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2006年08月16日

16b) モナコ → ニース

フランス旅行map
↑ここからはフランスの旅。赤い丸は宿泊した都市です。

モナコ MONACO

 人口32,000人。きらびやかなリゾート国家。

 コート・ダジュール南仏。この甘美な言葉の響きに胸を躍らせない旅人がいるでしょうか?フランスであると同時にイタリアの香りもする、太陽に愛された世界。■■たちのフランスの旅は、この地を欣喜雀躍することによって始まりました♪
 最初に訪れたのは、面積わずか1.95平方kmの独立国家、モナコ公国。12:20、モナコ・モンテカルロ駅に到着。


↑【左】モナコ・モンテカルロ駅は地下駅。  【右】動く歩道。↑

 いちばん西側の出口から、動く歩道に乗って地上に出て、まずは宮殿へと向かいました。Avenue de la Porte Neuveから枝分かれしている階段を上っていく観光客が多かったので、リュックを背負いながらついていくと、みるみる標高が上がっていきました。幸い、階段は思ったよりも短く、10分ほどでモナコ大公宮殿前のパレ広場(Place du Palais)に到着。


↑階段を元気に上る観光客がいっぱい。


↑【左】モナコ大公宮殿。  【右】衛兵さんがいらっしゃいました。↑

 パレ広場(モナコヴィル地区)からは、北側(コンダミーヌ地区、モンテカルロ地区)と南西側(フォンヴィエイユ地区)を存分に見渡すことができました。


↑【左】北側・コンダミーヌ地区の眺望。  【右】南西側・フォンヴィエイユ地区の眺望。↑

 これまでイタリアでいくつものヴューポイントを訪れましたが、モナコの山あいに広がる建造物群は、他の場所とは比べようもなく圧巻。ビルの数が段違いに多いので、展望台の先に一枚絵が広がっているような錯覚に陥りました。


↑モナコの圧倒的な眺望。↑


↑モナコ港を囲む公道は、F1グランプリのコースでもあります。

 西側のフォンヴィエイユ地区。少し眺めただけでは見逃してしまうところに、ビルと同化して、FCモナコのホームグラウンド・ルイ2世スタジアム(Stade Louis II)が見えました。ルイ2世スタジアムは、世界一エレガントなスタジアムと評されるサッカー場です。


↑写真左側、建ち並ぶビルに混じって存在しているのがルイ2世スタジアム。

 そう、モナコほど、『エレガンス』という言葉がぴったり当てはまる国は他にないでしょう。

 13:00、パレ広場近くの路地(rue Comte-Felix-Gastaldi)を入ったところにあるカヴァニエトゥ(U Cavagnetu)というレストランに入り、ランチタイム♪ 店内はほぼ満員でした。


↑【左】レストラン・カヴァニエトゥ。  【右】落ち着いている店内。↑

「まだ、ウェイターさんと話すときに、つい『ボンジョルノ』『グラッツェ』って言っちゃうねー。」
「せっかくイタリア語に慣れてきたのに、次はフランス語かぁ…(・_・)。」

 メニューには、フランス語と英語が併記されていました。
 ツーリストメニュー(Carta Turisticu)は、15ユーロ(2,250円)でサラダ、メイン料理、デザートを1品ずつ選ぶタイプでした。2人はそれぞれ、以下のものを注文しました。

■■:シーザーサラダ、ラムステーキ、フォンダンショコラ
●●:ニース風サラダ、ウィーン風チキンカツ、アップルパイ


↑【左】シーザーサラダ。  【右】ラムステーキ。↑


↑【左】フォンダンショコラ。  【右】アップルパイ。↑

 フランスのレストランは、基本的に水道水が無料なのですが、まだそのことを把握していなかったので、500mLのVittel(3.4ユーロ、510円)を頼んでしまいました。(水道水を頼むときは、「ユン(ヌ)・カラフ・ドー、シルヴプレ」と言えばOKです)
 料理は、メイン料理はあまり手間がかかっていなくてそれなりの味でしたが、サラダとデザートは、とても美味しかったです。

 クレジットカードのサインで自分の名を漢字で書いたら、「ファンタスティック!」と言われました。

「そういえば、イタリアでは一度も言われなかったなぁ。昔イタリアを訪れたときは、何回か言われた記憶があるけれど。」

 メニュー選びに時間がかかったのと、コース料理で順番に料理が出てくる形式だったため、レストランを出たのは15:00。


↑【左】ショッピングセンターへの通路。  【右】街の要所にある公共エレベーター。↑

 午後はまず、市街にいくつか設置されているエレベーター(無料)を駆使して、フォンヴィエイユ・ショッピングセンターへ行きました。ここは熱気がこもっていて、冷房があまり効いておらず、すぐに退散。
 その後、コンダミーヌ地区のモナコ湾へ。ここ(Boulevard Albert-1er)に観光案内所のブースがあったので、モナコの地図をもらい、グラン・カジノへの行きかたを教わりました。


↑【左】トランポリンで大ジャンプ。  【右】英雄たちの挽歌。↑

 モナコ湾には仮設の遊園地があり、親子連れでにぎわっていました。シビアなアスレチックや、ものすごく高く飛べるトランポリンなど、日本ではあまり見かけない遊具にチャレンジしている子供が大勢いました。また、なぜか日本代表の三都主アレサンドロのTシャツ(背番号14番)を着たフランス人を発見。

モナコの警察署
↑【左】ショベルカーはヒュンダイ社製。  【右】モナコらしい警察署。↑

 エレベーターに乗り、さらに坂道を上ると、グラン・カジノやオテル・ド・パリがあるカジノ広場に到着しました。言うまでもありませんが、この一帯は観光客でいっぱいでした。


↑アロンソ、シューマッハ、かつてはセナやプロストが駆け抜けた道路。↑

 世界各地のセレブ的な香りがするカジノ広場ですが、ごっついリムジンばっかり走っているのかというと、そうではなく、コンパクトカーや10年選手のプジョーなど、比較的地味な車が多く走っていました。


↑【左】サルバドール・ダリの作品。  【右】1864年創業の、オテル・ド・パリ。↑


↑【左】オテル・ド・パリの入口へ。  【右】カジノ広場の噴水。↑

 芝生と草花の手入れが行き届いたカジノ広場に立ち、グラン・カジノの方向を向くと、左側にはカフェ・ド・パリ、そして右側にはオテル・ド・パリ。そして車道はF1グランプリ(毎年5月か6月上旬に開催)のコース。2006年は、5月28日にルノーのアロンソがポール・トゥ・ウィンでチェッカーフラッグを受けました。


↑グラン・カジノとカジノ広場。そして赤い観光車両・プチトラン。


↑【左】ベルエポック調のグラン・カジノ。  【右】カジノの内部。↑

 グラン・カジノは、入口を入ってすぐ左手にあるクロークに荷物を預ければ、1階部分は見学自由でした。

 観光案内所でもらった地図上に、F1コースが示されていたので、そのコース(Avenue D'Ostende)をしっかり歩きつつ、駅に向かいました。

 モナコの魅力……それは、ここには『本物』のリゾートがあるということ。それに尽きるでしょう。限りない気品に満ち溢れ、それでいて敷居が高すぎず、好奇心と伝統が同居し、開放感抜群ですが隠れ家的でもあり……。そして、■■たちのように近視眼的な思考の旅人も、本物のセレブリティも、同じように(実際には同じわけないのですが)心地良く迎えてくれる温かさを感じました。

「新婚旅行には特におすすめの場所ね♪」

 18:24にモナコ・モンテカルロ駅を出発した電車(フランス国鉄・SNCF)は、かなりの乗車率でした。

ニース NICE

 人口345,800人。コート・ダジュールの玄関口。

 18:48にニース・ヴィル駅到着。駅を出て東に進むこと徒歩5分で、本日のホテル(Hotel De Berne)に到着。1室1泊58.95ユーロ(8842円)。ここには、今日と明日の2泊する予定。若いスタッフが和気あいあいやっていて、愛想もよく、いい感じ。


↑【左】Hotel De Berneに2泊しました。  【右】ツインルーム。311号室。↑

 また、イタリアと違って、ホテルから1歩外に出れば、食料品を売る店が何件も夜遅くまでやっていたので、非常に便利でした。


↑【左】路面電車の線路を工事中。  【右】ニース・ヴィル駅前。↑

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