ter ストラスブール駅 12:26発 → コルマール駅 13:23着 (予定)
ter ストラスブール駅 12:26発 → コルマール駅 13:23着 (実際)
↑【左】おとぎの国へ向かうterの車窓から見えた銀世界。 【右】コルマールに到着。↑
コルマール COLMAR
人口65,000人。ストラスブールの南に位置するアルザスの都市。
2007年12月20日 最高:2℃ 最低:-11℃ 天気:晴
アルザスという名のおとぎの国
コルマール駅構内のインフォメーションで尋ねたところ、コルマール駅にはコインロッカーはないとのこと!しかたなく、リュックを背負ってコルマール観光。
コルマールは意外に広く、主だった観光スポットを周るだけで4km以上歩きました。…広いと言うよりは、駅から旧市街までの距離が離れていると言ったほうが正確なのですが、実際に歩いているときには、とにかく「広いなぁ。なかなか着かないなぁ。」と感じたのです。
2日目のヴュルツブルクでもリュックを背負ったまま同程度の距離を歩きましたが、観光実質初日だったあの日に比べ、倍以上疲れました。…と、情報弱者の愚痴はこれくらいにしましょう。
前日の旅行記でも紹介したブログ『takapyonaの美味的生活』によると、2006年3月の時点のコルマール駅には、コインロッカーはないものの、荷物預かり所があったとのこと。インフォメーションの人が教えてくれなかっただけなのか、荷物預かり所がなくなってしまったのか、それとも預かり所はあるけど冬期休業中だったのか、真実はどうなのでしょう?
↑【左】小ベニス地区。 【右】トゥルンヌ通りの橋から、サンタ発見。↑
とにかく、コインロッカーがないコルマール駅を出発しました。まず目指したのは、駅の東にあるプチット・ヴニーズ地区。ただ、いきなり勘違い。メッシミー通り(Rue Messimy)を歩いているかと思ったら、その1本南側を平行に伸びるレイモン・ポアンカレ通り(Avenue R.Poincare)を歩いていました。幸いすぐに気がついたので、軌道修正できました。
サン・ピエール通り(Boulevard Saint Pierre)の橋に到達すると、13:50。ここから、プチット・ヴニーズ地区(小ヴェニス地区)が見えました。
↑コルマールのサンタクロース・ベスト3。↑
↑【左】クマのぬいぐるみがいっぱい。 【右】カラフルな町並み。↑
トゥルンヌ通りの橋(Rue Turenne)から、木の船に乗ったサンタが見えました。
「こ~の船~を漕いでゆけ お~まえの手で漕いでゆけ~♪」
クマのぬいぐるみがいっぱい飾ってあるホテルや、サンタの置物が、かわいらしいコルマールのコロンバージュ(Colombage、木組みの家々のこと)のアクセントとなり、町は楽しい雰囲気。
旧税関前広場(Place de l'Ancienne Douane)で、クリスマスマーケットが行われていました。
↑【左】コロンバージュ。 【右】旧税関広場前のクリスマスマーケット。↑
↑【左】白いクリスマスツリー。 【右】コルマールへようこそ。↑
また、町のいろいろな場所で、白いツリーが散見されました。夜はライトアップされてきれいに浮かび上がるのでしょう。
運河を離れると、いよいよ旧市街のメイン。
↑カラフルなコルマールの町にふさわしい、サン・マルタン教会。
↑【左】サン・マルタン教会のコウノトリの巣。 【右】ドミニカン教会。↑
サン・マテュー教会(Die Kirche Sankt-Mattheus)。
サン・マルタン教会(Die Stiftkirche Sankt-Martins)。オレンジ色と緑色のバランスがよく、温かみのある外観の教会。コウノトリの巣が、屋根に設置されていました。
ドミニカン教会(Die Dominikaner Kirche)。
プフィスタの家(Pfister Haus, Maison Pfister)。見つかりそうでなかなか見つけられませんでしたが、サン・マルタン教会のすぐ南にありました。『ハウルの動く城』のモデルとなったとされている家。
頭の家(Kopfhaus, Maison de tetes メゾン・デ・テット)。段々屋根に手の込んだ装飾がされた、17世紀の建造物。ハイデルベルクの騎士の家に似ていると思いましたが、あとで写真で比べたら然違いました。
↑【左】プフィスタの家。 【右】猫かばん。↑
↑【左】頭の家。 【右】コルマールのクリスマスマーケット。↑
少しあわただしくなってしまいましたが、これにてコルマール観光は終了。
大戦の戦禍を免れたコルマールの町並みはたしかに歴史的な価値があるでしょうし美しかったですが、それよりも戦禍をもろに受けながらあれほど堂々たる美しさを取り戻したストラスブールのほうに軍配をあげたいと思いました。■■と●●の2人は、ストラスブールの崇高な精神の気高さに、コルマールを訪れた時点で気づいたのです!
…と言いたいところですが、果たして本当にそうでしょうか?
ドイツ訪問時には、戦禍を免れたバンベルク(バンベルクに至っては、コルマール同様に小ヴェニス地区があるという共通点もあります)・レーゲンスブルク・エスリンゲンなどの都市を、戦禍をもろに受けたヴュルツブルク・ニュルンベルク・シュトゥットガルトなどと、比較して論じようとは思いませんでした。
そう考えると、戦禍うんぬんは抜きにして、純粋にコルマールよりもストラスブールのほうが好みだったと考えるほうが妥当かもしれません。
…愚痴の次は、理屈っぽくなってきました。
↑15:24発のバーゼル行きterに乗り、ミュルーズへ向かいました。↑
【主な会場】ドミニコ会教会前広場、小ベニス地区、旧税関前広場、旧税関内、ジャンヌ・ダルク広場
【一言メモ】クリスマスマーケットの規模は、ドイツの各都市に比べるとやや小さめでした。
その後、駅へ戻り、今日の宿泊地ミュルーズへ向かいました。
ter コルマール駅 15:24発 → ミュルーズ・ヴィル駅 15:47着 (予定)
ter コルマール駅 15:24発 → ミュルーズ・ヴィル駅 15:47着 (実際)