2006年のイタリア・フランス旅行。29泊のうち、ホテルで26泊、フェリーで1泊、夜行バスで2泊しました。そのうち、思い出深いホテルについて、ランキングをつけてみました。
このランキングは、単なる部屋の快適度の順位ではなく、交通の利便性、宿泊料金、思い出深さなどの要素を考慮に入れて総合的に判断したものです。
↑アルベロベッロのトゥルッリ・ホテルに、リーズナブルな価格で宿泊!
イタリア・フランス旅行 ホテルランキング 第2位
【ホテル】 Trulli Holiday (トゥルッリ・ホリデイ)
【都市】アルベロベッロ
【宿泊日】 2006年8月9日泊
【部屋】 ダブルルーム1室 90ユーロ(13,500円) 朝食つき
(オフ・シーズンはこれより安いです)
【住所】 Piazza Curri 1, 70011 Alberobello
【アクセス】 アルベロベッロ鉄道駅から、マルゲリータ通り(Viale Margherita)を西へ向かって歩くと、その道は途中からトリエステ通り(Corso Trieste)という名前に変わりますが、更にまっすぐ西へ。徒歩10分でホテルのフロントに到着します。
↑【左】ホテル・トゥルッリ・ホリデイのフロント。 【右】右の建物がフロントです。↑
【設備】 『Trullo Piccolo 2 pax』という、いちばん小さなタイプの部屋を予約しました。その室内は、ダイニングキッチンとベッドルームの2部屋に分かれていて、その他に洗面所、シャワー、屋根裏(ロフト)、テラスがありました。キッチンには、食器がひととおり置いてあるのはもちろん、塩、オリーブオイルなどの調味料や、インスタントコーヒーの瓶まで備わっていました。ライターはなくてもガスコンロに点火ができ、火力もばっちり。内装は可愛くまとまっていて、言うことはありません。
シャワールームにある天窓は、電動式で、スイッチ1つで開閉可能。エアコンの効きは良く、洗濯物もすぐに乾きました。
↑【左】宿泊した部屋のキッチン。 【右】入口方向からみたホテル室内。↑
↑ダイニングキッチン。
↑ベッドルーム。
↑部屋には、インスタントコーヒーの粉やティーバッグがおいてありました。
↑【左】ホテルのテラス。 【右】自炊してつくったトンノ・ロッソ。↑
【朝食】 前日にフロントで食券を渡されており、それを持参してポポロ広場にあるバールで朝食をとるシステム。BAR MISERIA E NOBILTAというバールは、アルベロベッロに全く似つかわしくないスタイリッシュなバールで、マドンナなどの音楽が大画面(プロジェクター)の映像つきで流れていました。食器棚やテーブルは直線的でダークブラウンを基調としたものが多く、J-モダンの要素も見られる内装。トゥルッリをイメージした壁面の曲線と合わさって、唯一無二の空間となっていました。
【左】ホテルの洗面所。 【右】朝食を取ったバール・MISERIA E NOBILTA。↑
↑【左】スタイリッシュなバールのカフェ・ラテ。 【右】壁に飾ってある絵もオシャレ。↑
【コメント】マルセイユのシタディーヌ・アパートホテルの魅力がStructuredな快適さにあるとすれば、このアルベロベッロのホテル・トゥルッリ・ホリデイ (Trulli Holiday)の魅力は、Unstructuredな面白さにあると言えるでしょう。
5つ星ホテルの快適なサービスでなければ満足できない人が宿泊すると、きっと期待はずれに終わると思います。しかし、このホテルでは、他のどの都市の5つ星ホテルでも味わうことのできない、すばらしい体験をすることができます。1996年にユネスコ世界遺産に認定された、歴史的な建築物であるトゥルッリに宿泊でき、さらに夜のアルベロベッロを散歩できたり、スーパーで購入した食材で自炊したり、トゥルッリでの生活を(わずかながら)味わえたことは、なによりの思い出となりました。
↑チェックアウト時にいただいた、ささやかなプレゼント。
※ ホテルの情報は、2006年8月現在のものです。また、トゥルッリ・ホリデイは、町の各所にあるトゥルッリをそのままホテルとして利用しているため、1室1室部屋の内装やレイアウト、備品などが異なりますのでご注意ください。
このホテル(トゥルッリ・ホリデイ)の詳細はこちら
アルベロベッロの旅行記(2006年8月9日)はこちら
アルベロベッロの旅行記(2006年8月10日)はこちら