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2005年05月27日

27-h) マンハッタン・ナイトクルーズ

サークル・ライン ナイトクルーズ
Circle Line Harbor Cruise

 5月27日(金)。ニューヨークではじめて晴れた日。今晩のプランは、■■と●●の中で、慎重かつ大胆に決定されました。それは、ナイトクルーズエンパイア・ステート・ビルの、両方に行くというプランでした。

 西へ向かう50番のバス(50th St.を東に、49th St.を西に向かって走るバス)に乗ると、サークル・ラインのハーバークルーズ乗り場に到着しました。フェリー乗り場(ピア83)がバスの終点なので、クルーズに行くときはこのバスがいちばん便利でしょう。
 バスを降りると、18:35。すでにたくさんの人がチケット売り場に並んでいました。チケット売り場にまず並んで、CityPassを見せてチケットと交換して、それからクルーズ船に乗船する列に並びました。乗車する前に、カメラマンに写真を撮られました。日本でもよく観光地でみられる、気にいったらあとで購入できるというものでしょう。

金曜の夜、しかも久しぶりに晴れた日のナイト・クルーズとあって、今日はフェリーが2艘待機していました。フェリーは2階だてで、かなりの人数が乗れるようになっています。また、ちょっと意外でしたが、座席は折りたたみ椅子が多数並べてあり、備え付けの椅子はありませんでした。
 ■■と●●は、順番上、1艘目のフェリーに終わりのほうで乗ることになってしまったので、あまりいい席があいておらず、とりあえず1階席左後方に座りました。

 18:52、予定時刻より8分ほど早く、フェリーが出発。
 ナイトクルーズといっても、5月下旬なので日の入りはとても遅く、まだ夕方。雲が多くなってきましたが、景色は良好。

Pier83Circle Line
↑【左】サークル・ラインのフェリー乗り場。  【右】フェリーはこんな感じ。↑

ハーバー・クルーズ
↑18:53。

 乗客はめいっぱい乗っているわけではなく、けっこう座席に余裕がありました。なので、フェリーのいちばん先頭に移動したり、2階席に移動したり、いろいろ動いてみることができました。

ナイトクルーズのコースマンハッタン
↑【左】2時間ツアーなので、中央のコース。  【右】マンハッタン。18:55。↑

 クルーズのコースは、上に掲載した3つのルートのうち、中央のもの。マンハッタンの南半分を往復するコースでした。つまり、前半はフェリーの左側に座ればマンハッタンを眺めることができ、後半はフェリーの右側に座ればマンハッタンを眺めるのに好都合なのです。


↑19:04。夕日に照らされて、光るウォール街。

自由の女神
↑【左】19:08。遠くに自由の女神が見えました。  【右】ここがフェリーの先頭部。↑

 眺めがいちばんいいのは、なんといってもフェリーの先頭部。座席はなく、風が強いですが、前方180度に広がるハドソン・リバーとイースト・リバーの景色は、非常に美しかったです。でも、本当に先頭の位置(タイタニックのあの場所)には、でっかい白人のおじさんが2時間のクルーズの間ずっと立っていました。


↑【左】フェリーの2階。  【右】救命胴衣がフェリー天井に設置されていました。↑

 19:10、マンハッタンの南の端にさしかかり、5月25日に乗ったスタテン島行きフェリーの乗り場が見えてきました。今乗っているフェリーは、それほど自由の女神には近づかず、そのままマンハッタンの東側、イースト・リバーへ進んでいきました。

スタテン島フェリーフェリー前方
↑【左】25日に乗ったスタテン島フェリー。  【右】ロゴは自由の女神。↑


↑【左】19:16。ブルックリン・ブリッジ。  【右】19:20。太陽が低くなってきました。↑

 マンハッタンとブルックリンを分ける川(海)、イースト・リバー。ブルックリン・ブリッジをとおりぬけた直後、ウォータータクシーがフェリーの右側を通り過ぎていきました。

NY名物、ウオータータクシー
↑【左】NY名物、ウォータータクシー。  【右】19:24。↑


↑【左】19:30。エンパイア・ステート・ビルは存在感抜群。  【右】19:32。↑

 19:20を過ぎると、マンハッタンの中に夕日が沈んでいくようすを見ることができました。あまりに美しすぎて、目に夕日の残像が残ってしまうことに気がつかず、ずっと眺めていました。そして、ここで船は旋回して、来たルートを引き返しはじめました。
 その後少しの間、体を温めるため、暖房の効いた船内へ。やはり復路は、乗客は右側の座席に多く移動していました。
 そして19:50を過ぎ、再度、自由の女神がフェリー左前方に見えました。しかし、その後しばらく、2階席から右の窓を見ても左の窓を見ても、自由の女神が見えません。

 「あれー、自由の女神はとおりすぎちゃったのかな?」
 「あっ!もしかして!」

自由の女神リバティ島
↑【左】19:57。  【右】19:58。↑

 ■■と●●がフェリーの先頭部に出てみると、答えは一目瞭然でした。そう、自由の女神は、フェリーの進行方向・真正面にあり、フェリーは自由の女神を目指して突き進んでいたのです。
 風の寒さも忘れるくらい。これを見ることができただけでも、ニューヨークを訪れた甲斐があったといえるでしょう。
 ところで、先端部と船内を行ったり来たりしている、陽気なおじさんがいましたが、どうやら場内放送をしゃべっていたのがこの人だったようです。ガイドをしてくれていたようですが、■■は全く分かりませんでした。

Statue of Liberty
↑19:59。

自由の女神と夕日
↑20:00。

 たっぷりの感動をもらったあと、自由の女神ともいよいよお別れ。自由の女神が左に見えるようになると、乗客がみな左側に移動したため、フェリーが左に傾いてしまう一幕もありました。


↑【左】20:01。  【右】20:03。↑


↑20:23。青・白・赤の3色にライトアップされた、エンパイア・ステート・ビル。

 そして20:40、フェリーは乗り場に戻ってきました。ハーバー・クルーズは、CityPassを使えばナイトクルーズだけでなく、もちろん昼間に乗ることもできますが、やはりおすすめはこのナイトクルーズです。

サークルラインPier 83
↑【左】20:09。  【右】20:40。夕暮れにどっぷりつかってきました。↑

 フェリーで座ることができて、疲労がだいぶ回復したため、このままエンパイア・ステート・ビルに向かうことにしました。

※ 事前に『Koopinさんのマイページ』や『ニューヨーク・ラブズ・ユー』からいろいろ情報をいただいていたおかげで、素晴らしいクルーズが楽しめました。この場を借りて、御礼申し上げます。

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 サークル・ラインのナイトクルーズは、今までに■■と●●が乗った船の中で、最も感動的なクルーズでした。ランキングに協力していただける場合、投票(この文章をクリック)してください♪

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コメント (11)

こんにちは! Koopinです。
4月初頭、私たちは真っ暗ななかでのクルーズでしたが、夕暮れのクルーズもまたいいですね~。
日没をバックにした自由の女神、すごいきれい! なんか語ってるみたいに見えます。

エンパイアステートビル編も楽しみにしてます。 

 Koopinさん、こんばんは!
 書き込みありがとうございます。ニューヨーク&ワシントンDC、歩きすぎて疲れましたが、それ以上にとっても素晴らしい思い出がたくさんできました。
 はじめにいい席に座れなかっただけに、いろいろな場所に移動してクルーズを楽しむことができました。一刻一刻 表情を変える、夕暮れ時の自由の女神を特等席で味わうことができて、とても満足でした♪

はじめまして。ブログ村からきました。
ニューヨークまで、こんな安い航空券があるなんて全く知らず、
目からウロコです。
ナイトクルーズの写真も、本当にきれいですね。
ご夫婦で旅行を楽しむって、本当にうらやましいです。
私の理想です♪

格安航空券の裏ワザを使って、また行きたくなりました♪
(私は一人旅ですが・・・)

 natu_cafeさん、はじめまして。natu_cafeさんのBlogでは、キリ番をゲットしました♪
 NYは、ホテルは少し高いけれど、そのぶん飛行機は安かったです。私たちが購入したHISの格安航空券は、『日本ハムの新庄選手がホームランを打った翌日のキャンペーン』といった類の特殊なものではなく、
http://www.his-j.com/tyo/air/usa/nycdol.htm
 ↑このページのように常時販売しているものでした(早割35)。航空会社が未定で、旅行期間が10日以下に限定されているので、長くNYに滞在したい人には向きませんが、少しでも安く行きたい人にはおすすめです。

ご訪問&コメントありがとうございました♪
そして、キリ番(それも、私の執念の・・・)ありがとうございます★
さらに、格安航空券のアドバイスも、ありがとうございます♪

管理人さんの旅は、1週間と思えないほど内容の濃いもので、
本当に素敵ですね。
結婚したら旅行にあまりいけなくなるかも・・・という気持ちが
吹き飛ばされました!

こちらこそ、これからもよろしくお願いします♪

ピト吉:

NYLYでいつもこころにEUROPAさんの写真を見てHPにも遊びにきました。しつこいけど本当に夕日の写真きれいですね☆・・
実は私と彼氏も秋にNYに行く予定で、今貯金中なんです。(学生なので貧乏なんです)それでモチベーションをあげるべく、二人でいつもこころにEUROPAさんの夕日写真を携帯の待ち受けにしました。著作権?みたいな問題があったらすみません・・・。その時はおっしゃって下さい>_<
夕日写真1枚だけを待ち受けにしただけで、それ以外は何にも使用していません!
もしよろしければフェリーの詳細を教えていただけませんか?良い席がとれなかったと書いてあったので予約や申し込みが必要なのかなと思いました。 またHPに遊びにきます。  長々と失礼しました。

ピト吉:

ごめんなさい!上にある’このサイトについて’を見れば写真の事書いてありました。写真がすごく良かったから何も考えないで勝手に携帯に取り込んでしまいました>_<  消すんで安心してください!!

 natu_cafeさん、こんばんは。お返事遅れて申し訳ありません。
 Fayray(歌手)が、ある新聞の夕刊(7月9日号)に『海外旅行』についてのコラムを書いていました。『みんなでワイワイ行く旅も好きだけど、1人旅は大事な想い出を1人で持ち帰るその感覚が特別イイ』という内容でした。
 旅行は人それぞれ、さまざまなかたちがあるからこそ、楽しいのでしょうね。それではまた!

 ピト吉さん、はじめまして!お返事遅れて申し訳ありません。
 自由の女神の画像ですが、個人的に楽しむ目的で携帯の待ち受け画像にするぶんには、著作権に触れることはないと思いますので、是非待ち受け画像として使ってください!
 クルーズは、早く並べばそれだけいい席がとれると思いますが、私たちは1艘目の最後のほうに乗ることになったので、フェリー2階の窓側席は埋まっていました。
 クルーズは、2時間クルーズの場合、前半はフェリーの(進行方向に向かって)左側、後半はフェリーの右側が、いい眺めになります。また、後半で女神に近づくときは、前方のデッキがベストなので、1箇所に座りつづけるのではなく、あちこち移動することになると思われます。ぎゅうぎゅう詰めになるくらい客が乗ってしまったら移動するのも難しいかもしれないですが、私たちのときくらいの込み具合でしたら、まず問題はないと思います。
 ダイヤなどの詳細は、こちらのページ↓を参照してください。
 http://www.circleline42.com/index.ihtml?page=schedule
 (Koopinさんからの情報です)

ナイトクルーズ素敵ですね!!!エンパイアも素敵ですが海から見るマンハッタンもいいですね!今度彼女がNYに来た時でも乗ってみようと思います。

 NY × Nezumiさん、こんにちは。
 私たちは、ライン川(ドイツ)、フィーアヴァルトシュテッテ湖(スイス)、ストックホルム、ウィーンなどでもクルーズ船に乗りましたが、マンハッタンのクルーズは傑出していました。マンハッタンのもうひとつの素顔を、ぜひ彼女さんとごいっしょに♪

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