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2006年08月07日

07b) パレルモ → シラクーザ

 『パレルモ 14:30発 → シラクーザ 17:45着』予定のプルマンは、予定どおり14:30出発。電車に比べて時間に正確なのも、長距離バスのいいところ。


↑【左】INTERBUS社の長距離バス(プルマン)。  【右】トイレ休憩時。↑


↑【左】山を越え、高速道路を進みます。  【右】雨の後に、虹。↑

 パレルモの住宅街を抜けたあと、すぐに高速道路へ。高速道路からは、シチリア島内陸部のごっつい山々が多く見られました。途中1回、高速道路のサービスエリアでトイレ休憩。
 17:00になると、昨日と同じく夕立が降り始めました。少し経過して止むと、バスの進行方向左側の窓から、虹が見えました。

「なないろの~♪(EPO)」

INTERBUS社プルマンのホームページ (運行ダイヤの検索ができます)

シラクーザ SIRACUSA

 シラクーザ付近に来ると、ちょっとした渋滞にはまり、17:45到着予定のプルマンは15分遅れて18:00にバスターミナルに着きました。


↑シラクーザのシンボル、マドンナ・デッレ・ラクリメの聖所記念堂。

 シラクーザは、シチリア島の南東に位置する、イオニア海に面した街。アルキメデスの生誕地として有名です。
 バスターミナルのあるトリエステ通り(Via Trieste)は、シラクーザのオルティージャ島(旧市街)の北側にあり、ここから今日の宿、B&B Aironeまで徒歩で向かいました。途中、警官に道を尋ねたりしながら移動。


↑【左】B&B Aironi。  【右】。↑

 B&B Aironeは、マエストランツァ通り(Via Maestranza)の東端。まさにイオニア海に面した場所にありました。B&B Aironiは、予約サイトを介さず、日本で●●が直接メールでやり取りをして予約したB&B(ベッド・アンド・ブレックファースト)。2人1室1泊50ユーロ(7500円、朝食つき)。
 トイレとシャワーは部屋にあり、ファンもついていました。ただし、そのファンはもぎ取れてしまいそうなくらい速いスピードで回転する(そして軸が傾く)ので、洗濯物を乾燥させるのには適しているものの、自分たちが部屋にいるときにそれを回すのはかなり勇気が要りました。

※ B&B Aironeは、Hotel Auroraというホテルと同じ建物内にあって、2階がHotel Aurora、3階と4階がB&B Aironeになっています。フロントは同一。人に道を尋ねる場合は、Hotel Auroraと聞いたほうが相手が分かりやすいかもしれません。

 ●●が洗濯をした後、荷物を部屋に置いて、フロントで地図をもらい、シラクーザの街の散策に出発。


↑【左】イオニア海。  【右】遠くに見えた、聖所記念堂。↑

 シラクーザは、パレルモのような混沌とした雰囲気ではなく、人も車も適度の量。そして、オルティージャ島を吹き抜ける風はとてもさわやかでした。イオニア海は透明度が高く、B&Bをでてすぐの展望台から東側を見渡すと、『果てまで来た』感じを満喫できました。
 途中、バーでペスカ(桃味)のシャーベットジュース(1ユーロ、150円)を飲んだりしながら、『地球の歩き方』に掲載されているリストランテに向かいました。
 シチリア本土とオルティージャ島を分かつ川沿いにある、ガリバルディ通り(Riva Garibaldi)にあるリストランテ・ダルセーナ(Darsena)。窓からの景色がよさそうで、観光客向けの店舗。メニューは外に掲げられていなかったので、中に入ってメニューを見せてもらうと、ウニのスパゲティが12ユーロ、コペルト(席料)が2ユーロ。ダルセーナの店内は、青と白が基調の庶民的な内装でした。

「どうしよう。ここで食べる?」
「せっかくだから、となりのリストランテも覗いてみよう♪」


↑【左】シラクーザの郵便局。  【右】リストランテ・ランブレ。↑

 続いて、ダルセーナの左となりにある、リストランテ・ピッツェリア・ランブレ(Ramble)に行ってみました。ランブレの店内は緑と茶色が基調で、ダルセーナより高級で落ち着いた内装でした。(同じくメニューが掲げられていなかったので)見せてもらうと、こちらはウニのスパゲティが10ユーロ。席料が1.5ユーロ。ボーイのおじさんは気配り上手で、値段もこちらのほうがリーズナブルだったので、ランブレで食べることにしました。19:50、店内へ。

 ウニのパスタ(スパゲティ) 10ユーロ (1,500円)
 ピッツァ・マルゲリータ 3.5ユーロ (525円)
 ハウスワイン白(375mL) 5ユーロ (750円)
 コペルト(2人) 3ユーロ (450円)

ウニパスタ
↑シチリア島名物、濃厚なウニのパスタ。


↑【左】ピッツァ・マルゲリータ。  【右】闇に沈んだランブレ。↑

 このお店の料理は、絶妙でした♪ ウニパスタは、濃厚でウニの旨みがたっぷり(ウニはイタリア語でリッチ Ricci)。そして、マルゲリータも、モッツァレラチーズのとろけ具合とが絶妙で、トマトやオリーブオイルとのハーモニーがすばらしかったです。


↑【左】シチリア産の白ワイン。  【右】アルキメーデ広場。↑

 地図で見ると、シラクーザは、およそ北緯37度、東経15度に位置しています。つまり、この旅行で最南端の街とはいえ、実はシラクーザは東京(北緯35度)よりも北に位置しているのです。
 緯度が低いぶん、(夏なので)日が沈むのは他の都市よりも早かったです。20:00前から夕暮れが始まり、21:00にはすっかり真っ暗になりました。
 21:20にレストランを出て、21:40にB&B着。
 強力なファンのおかげで、洗濯物はもう乾いていました。

 アランチーニに始まり、モツのパニーノ、そしてウニのスパゲティ。シチリアン・グルメな1日でしたが、まずかったものが1つだけありました。それは、『水道水』!。ローマ以来、ホテルの水道水はどこでも普通に飲用できるレベルでしたが、ここシラクーザのB&Bの水道水は、とっても変な味でした…。

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» アルキメデスの街、シラクーサ 送信元 Mizumizuのライフスタイル・ブログ
人でも街でも国でも、「もっとも華やかな時代」というものがあり、その輝きを忘れることはできないようだ。他のシチリアの都市と同様、シラクーサも長い歴史の中でさ...

コメント (5)

イタリアの水道水 飲まれたんですね
私は ミネラルウォーターの方がいいと言われ
ずっとペットボトルを買ってましたが
一度 無料のウォータークーラーがお店にあり
飲んだせいだと思うのですが ちょっとおなかがダメでした

ローマ三越の休憩所のお水はとっても冷たくておいしかったです^^

私も今 地球の歩き方を見ながら 読んでます
シチリア島は 大きいんですね~

bella:

ciao!
読ませてもらっています!是非、シチリアへ行きたいと思っています。大いに、参考!有難う! 楽しませていただいています。
パレルモ~シラクーザ横断とは!  バス横断は、
少し、きつかったでしょうネ!
 一人旅のシチリアは、危ないですか? 生きたいのですが、、、貴方様の記録通り、進めて、、、、
治安はどうですか? 私は、シェナ・ローマ~ナポリ・カプリの1泊旅行は数年前にしましたが、、、シチリアは、怖そうですが。。。

 bellaさん、Ciao!
 はじめまして。コメントありがとうございます。
 いちばん暑い時間帯に冷房の効いたバスで移動できたので、むしろ体力を回復できました。
 今年2月にセリエAの試合(カターニャvsパレルモ)で暴動が起き、スタジアムの外で警察官死亡した事件や、マフィアのイメージがつきまとうので、シチリア島は怖いイメージがありますよね。ただ、あくまで私の印象ですが、ナポリよりはパレルモやシラクーザのほうが治安はよかったと思います。

bella:

ciao!
お返事、有難うございました。ナポリへ行った事があるので、それより、治安が良いと成れば、一人旅に向けて、計画しようかな。。。。大いに、貴方様の記事を参考にさせていただきます。有難う!

>bellaさん、どういたしまして♪
私たちはシチリア滞在はわずか2日でしたが、この旅行でシチリアを訪れて本当によかったと今でも思っています。
私たちは乗りませんでしたが、シラクーザからはマルタ島行きのフェリーも出ていますし、かなり見どころは多く満喫できると思います。

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