バーゼル BASEL
2007年12月22日 最高:3℃ 最低:-8℃ 天気:晴
12月22日(土)。早いもので、旅行10日目です。
↑【左】新聞に掲載されていた、FCバーゼルの選手紹介。ディフェンダー欄に中田浩二選手。 【右】アニメ『アルプスの少女ハイジ』の逆輸入。スイスで朝6:00から放送されていました。↑
ホテルの朝食は、6:30から。
パンは美味しかったけれど、ソーセージは、ドイツほど美味しくなかったです。
ゆで卵は、ふつうのゆで卵のほか、半熟のゆで卵もあり。チーズは種類豊富。スクランブルエッグ、ベーコン、シリアル、フルーツ、デザート…。ひととおりのものはそろっていて、なかなか工夫されたものも多かったですが、ルネッサンス・ホテル・ザルツブルクの朝食に比べて、全体的に繊細さに欠ける味でした。
置いてある水は炭酸水だけだったので、ガス無しの水を注文。
ドイツ語圏でガス無しの水を頼むときには、「オーネ・コーレンゾイレ!」と元気よく言えばOK。
↑【左】ホテルの朝食会場。 【右】本格的なスイス・チーズ。↑
ホテルの食堂には、阪急交通社のツアー客が大勢いらっしゃいました。フリータイムの多い『スイス・バーゼルのクリスマス 6日間 119,800円』というツアーに参加されているようでした。日本人は朝型旅行の人が多いので、食堂の中はほとんどが日本人。一瞬、日本に帰ってきてしまったかのような錯覚を受けました。
↑ミットトレ橋から見たバーゼル市街。
9:20から11:00まで、バーゼル観光。今日も晴れ。この旅行は本当に天気に恵まれていて、ここまで雨・雪はゼロ。
■■も●●も、防水加工の靴を新しく購入したのですが、これだったらいつもどおりのスニーカーでも全然OKでした。
ライン川の上に架かるミットトレ橋からバーゼルの市街を眺めたり、マノール・デパートのレストランに行ったりしました。
↑このトラムは、バーゼル市街を走っている中では旧式の部類。
↑【左】マノール・デパートのレストラン。 【右】。↑
↑【左】デパート内の、EURO2008グッズ・コーナー。 【右】市庁舎の時計。↑
それからホテルに戻り、部屋でしばしティータイム。
12:00にホテルをチェックアウトし、12:08にHeuwaage停留所から10番のトラムに乗車。中央駅には12:15到着。
中央駅には、EURO2008の垂れ幕がありました。まだEURO2008一色というわけにはいきませんが、きっと2008年の夏に、このバーゼルでさまざまなドラマが起きることでしょう。
↑【左】停留所の前に電光掲示板が設置されていて、トラムが到着するまでの時間が分かるので便利。 【右】EURO2008の6試合が開催されるバーゼル。地元のスイスもここで戦います。↑
本日は、このあとベルンに行って観光してから、フリブールという都市まで移動し、そこで宿泊する予定。
バーゼルからフリブールまでの切符は、1人46CHF(4,600円)。窓口は混んでいたので、駅の自販機で購入しました(クレジットカード使用可)。
CIS バーゼルSBB駅 12:30発 → ベルン中央駅 13:27着 (予定)
CIS バーゼルSBB駅 12:30発 → ベルン中央駅 13:30着 (実際)
上記のCISとは、独立国家共同体のことではありません。
CISとは、チザルピーノ(Cisalpino)という列車の略記です。チザルピーノは、スイス、イタリア、ドイツを結ぶ高速列車で、高速運転の際に車体を傾けることでスピードを落とさず走行できるシステムを導入しています。
■■たちは、バーゼルとミラノを結ぶCISに乗りました。3駅目がベルン。
ベルン BERN
人口127,000人の、スイス連邦の首都。ベルン旧市街は1983年世界遺産登録。
2007年12月22日 最高:-1℃ 最低:-5℃ 天気:晴・曇
13:30、スイスの首都、ベルンに到着。カーブを描いたプラットフォームが特徴的なベルン中央駅。事前に、『ベルンは首都のわりに田舎だ』という情報を耳にしすぎていたため、到着したときには『ベルンって意外に都会だ』という印象を受けました。
まずは、ベルン駅でコインロッカーを探しました。7分ほど歩いて見つかったコインロッカーは、小が5CHF(500円)、大が6CHF(600円)。ロッカーは、暗証番号式のドイツと違って、鍵タイプ。
ベルンの小ロッカーは、ドイツのハイデルベルクで使用した2ユーロ(330円)のコインロッカーよりもサイズが小さかったですが、なんとか33Lと20Lのリュックが両方入りました。
しかし、ここで問題が!
大ロッカーは、『1CHF硬貨、2CHF硬貨、5CHF硬貨』の3種類だけ使用可能であるのに対し、
小ロッカーは、『0.5CHF硬貨、1CHF硬貨、2CHF硬貨』の3種類だけ使用可能。
■■のポケットには、5CHF硬貨はあるものの、1CHF硬貨や2CHF硬貨だけで5CHFぶんはありませんでした。
「なんで小ロッカーは、5CHF硬貨が使えないのかなぁ!?不便だね。」
近くにいた人に両替を頼んでみましたが、あいにく小銭を持ち合わせていませんでした。2人目にたずねた人も小銭は持っていませんでしたが、このコインロッカーの入口付近に、お札を硬貨に両替できる機械があると教えてくれました。
両替機に20CHF札を入れると、4回戻ってきてしまいましたが、5回目に入れたら成功し、2CHF硬貨8枚+1CHF硬貨4枚に両替されました。
無事、ロッカーに荷物を入れて、観光出発。
↑【左】ベルン中央駅。 【右】土曜日の午後のベルン旧市街は、人でいっぱい。↑
ベルン中央駅からシュピタール通り(Spitalgasse)へ。そして東に伸びるシュピタール通りには、彫刻の施されたたくさんの噴水、牢獄塔、時計塔など、ベルンを象徴するものがたくさんありました。土曜日の午後ということもあり、シュピタール通りは人でいっぱい。
「人が多いところを歩くのは、ロンシャンの坂道を歩くよりもはるかに疲れるなぁ。」
「確かに。それに、昨日の疲れが今日に影響してるということもあると思うよ。」
↑【左】シュピタール通りと時計塔。 【右】ツェーリンガー噴水。↑
ベルンの主なクリスマスマーケットは、ヴァイゼンハウス広場(Weisenhaus Platz)と大聖堂広場(Muensterplatz)の2か所。いずれも徒歩圏内です。
ただ正直なところ、クリスマスマーケットはだいぶ見飽きてきた上に、ベルンのマーケットの屋台はドイツに比べると飾りっ気がなく無表情で、しかも規模が小さかったので、ほとんど写真を撮りませんでした。
↑。
シュピタール通りは、時計塔を過ぎた東側からクラム通り(Kramgasse)と名を変え、少し混雑が緩和されました。
↑【左】EURO2008では超強豪国が集うベルン。 【右】アインシュタイン・ハウス。↑
『E=mc2』
そして、そのクラム通りに面してアインシュタイン・ハウス(Einstein Haus)がありました。アインシュタインが下宿していた家で、現在は資料館になっています。相対性理論は、ここで生まれたのです。残念ながら本日は休館でしたが、アインシュタインの背広がディスプレイされていて、見ることができました。
↑【左】アインシュタイン・ハウスのディスプレイ。 【右】これを着ていたのでしょうか?↑
ベルンの町はヨーロッパ最長といわれる全長6kmのアーケード(ラウベン Lauben)があります。そのアーケードは、シュピタール通りからクラム通りまで通りの両脇に続いていて、アインシュタイン・ハウスの入口もアーケードになっていました。
ただ、このアーケードは天井がやや低めで圧迫感があり、道幅も広くありません。そのため、アーケードを歩くと視界が狭くなり、観光向きではありません。雨天時以外は、あまり重宝しないような気がしました。
アインシュタイン・ハウスのすぐ東側の小道に入って、南へ少し進むと、ベルン大聖堂(ミュンスター Muenster)と大聖堂広場(Muensterplatz)がありました。ベルン大聖堂は、スイスで最も高い大聖堂。
↑【左】後期ゴシック様式の大聖堂。 【右】暖房が効いていて、とても暖かい大聖堂内部。↑
↑大聖堂正面入口の、『最後の審判』のレリーフ。
ベルン大聖堂の内部は、これまで訪れたドイツの大聖堂の内部と、決定的に違うところがありました。それは『暖房』。レーゲンスブルクの大聖堂とは、あまりにも対照的。ベルン大聖堂の中は、とてもよく暖房が効いていました。
そして、大聖堂南側にあるミュンスタープロムナードはちょっとした展望台になっていて、アーレ川と旧市街の家々を見渡すことができました。
「煙突から煙が出ている家が多いね。煙を見ると、家の中の幸せな家庭が目に浮かぶね♪」
↑ミュンスタープロムナードからの眺望。
↑【左】カーブを描くアーレ川。 【右】寒くて暖かい風景。↑
その後、■■たちは東へ足を進め、『つ』の字にカーブを描くアーレ川の弧がもっとも膨らんだ部分に架かるニーデック橋を渡りました。
橋を渡ってすぐ右側(南側)に、人だかりがあったので近づいてみると、堀の下に熊が2頭いました。
↑【左】この人だかりに近寄ってみると…。 【右】堀の下に熊がいました♪↑
子ども連れの観光客が売店で売っているエサ(ピーナッツなど)を買って、子どもに投げさせたりしていました。
熊公園の熊は、ものすごい脱力系でした。そのだらだらぶりは、リラックマに勝るとも劣らないくらい!
↑【左】左の熊は意味不明な格好。右の熊はエサを食べる瞬間。 【右】仲良しの熊。↑
↑熊は、ベルンの名前の由来。
リラックマのようにだら~んと座り、ただ観光客が投げるエサを待っています。
観光客がエサを投げると、口を開けて、ぱくりとエサをナイス・キャッチ。しかし、投げたエサが少しでもずれると、平然と見逃してしまい、地面に落ちたエサを拾って食べようとは決してしないのです。
ごろごろしている仕草が、何とも憎めずかわいかったです。
↑お土産屋で売っていた熊もかわいかったです。
熊公園の次は、バラ公園へ。
その後、アアルガウアー通りという坂道を上り、バラ公園(Rosengarten)へ向かいました。当然この時期にバラは咲いていませんが、バラ公園に上る途中の坂道から、アーレ川のアーチと旧市街を見渡すことができるので、登ってみました。
残念ながら強い逆光の上、薄く霧がかってきて、期待したような風景は見れませんでした。
↑【左】バラ公園へ登る道。 【右】バラ公園。↑
↑【左】ベルン旧市街は、残念ながら逆光と霧でよく見えませんでした。
バラ公園に上がると、■■は頬にわずかに冷たいものを感じました。雪?それとも?
バラ公園の公衆トイレは無料で(公衆トイレのわりには)清潔でした。用を足して便座から立つと、自動的に便座が持ち上がり、それによって自動的にサイクロンのように水流が流れ出すタイプ。
その後坂道をおり、また熊公園の熊を見て、それから旧市街へ戻りました。
スイスに入国してから(特にベルン以降)、中国人観光客を非常に多く見かけるようになりました。中国人には、スイスが大人気なのでしょうか。
↑【左】店舗への入口へ不思議な角度。アーケードが続くベルン旧市街では珍しくありません。↑
ベルン中央駅の近くまで戻ってきて、COOPで買い物。16:30。土曜日なのでCOOPは閉店間際。サービス価格になったお花を買おうと、おしゃれな中年男性が花屋に集まっていたのが印象的でした。■■はビールを、●●はパンを購入。スーパーのレジも、閉店間際のため混んできてました。
ベルン中央駅そばには、COOP RESTAURANT、COOP CITY、COOP BANKなど、COOP系列のさまざまな店が点在していました。
↑【左】わずかにライトが灯りだしたベルン旧市街。 【右】スーパーマーケット、COOP CITY。↑
ロッカーからリュックを取り出し、フリブール行きのICに乗りました。
ちなみに、スイスの小コインロッカーは4段組ですが、全部均等の大きさではありません。いちばん下の段だけ、少し縦に広いです。
電車は黒い座席。17:04に定刻出発。17:15には、車窓の外は真っ暗に。
IC ベルン中央駅 17:04発 → フリブール駅 17:25着 (予定)
IC ベルン中央駅 17:04発 → フリブール駅 17:25着 (実際)
最後の宿泊都市、フリブールではとても素敵なお祭りに遭遇しました。ランキングに協力してくださる場合、この文章をクリックしてください♪
コメント (1)
はじめまして。
ベルンに行く予定があるんですが、私はあえてツアーではなく一人旅を。
って大丈夫だろうかと今さらながら心配になってきてしまいました。
出発まであと1週間しかないんですけどね。笑
も~、早く一週間経ってほしい!!
風景が違うんですよねぇ。ん~、何だか現実逃避してしまいました。笑
投稿者: たいが | 日時: 2011年09月26日 17:40
日時: 2011年09月26日 17:40