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2005年05月26日

26-b) 国会議事堂 (ワシントンDC)

国会議事堂 United States Capitol
ワシントンDC Washington,DC

 5月26日(木)。ワシントンDCに到着して■■と●●が最初に向かったのは、キャピトル・ヒルに位置する、国会議事堂(United States Capitol)。
 ここに入場するためには、まず整理券を得る必要があります。9:10に整理券配布所(国会議事堂の西にあります)に行ったところ、■■と●●は10分ほど列に並んだ後に『11:10見学開始のツアー』の整理券をもらうことができました。ちなみに、入場料は無料です。
 国会議事堂は、またの名をキャピトル、もしくは連邦議会議事堂といいます。アメリカ民主主義の象徴(symbol of democratic government)、晴れ渡る青空に映える白亜のドーム。心地良いそよ風。西側の池では、カルガモの親子が泳いでいました。

国会議事堂整理券配布所
↑【左】国会議事堂。  【右】入場するための整理券配布所。↑

US Capitolキャピトル
↑【左】池の水は澄んでいました。  【右】●●の後ろで泳ぐカルガモ。↑


↑【左】カルガモ。  【右】入場整理券。体に貼るシールになっています。↑

 待ち時間に博物館やモール地区を見学したあと、11:10に整理券配布所付近に戻ると、赤いジャケットと黒いズボンを着た係員が、説明を始めました。
 その説明のあと、丘を登り、国会議事堂へ。

係員の説明待合室
↑【左】係員による説明。  【右】ここに、日本語のパンフレットがありました。↑

 国会議事堂前のプレハブ小屋で、厳重に金属探知機とX線による荷物チェックがありました。カメラやビデオカメラは持ち込めますが、食べ物は持ち込み不可。検査後、しばしイスに座って順番が来るのを待ちました。英語はもちろん、日本語、スペイン語、中国語などのパンフレットが置いてあったので、それに目を通していると、ほどなく移動の案内が。

グループでデッキを歩く
↑20人程度の多国籍グループになって移動。

ワシントン記念塔・メモリアルいざ、ゆかむ
↑【左】記念塔を西側に見渡せるテラス。  【右】いよいよ、国会議事堂内部へ!↑

神格化されたワシントンの描かれた天井
↑円型大広間の天蓋に描かれた『神格化されたワシントン』。

壁画
↑円型大広間の天蓋の下を囲む絵画。↑

 Rotunda is the very heart of the Capital.
 入場していちばん最初に入った部屋が、円型大広間(The Rotunda)。外から眺める際に、どうしても目がいってしまう円型ドームの内部です。
 ヨーロッパの教会などに比べると、歴史的な重みがないですって?…いえいえ、決してそんなことはありません。天蓋には、1865年にイタリア系アメリカ人のコンスタンティノ・ブルミディが描いた『神格化されたワシントン(The Apotheosis of Washington)』が待ち構えていました。つまり、民主主義にもし神様がいるとしたら、それはジョージ・ワシントン以外に有り得ないということなのでしょう。そして更に、アブラハム・リンカーンが国葬された場所であることを考えると、おいそれとあくびはできない場所なのです。
 ガイドがここから案内してくれ、いろいろ説明してくれましたが、英語なのであまりよくわかりませんでした。ガイドさんが「どこの国から来ましたか?」と聞いたので、●●は「Japan!」と元気よく発声。同じグループの中には、中国やインド、イタリアの観光客もいて、国際的でした。

下院の旧大ホールアメリカ各州の著名人の像
↑【左】国立彫像ホール(下院の旧大ホール)。  【右】ホールの彫像。↑


↑【左】観光客でいっぱい。  【右】赤い服を着た手前の女性が、ガイドさん。↑

神格化されたワシントンの描かれた天井
国立彫像ホールのドームは、トーマス・U・ウォルターの設計↑。

 The Old Hall of the House now serves as National Statuary Hall.
 そして、続いての部屋は、下院の旧大ホール。現在は、国立彫像ホールと呼ばれていて、その存在感を示している場所です。議会はかつて、アメリカ各州にその州の著名人の彫像を、1つの州につき2体ずつ寄贈するよう要請しました。現在その像は、このホールや廊下に展示されています。ドームは、トーマス・U・ウォルターの設計。

階段を下りますキャピトルの模型
↑【左】階段。  【右】国会議事堂の模型。↑

昔の部屋廊下
【右】国会議事堂の廊下。↑

 続いて階段を降りると、時計やら、国会議事堂の模型やらが展示されている部屋に着きました。そしてここでガイドは終了。あとは、自由に(とは言っても、もちろん入ることができる部屋は限られていますが)見学することができました。

 ■■と●●は、本会議場の傍聴席(House Gallary)に行きたかったのですが、傍聴席を見学するには、下記のようなややこしい手順が必要でした。

(1)まず、入口にいる警備員にパスポートを見せて、『International Guest Pass』をもらいます。
(2)廊下からテラスに出て、そこにいる人に『International Guest Pass』を見せて、『赤いチケット』をもらいます。
(3)それから、階段で3階に上って『赤いチケット』を見せ、カバンがあれば預けて、列に並びます。ふたたび金属探知のゲートを通れば、下院本会議場の傍聴席に入場できます。
 まるで、ロールプレイングゲームの物々交換のようでした。
 下院の傍聴席は残念ながら撮影禁止でしたが、実際に議員が議論をしていて、書記もいました。

東南
↑東南から見た、国会議事堂の外観。

 ホワイトハウスが入場不可になった現在、国会議事堂は観光客にますます人気のようです。その人気がうなずける、偉大な空間でした。

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コメント (2)

みるく:

いいですねー!私、外国行ったこと無いんで物凄く憧れます。

>みるくさん
初めまして!
海外は、若いうちに行くと、いろいろ視野が広がります!
つい30数年前は、パリの往復航空券だけで50万円くらいする時代だったことを考えれば、今の10代、20代は非常にめぐまれている世代だと思いますよ。

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