↑真夏のローマからスタートしました。赤い丸は宿泊した都市です。
成田 NARITA
2006年8月1日(火)。
旅立ちの日はいつも、こころに特別な感情と感慨がわきあがってきます♪それが、これから日本を1ヶ月間も離れる場合においては、なおさらでしょう。
「地球の歩き方には、イタリアもフランスも観光客を狙った軽犯罪(窃盗など)が多発していると書かれているね。」
「今まで以上に、気を引き締めないとね。」
JAL409便(ローマ行)は、成田空港第2ターミナルを13:00発の予定でしたが、便の到着が遅れ、13:30出発。座席は、海外の航空会社に比べてせまい印象。ミッションインポッシブルIIIなどの映画が上映されていました。
ローマ ROMA
人口2,820,000人。イタリアの首都。
出発は遅れたけれど、ローマには予定より早く到着。18:22にフィウミチーノ空港へ着陸しました。飛行機は直行便なので、とても快適で早く感じられました。もう少し早く(15:00くらいに)ローマに到着できれば、もっと快適なのですが。
↑【左】JALの機内食。 【右】フィウミチーノ空港内を移動するバス。↑
日本とイタリアの時差は、サマータイムのため7時間。腕時計とデジカメの時計をイタリア時間に変更し、飛行機から晴天の空港に降り立った瞬間…。
「暑い!」
「しかも、蒸し暑い!」
18:30を過ぎているのに、30度を越す気温。70%を超える湿度。空港はあまり冷房の効きがよろしくなく、入国審査はゲートが1つしか開いておらずスローペース。『イタリア的時間』の洗礼を早くも浴びる事になりました。
18:55に入国審査を通過。リュックは機内持込可能サイズなので、スーツケースのときのように荷物が出てくるのを待つ必要はなく、そのままレオナルドエクスプレス(1人9.5ユーロ、1425円)の乗り場へ直行。窓口で切符を買うと、窓口のお兄さんがなぜかウィンクしてくれました。
フィウミチーノ空港を19:08に出発したレオナルドエクスプレスは、ノンストップで19:38にローマ・テルミニ駅到着。この列車は到着ホームから駅の出口まで、かなり歩かなければならないのが難点です。重いリュックが肩にのしかかりました。
↑【左】リュックとレオナルドエクスプレスの切符。 【右】清潔なHotel Dell'Urbe。↑
駅の東口出口を出て徒歩5分で、1泊目のホテル、Hotel Dell'Urbeに20:00到着。わかりづらい入口のブザーを押すと、鍵が開き、エレベーターで5階へ。この建物の、5階だけがホテルになっているようです。フロントで若く背の低いイタリア女性にいろいろ説明されました。「3つの鍵(1階の入口、5階の入口、部屋)が束になったものと、部屋の天井に付いているファンのリモコンのデポジットとして、40ユーロを預けて下さい」と言う女性。この日が初の宿泊だったので、イタリアではこういうシステムが一般的なのかと思い、それに従いましたが、こういうデポジットを払うホテルは、ここが最初で最後でした(40ユーロは翌日返却されたので、問題はありませんでした)。
部屋の中はは暑く、窓を開けて天井のファンを回して、なんとか過ごせるくらい。
宿泊料金は1室60ユーロ(朝食つき)。部屋は改装して間もないようで、清潔。シャワーとドライヤーは部屋についていました。8月1日のローマは、20:30だと空はまだ多少明るく、21:00になってようやくほぼ真っ暗になりました。36号室でひと休みした後、21:05、荷物を置いてホテル出発。
↑ローマ・テルミニ駅東口。
↑【左】共和国広場。 【右】夜のローマの街並み。↑
坂の多いローマ。車の多いローマ。観光客も多いローマ。共和国広場を通った後、夜のトレヴィの泉へ行きました。観光客がいっぱいで、足の踏み場もないほど。■■は2回目。●●は3回目のトレヴィの泉。
「ここに来ると、『ローマに来た!』という感じがするね~♪」
「どんなに観光客が多くても、やっぱり旅行のスタート地点はここ以外考えられないよね!」
「これから1ヶ月間。どんなことが起きるかな?」
↑美しくライトアップされた、トレヴィの泉。
それから、スペイン広場へ。大声で歌う若者がたくさんいました。夏期休暇が、うれしくてたまらないのでしょう。歌っているというより、ほとんど叫んでいる人も多かったです。地下鉄でテルミニ駅まで戻ろうとしましたが、なぜか地下鉄が運行されていなかったので、しかたなく徒歩でふらふらになりながら、23:15ホテル帰着。
↑【左】スペイン階段。 【右】スペイン階段を登り、ローマの街を見下ろしました。↑
■■が今までに訪れたことのあるイタリアとフランスの都市は、ミラノ、ヴェローナ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマ、ナポリ、カプリ島と、パリ。●●は、ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマ、ナポリ、ポンペイと、パリ。
このイタリアの首都は、2人とも初めて訪れたわけではないので、残念ながらそれほどの感動はありませんでした。しかも坂道が多くかなりきつかったですが、観光初日に夜のローマを大禍なく徒歩で歩き回れたことにより、身の安全に関する自信が備わりました。
入浴して、2:00就寝。