2005年5月24日(火)。ニューヨーク到着当日。ホテルから地下鉄の34ストリート駅(34th St.)まで徒歩で行き、メトロカードを2枚自動販売機で購入しました。メトロカードは7日間乗り放題の券(7 Days unlimited)が、1人$24(2640円)。メトロのD線で向かう、この旅最初の目的地は、男子の夢、メジャーリーグの本場、ヤンキースタジアム。18:42に34ストリート駅を出発し、19:07にブロンクス161ストリート駅(Bronx 161 St.)に到着。
ヤンキースタジアム Yankee Stadium
今日の試合は、ニューヨーク・ヤンキースvsデトロイト・タイガース。19:05試合開始のため、もうプレイボールしているはず。少し早歩きでで歩いていくと、ヤンキースタジアムはすぐにあったのですが、ぽつりぽつりと雨が降ってきました。ポルトガルで晴天に恵まれ続けた■■と●●に、厳しい現実がおそいかかります。しかも、チケット売り場と思われる三角屋根の小屋は、シャッターが降りていて閉まっていました。
「まさか、チケットはSOLD OUTなのかな??!」
この心配は、幸い取り越し苦労に終わりました。ヤンキースタジアムの外周を、時計回りに半周ほど回っていくと、スタジアムに併設されたチケット売り場(ゲート4付近)が開いていました。
↑【左】チケット売り場。 【右】無事チケットを購入。↑
3階席を2枚購入したかったのですが、3階席は1枚$16(1760円)なのに、買おうとすると合計$48と言われました。「3階席(3 Level)」と伝えたかったのに「3枚のチケット」という意味にとってしまっていたようです。そのことにいち早く気づいた●●が「2 people」と伝えると、「$32」と言われたので、日本から持参したトラベラーズチェックで支払いました。
↑【左】3階席のチケットが、1枚16ドル。 【右】入場ゲートの荷物検査。↑
入場ゲートの荷物検査は、カバンの中を軽く見て、手足を触る程度で、噂に聞いたほど厳しくありませんでした。ポルトでチャンピオンズリーグを観戦したときのボディーチェックのほうが厳しかったです。さあ、3階席までエスカレーターで昇り、スタジアムのスタンドへ。
↑【左】スタジアム1階。 【右】3階席スタンドへの出入り口。↑
↑【左】念願の初・メジャーリーグ観戦。 【右】天然芝が美しいヤンキースタジアム。↑
来ました。初のメジャーリーグ球場!しかも、ベーブ・ルースやジョー・ディマジオがプレイしていたヤンキースタジアム!
ですが、スタジアムに入場するときには、雨がだいぶ強くなってきました。写真ではあまり分からないと思いますが、傘をささないと厳しいくらいの降りでした。
↑ニューヨーク・ヤンキース 4番センター・松井秀喜。背番号55。
↑レフト後方のモニュメントパークに、永久欠番16人のレリーフが展示されています。
空席がたくさんあったので、自分たちのチケットがどの席かは特に調べず、屋根がある3階席後方に座りました。このヤンキースタジアム、観客席がかなりの急勾配で、非常にスタジアムが見やすいつくりになっています。
↑3階席の後方に屋根があるので、雨中の観戦に適しています。↑
↑【左】NOISE! 【右】ビール売りのおじさんの決めポーズ。↑
巨漢ジアンビが、浅いレフトフライで3塁から本塁へタッチアップして成功するなど、見どころの多い試合でしたが、何と言ってもこの日の主役はアレックス・ロドリゲス。スターぞろいのヤンキース・フィールドプレイヤーの中でも、打球の質が別格でした。
そして、このA-RODがものすごい人気。外様であろうが、実力のあるプレイヤーを応援するというスタイルは、さすが移民の街、ニューヨーク。
↑この成績では物足りない気もしますが、今日も松井は4番。
外様といえば、日本が誇るメジャーリーガー松井秀喜が、この日もヤンキースの4番バッターでした。2割6分6厘、ホームラン3本、34打点。45試合目でこの数字では、正直、打点を除いて物足りません。4番松井の打席のときより、5番A-RODが登場したときのほうが、はるかに盛り上がっていました。
その松井ですが、この試合は特に目立った活躍はみせず、5番アレックス・ロドリゲスと6番ポサダが2本づつ、 3番シェフィールドと9番カノが1本づつホームランを放ったのに比べ、地味な打撃。松井が第3打席にレフト線を抜ける2塁打を1本放つと、オーロラビジョンに『HIT-DEKI』の文字が映し出されましたが、たいして盛り上がりませんでした。
ブーイングするほどでもないけど、期待を膨らませるほどでもない。現在の松井秀喜の正当な評価でしょう。ヤンキースファンの目は肥えています。しかしながら、日本人がヤンキースの4番を打っているという事実は、非常に素晴らしいことであり、もしかすると、今後永久に起こらないことかもしれません。その場に生で立ち会えたことは、非常にラッキーだと思いました。
↑【左】2ベースヒットで出塁した松井。このあとポサダの3ランHRでホームイン。
【右】ジアンビが7番、バーニー・ウィリアムスが8番なのだから、すごい打線です。↑
↑【左】Yankee Stadium featuring adidas。 【右】スタンドはかなりの急勾配。↑
スタンドでは、名物のホットドッグ(4.5$・495円)を1つ買いました。雨のせいかパンは少し冷えていて、ちょっと残念な味でした。ホットドッグにつけるためのマスタードとケチャップの袋のカスが、球場の床のあちこちに落ちていて、きたなかったです。
ワンサイドゲームになったものの、MLB初観戦の■■と●●にとってとてもエキサイティングな時間でしたが、かなりの寒さ(摂氏7℃程度)だったので、明日以降の体調維持のため、5回裏が終わって11対0になったところで帰ることにしました。
↑【左】ワンサイドゲーム + 雨 = 途中帰宅。
【右】混雑しても観客がみな安全に帰れるためのスロープ。↑
スロープを降りて、1階席への入口からスタジアムを覗いて見ると、なんとバックネット裏の風景が見えるではありませんか!しかも、イニングは6回裏。3番シェフィールドが三振したところで、次は松井の打席。
「おおー!」
「ここは特等席だね♪」
↑【左】1階席の通路から見えた、最高の場面。 【右】臨場感抜群。↑
↑バッター松井。ネクストバッターは、アレックス・ロドリゲス。
バッターHideki Matsui、ネクストバッターA-ROD。いい場面が間近で見れました。結果、松井はセンターフライでしたが、得した気分でスタジアムのグッズショップを軽く見たあと、帰路につきました。
↑【左】スタジアム内のグッズショップ。 【右】ヤンキースタジアムの外観。↑
↑【左】通称、ルースが建てた家。 【右】帰りの地下鉄駅。↑
スタジアムの外周を反時計周りに歩いているときに、球場の中から『Take me out to the Ball Game』のメロディが聴こえてきました。伝統的なよきアメリカンスポーツ。
結果は12対3で、ヤンキースの圧勝でした。観客数は、公式発表では37,099人とのことですが、どう見てもそんなに多く入っているようには思えませんでした。
※ この試合の結果詳細は、こちらのページをご覧ください。
地下鉄で、161ストリート駅から、34ストリート駅まで戻りました。21:49、ホテルの部屋に到着。あとは、お風呂に入って寝るだけ……のはずでしたが、■■が時差ぼけに悩まされることになろうとは……。
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