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2007年12月20日

20a: ストラスブール →

ストラスブール STRASBOURG

人口272,000人。ストラスブール旧市街は1988年世界遺産登録。
2007年12月20日 最高:-3℃ 最低:-9℃ 天気:晴

飛んでストラスブ~ル ★ 冬のフェアリ~・テ~ル

 12月20日(木)。旅行8日目。
 朝食として、シュークルートの缶詰を食べることに。昨年リヨンでも同じものを買いましたが、今回はキッチンがあるので、缶詰を開けたら鍋に移し、ひと煮立ちさせて食べたところ、全く別次元の美味しさになりました。焼いたパンに乗せて食べたら、さらに美味しかったです~♪


↑【左】シュークルートの缶詰。  【右】オーブンで焼いたパンに乗せて食べました。↑

 9:10にホテルを出発し、昨日と同じルートでサントルアール前の乗り場まで行き、トラムD線に乗ってクレベール広場の次の停留所で降りました。そこからプチ・フランス地区へ向かう途中、クグロフやマカロンを売っているお店がありました。


↑【左】パリ橋を渡って旧市街へ。  【右】綺麗なディスプレイのお菓子屋。↑

 クグロフ(Kougelhopf)は素朴な味。

 マリー・アントワネットが、「パンがなければお菓子を食べればいいのに。」と言ったのは有名ですが、そのお菓子が実はクグロフなのだそうです。確かにクグロフは意外と甘くなくて、パンに近い印象でした。マリー・アントワネットの言葉が的外れであることに変わりはありませんが、彼女の言うお菓子とは、ティラミスのようなものではなく、主食にもなり得る食べ物のことだったのです。


↑街のいたるところで、朝からクグロフやマカロンが売られていました。

 それにしても、フランスはディスプレイのやり方がドイツとは全然違うと感じました。ドイツは見た目の美しさよりも分かりやすさ重視という印象でしたが、ストラスブールのお店では(食べ物屋に限らず)最も美しく見えるように商品を並べているようでした。

 ついでに、■■と●●が気づいた、フランスの、ドイツとの違いをもう1点。フランスでは、街のいたるところに手袋の忘れ物がありました。暖房がよく効いた駅構内のベンチに手袋が置き忘れてあるのは理解できますが、屋外でも、忘れ去られた手袋が散見されました。ドイツやスイスでは、こんな風に手袋が置き忘れていることは皆無でしたが…。


↑朝日が昇りきる前の、静かなプチ・フランス地区。


↑【左】コウノトリはアルザスのシンボル。  【右】9:34、サン・マルタン橋。↑

 さて、プチット・フランス地区のサン・マルタン橋に、9:33到着。朝日が昇りきる前の、素敵な時間帯でした。プチ・フランス地区は、旧市街の西側、イル川が4本に分岐しているその中州、運河沿いに木組みの家が建ち並ぶ、とってもメルヘンな一帯。


↑【左】クリスマス仕様のプチット・フランス地区。  【右】黄金のコウノトリ。↑


↑「飛んでストラスブ~ル♪ 冬のフェアリ~・テ~ル♪」

 このあたりのレストランでは、コウノトリ(Cigogne blance)の看板や像が多く見られました。ここストラスブールをはじめ、アルザス地方はコウノトリで有名な地域です。
 散策していると、日本の団体ツアーに参加されている人たちがいました。

ヴァンショー
↑スターバックスではグランデを買え! では、ストラスブールでは?

 10:00から、プチット・フランス地区のそば、バンジャマン・ズィクス広場(Place Benjamin Zix)のクリスマスマーケットがオープン。グリューワインのお店。

コウノトリ
↑【左】お土産屋さんのコウノトリ。  【右】静かな水面が美しい街並み。↑


↑【左】水門で水位が上がるのを待つ観光船。  【右】こちらは同じ船の前方。↑

 広場から少し東に行くと、水門がある場所に着きました。幅2m弱の歩行者用の橋のすぐ隣で、イル川の観光船が水門の中で水位とともに少しずつ上昇してくるしくみ。最初は小さかった観光船内の人たちの顔が、だんだん大きく見えるようになってきて、少し照れくさかったです。
 12月でも、観光船は午前中から運行していました。黒柳徹子さんと山咲トオルさんも乗った船です(約1年前にテレビで放映されていました)。

夜とは違うラファイエットタルト・フランベ
↑【左】ラファイエット。  【右】Pierre Schmidt社のタルト・フランベ。↑

 プチフランス地区を観光したあと、デパート・ラファイエットの中の食品売り場で、Pierre Schmidtという食品会社のタルト・フランベ(フラムキッシュ)を買ってホテルに戻りました。
 Pierre Schmidtは、ストラスブールの北にあるアルザスの町・Weyersheimにある会社。コウノトリの絵がロゴになっていて、タルト・フランベは主力商品。ラファイエットには、この会社のものだけで4種類のタルト・フランベが置いてありました。

 フラムキッシュ・エメンタール (Flammekueche Emmental) 400g 4.59ユーロ(757円)

 アルザス名物の、薄焼きピッツァ。フランス語では『タルト・フランベ(Tarte Flambee)』と言いますが、アルザス語では『フラムキッシュ(Flammekueche)』と言います。

 フラムキッシュ・エメンタール以下の、見出し部分の単語を直訳すると、『薄いパイ(ベーコン、オニオン、白いチーズ、フレッシュクリーム)』。とても美味しそう。さっそくオーブンで焼きました。焼き時間は10分と書かれていましたが、13~14分で生地がちょうど香ばしく焼き上がり、チーズもとろけるようになりました。

「アルザスには、タルト・フランベの生地のように薄く繊細で、タルト・フランベのチーズのように濃厚な……っていう比喩表現があるらしいよ。」


↑【左】ホテルで焼き上がったタルト・フランベ。  【右】ストラスブール駅。↑


ストラスブールのクリスマスマーケット 2007

【主な会場】大聖堂広場、駅前広場、バンジャマン・ズィックス広場、オステルリッツ広場、ブログリー広場など。
【一言メモ】クレベール広場のクリスマスツリーがとても美しいです。

 12:00ちょうどにアパートホテル・ヴィクトリアガーデン・ストラスブールをチェックアウトし、ストラスブール駅へ向かいました。

 昨日までと違い、本日からはレイルパスでなく、普通に切符を購入して移動することになります。
 ストラスブール駅で、ストラスブール駅からミュルーズ駅までの切符を購入(1人11.4ユーロ・1,881円)。

「おっ、ちょうどいい電車があるよ。あれに乗ろう!」

 ほのかに雪をかぶった森や畑、線路などの景色が続きました。ストラスブールからコルマールまで、corailなどの速い電車ならなら所要35分のところ、各駅停車のter(ローカル線)に乗ってしまったので、1時間近くかかりました。

ter ストラスブール駅 12:26発 → コルマール駅 13:23着 (予定)
ter ストラスブール駅 12:26発 → コルマール駅 13:23着 (実際)

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コメント (2)

お久しぶりです。

ストラスブール、しっとりとしていてとても良い街でした。イル川の遊覧船で水上から街並みを眺めたのも良い思い出です。4月でまだまだ暖房が必要だったため、船には屋根がついていたのですが、船外の観光客の皆さんは非常にノリが良かったです。もう少し暖かい時季ならば閘門(水門)の見学者たちとハイタッチ!とかして遊べたはずなのですが・・・ 観光のほかにもトラムの見学などで忙しく、オランジュリー公園に飼育されている市のシンボルのコウノトリを見に行く時間がなかったのが心残りです。
ドイツはともかくフランスはあまり馴染みのある国ではなかったので、ストラスブールのどの辺がフランス的かと聞かれると言葉に詰まるのですが、もしフランスへの渡航経験を重ねた後に再訪したならば、また違った味わいを感じることができるのでしょうね。

>chikocarapeさん

こちらこそ、お久しぶりです。
chikocarapeさんは、ストラスブール・パスをめいっぱい活用されて、遊覧船、巨大ショッピングモール、現代美術館などを巡ったのですね。
http://chikocrape.way-nifty.com/blog/2009/01/5-8-fdd0.html
私たちもこういうショッピングモール↑が大好きなのですが、ストラスブールを訪れたときには存在すら知りませんでした(-_-;)。低床式トラムで訪れる郊外型ショッピングモールと言えば…、ポルトのノルテ・ショッピングセンターを彷彿とさせてくれますね~♪うらやましいです。

1泊でこれだけ多くの場所を観光でき、しかも夜7時半には宿に戻っているとは、すばらしい効率の良さですね!

私は、ストラスブールを訪れる前は、フランスとドイツの中間くらいの雰囲気の都市かなぁと予想していたので、実際に訪れたときにはフランス色を強く感じました(具体的にどのあたりが…というのはなく、あくまでゲシュタルト的にですが)。

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