そして後半41分、クァレスマのセンタリングから、マッカーシーが打点の高いヘディングシュート!これが決まり、ポルトが逆転!

逆転直後のスタンド
↑マッカーシーの逆転ゴールが決まった直後のスタンド。

 絵に書いたような展開で、FCポルトが2-1の逆転勝利! これで、FCポルトはグループリーグ突破が決定。ポルトサポーターにとって最高のかたちで、終止符が打たれました。

ドラゴンスタジアム
↑試合後のドラゴンスタジアム。

  帰りのメトロ内では、サポーターが大盛り上がりでした。今日の勝利は、モウリーニョやリカルド・カルバーリョを過剰に意識せず、ものものしくはあるけれど、殺伐とはしない空気を作りあげたポルトサポーターの勝利でもあります。

ドラゴンスタジアムチケット
↑【左】素晴らしい試合に感動。  【右】チケットとメトロの切符。↑

 「おめでとう、ポルト!」

 メトロで、ボリャオン駅まで戻り、そこから徒歩で10分。23:00にPensaoパウリスタ到着。さすがに疲れ、ベッドで横になっていると、窓の外から「ポルト~!!」と叫ぶ声がちらちらと聞こえてきました。

 「疲れた~。」

 一眠りしたあと、深夜4:00くらいにお風呂に入ろうとしたら、お湯が出ないというハプニングが。
 フロントに電話しましたが、フロントにいたのは、英語が全くしゃべれないおじさん(昼間の人とは違う)で、こちらの言うことが何も通じませんでした。これには困りました…。

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コメント (4)

バロン:

 はじめまして、トラックバックしていただいたようで、ありがとうございました。
素敵な写真が多く、見どころ満載のHPですね。

自分は昨年の6月に、EURO2004を観戦しにポルトガルに旅行しました。
久しぶりの海外旅行でしたが、ポルトガルの人々は(他の国人々も)本当に親切で、忘れられない思い出になりました。

ドラゴンスタジアムも行きました。
観客席とピッチが近いので、非常に観戦しやすいスタジアムでしたね。

今後ともよろしくお願いいたします。

 バロンさん、お返事のコメントありがとうございます。トラックバックさせていただきありがとうございました。
 バロンさんは、EURO2004を、8日で9試合、8会場訪れたようで、うらやましい限りです。バロンさんのBlog『炎のスポーツ観戦日記 http://plaza.rakuten.co.jp/baron1982/ 』も、素晴らしい写真がいっぱい掲載されていますね~。特に、レイリア・スタジアムの写真(
http://plaza.rakuten.co.jp/baron1982/diary/200406300000/ )は、最高です!
 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

トラバありがとうございます。
管理人さんが行かれたちょうど2年前、2002年の12月にポルトガルへ行っていました。シンプル且つ心のこもったクリスマスイルミネーションを見たり、ブラガへ行ってサッカーを見た後当時ブラガに所属していた廣山からサインもらったり、楽しい思い出ばかりです。

普段は野球やら競馬やらのブログですが(笑)機会があればまたポルトガルの事書こうかと思いますので。

 右打ち職人さん、はじめまして。お返事のコメントありがとうございます。また、トラックバックさせていただきありがとうございました。
 イリュミネーションは、派手ではないけれど、ポルトガルらしい素朴さがでていて味がありますよね。
 右打ち職人さんは、ブラガの試合を観戦されたのですか。私たちは、12月11日にスポルティングリスボンvsブラガの試合をリスボンのジョゼ・アルバラーデで観戦しました。もうじきBlogにアップする予定です。
 今後ともよろしくお願いします。右打ち職人さんのBlogでのポルトガルの記事を、楽しみにしております。

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