ニュルンベルク NÜRNBERG
2007年12月15日 最高:0℃ 最低:-3℃ 天気:晴/曇
インターシティ・ホテル、朝、ニュルンベルガーソーセージ
12月15日(土)。
今日は、ドイツ・2つの古都を訪れる予定。
午前中は、バンベルク。
午後は、レーゲンスブルク。
この2つの都市には、大きな共通点が2つあります。1つは、どちらも第2次大戦中の爆撃を奇跡的に免れたということ。そしてもう1つは、どちらも世界遺産に選ばれているということ。
出発の前に、ホテルで朝食。ホテル・インターシティ・ニュルンベルクの朝食は、7:00からと告げられていましたが、6:50に食堂に行ったら、もうセッティングされていて席に着くことができました。朝食の食堂はディナーのレストランと同じ。白とダークブランを基調としていて、間取りもゆったりしていました。
↑【左】スタイリッシュな朝食の食堂。 【右】クロワッサン、ケーキも充実。↑
一般的なハム、パン、チーズ、シリアルだけでなく、ニュルンベルガーソーセージ、ゆで卵、スクランブルエッグ、サーモンのマリネ、レバーケーゼ(ドイツ風ミートローフ)、シュトライヒヴルスト(非加熱ソーセージ)、ケーキ、ヨーグルトドリンクなど多種多様。お茶の種類も豊富でした。
「ニュルンベルガーソーセージをパンにはさんで食べると、美味しいね♪サラミも美味しい!」
「レバーケーゼはちょっと苦手。でも、隣に座っているドイツ人女性は、パンにレバーケーゼを薄く塗って食べているね。」
食後、チェックアウトして荷物をフロントに預けてホテルを出発し、ニュルンベルク中央駅へ。
RE ニュルンベルク中央駅 8:40発 → バンベルク駅 9:25着(予定)
RE ニュルンベルク中央駅 8:41発 → バンベルク駅 9:26着(実際)
バンベルク BAMBERG
2007年12月15日 最高:0℃ 最低:-3℃ 天気:晴/曇
ここは、リトル・プラハ ★ バンベルク
↑Backhaeusla(パン屋)の外壁が、アドヴェントカレンダーになっていました。
青空が広がるバンベルクの朝。南西方向へ向かって歩き、Ketten橋(マイン・ドナウ運河)を渡り、フランツ・ルートヴィヒ通り(Franz-Ludwig-Str.)のBackhaeuslaというパン屋へ。このパン屋の外壁には、けっこう大掛かりな(バンベルク観光局の公式サイトで紹介されているほどの)アドヴェントカレンダーがありました。
↑マクシミリアン広場のクリスマスマーケットは、10時前からOPEN。↑
グリューナー通り(Gruener Market)とマクシミリアン広場では、朝からクリスマスマーケットが開催されていました。小物の精巧さには、目を見張るものがありました。
↑【左】グリューナー通りの聖マルティン教会。 【右】クリスマスマーケットにて。↑
マーケットをじっくり見たり、大通りにあったデパートKAUFHOFを覗いたりしていると、急速にどんよりとした雲が近づいてきて、10:00ごろから日差しが雲に遮られてしまいました。
「あっ!いちばん光を必要とする被写体に着く前なのに…。」
その被写体とは、バンベルク旧市庁舎(Altes Rathaus)。曇っていてもその存在感が失われるわけではありませんが、太陽の光を浴びているほうが、川に突き出た部分の立体感がより良く表現されるので、ここには晴天で訪れたかったのです。10:10に■■たちがその場所に着いたときには、上空は雲で覆われていました。
がっかりしていたところ、10:13から再び南東側の空の雲が薄くなり、太陽が顔を出しました。今がチャンスとばかりに、旧市庁舎を撮影。
↑【左】バンベルク旧市庁舎のロットマイスターハウス。 【右】3方向から。↑
旧市庁舎は、レグニッツ川の中州(西の分流)にそびえたっており、晴天時には、17世紀に増築されたロットマイスターハウスと呼ばれる木組みの家部分がひときわ輝いて見えました。
↑上橋から見た、下橋と小ヴェニス地区。
↑下橋から見た小ヴェニス地区。
旧市庁舎を貫く上橋(Obere Bruecke)から小ヴェニス地区を見ようとしたところ、もう1本西側(中州の最西・最下流)に架かる下橋(Untere Bruecke)からのほうがよく見えそうだったので、そこまで移動。
下橋(Untere Bruecke)から、小ヴェニス地区(クライン・ヴェニディヒ)を眺めました。
↑【左】坂の上のバンベルク大聖堂。 【右】司教のための新宮殿。↑
↑【左】新宮殿は堂々たる構え。 【右】坂の途中にあったレストラン。↑
それから、坂と階段を上がり、大聖堂と新宮殿、旧宮殿へ。バンベルクは『7つの丘に広がったローマ市街のようだ』という評価されることもあるそうですが、■■はローマというよりプラハに近い印象を受けました。
大聖堂は、ロマネスク様式からゴシック様式への過渡期に建てられたもので、力強くて温もりのある、独特の仕上がりになっていました。
新宮殿のバラ園(Rosengarten)には、季節外れのたった1本のバラと、赤レンガの屋根が広がる町並みの眺望がありました。小ヴェニス地区などが見えないため最高とは言えませんが、がっかりすることもない眺めでした。
↑新宮殿のバラ園から見下ろしたバンベルクの旧市街。
↑【左】バラ園から見えた聖ミヒャエル教会(右)。 【右】旧宮殿。↑
新宮殿と通りを挟んで向かい側にある旧宮殿の中では、中世のクリスマスマーケット(Mittelaltenlicher)が期間中毎日行われていますが、11:00開始のため、まだお店はオープンしていませんでした。
『URBOCK』 始めました ★ シュレンケルラ
その後は階段と坂を下って、シュレンケルラというビアホールへ。ここに立ち寄ったのはもちろん、ラオホビア(Rauchbier)と呼ばれるバンベルク名物の燻製ビールを飲むため。
シュレンケルラでは、入口から7歩ほどまっすぐ進んだところの左側にある小窓で、まずビールを注文。お金を払ってビールを受け取ったら、空いている席に自由に座ります。おつまみは持ち込み可(のようでした)。午後や夜はかなり混み合う人気店ですが、11:00に訪れたらまだ空いていました。
↑【左】シュレンケルラの入口にあった張り紙『URBOCK(冬期限定ビール)、始めました』。
【右】入口を入ってすぐの小窓から注文し、代金を支払ってビールをもらいます。↑
↑【左】バンベルク名物、シュレンケルラのラオホビア(燻製ビール)。 【右】陽気なおじさん。↑
Rauchbier Maerzen(ラガー) 500mL 2.2ユーロ(363円)
Rauchweizen(ヴァイツェン) 500mL 2.35ユーロ(388円)
これでも以前よりずいぶん値上げしたみたいですが、まだまだ良心的な価格の燻製ビール。『ラオホビアはベーコン風味の後味』などとずいぶん怖い評判を聞いていたので覚悟して飲みましたが、意外になめらかで上質な後味でした。
『Rauchbier Urbock』という冬季限定のアルコール度数の高い燻製ビールもありましたが、まだ午前中なので注文は控えました。
「こんな店が家の近所にあったらいいなぁ。」
午前中から千鳥足(シュレンケルラ=千鳥足という意味)になり、バンベルク中央駅へ戻りました。
↑【左】旧市庁舎を横側(南西側)から。 【右】お茶目なサンタたち。↑
ICE バンベルク駅 11:43発 → ニュルンベルク中央駅 12:20着(予定)
ICE バンベルク駅 11:43発 → ニュルンベルク中央駅 12:25着(実際)
※ クリスマスマーケットやホテルの情報は、2007年12月現在のものです。
午後は、『イタリア最北の街』という異名を持つ不思議な街、2006年に世界遺産に登録されたばかりのレーゲンスブルクへ!ランキングに協力していただける場合、投票(この文章をクリック)してください♪