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2006年08月26日

26a) トゥール → ル・マン → レンヌ → モン・サン・ミシェル

トゥール TOURS

 8月26日(土)。6:50起床。今日は、1ヶ月旅行後半最大のヤマ場。
 目指すは、モン・サン・ミシェル。旅行会社のヨーロッパ・パッケージツアーのパンフレットに、必ずといっていいほど写真が掲載されている、あの場所です。

「今朝になっていよいよ、この旅行の終着点を肌で感じられるようになった気がするよ。」
「そうだね。あとは、モン・サン・ミシェル1泊と、パリ3泊を残すのみ。」

  Hotel de L'Europeをチェックアウトし、7:56トゥール駅発の電車に乗って、ル・マンへ。本日も、フランスレイルパスを使用。

 トゥール駅 7:56発 → ル・マン駅 8:55着

ル・マン LE MANS

 24時間耐久レースと、松井大輔が所属しているサッカーチームで有名なル・マンですが、朝に訪れて特にみどころがある街ではありません。ただ、レンヌ行きの電車に乗るまで少し時間があったので、駅周辺をぶらり歩き。スーパー(MARCHE PLUS)でサンドイッチ(1.06ユーロ・159円)やアボガド(0.85ユーロ・127円)を購入しました。サンドイッチは、ライ麦パンにツナやチキンがはさまっていて美味しかったです。

ルマンルマンのスーパー
↑【左】ル・マンの駅周辺。  【右】スーパー・マルシェ。↑

クーペのケロッグルマン駅
↑【左】リヨンのGK・クーペが、ケロッグのイメージキャラ。  【右】ル・マン駅。↑

 ル・マンからレンヌまでは、TGVでしか行くことができないようなので、窓口で座席指定(予約)をしました。座席指定(予約)料は、1人1.5ユーロ(225円)。

 2人とも、これがTGV初体験。しかし、いろいろな意味で期待外れでした。
 ■■たちが指定した席(15号車の97番・98番)に寝っころがっている女性がいたので起こすと、露骨にいやな態度をとられたり、車両が日本の新幹線に比べて汚かったり、出発が遅れたり…。

 ル・マン駅 10:20発 → レンヌ駅 11:33着
の予定でしたが、ダイヤが遅れてしまって実際には、
 ル・マン駅 10:46発 → レンヌ駅 11:55着
でした。在来線はほとんどダイヤに乱れがないのに、どうしてTGVは遅れるのでしょう?

レンヌ RENNES

 11:55、レンヌ駅到着。


↑【左】初体験のTGV。  【右】レンヌ駅の北口。↑


↑【左】レンヌのバスターミナル。  【右】モン・サン・ミシェル行きのバス乗り場。↑

 レンヌ駅は、想像より規模の大きな駅でした。レンヌ駅北口(Sortie Nord)から出て、右側(噴水の向こう側)にある建物がバスターミナル(Gare Routiere)でした。
 モン・サン・ミシェル以外の場所へ向かうバスは、バスターミナル内で乗車券を購入できるのですが、モン・サン・ミシェル行きのバスのみ、乗車券はバスの中で運転手から購入しなければならないとのこと。おそらく、モン・サン・ミシェルへ向かう観光客には、クレジットカードでなく現金を使わせようという魂胆なのでしょう。
 レンヌからモン・サン・ミシェルまでのバスは、1日5便。所要1時間30分。

 レンヌ 12:30発(モン・サン・ミシェル 14:00着)のバスに乗ろうと、バス乗り場で待っていると、12:20にバスが登場。

「8月のモン・サン・ミシェル行きのバスなので、どれほど混雑しているかと思ったら、意外に乗客は少ないね~。」
「乗客は全部で12人。そのうち日本人は、私たちを入れて5人みたいだね。」

 口ひげを蓄えた運転手から乗車券を購入(1人10.1ユーロ・1,515円)し、座席に座りました。韓国人の若者3人組が右前列に座ったので、■■と●●は左のいちばん前列のシートへ。すると■■が、バスの前方に張り紙がしてあることに気がつきました。その紙には、こう書かれていました。

バスの中の張り紙

For the Hotels -- "Mercure", "Saint Aubert", "Motel Vert", "La Digue", "Relay du Roy" and "Relais Saint Michel", -- please, ask the driver for the stop.

「見て、あの張り紙!」
「あっ!あそこに書かれているのは、モン・サン・ミシェルの島の手前にある、いわゆる対岸ホテルの名前だ。私たちも最初は、Saint AubertMotel Vertを予約しようとしたけれど、結局島内ホテルを予約したんだよね。」
「そう。バスは途中停車せず、モン・サン・ミシェル島内の終点までノン・ストップ…という情報を聞いていたから、もし対岸ホテルを予約してしまうと、リュックを背負ったままモン・サン・ミシェルの島内と対岸を最低2往復しなければならないので、宿泊費が高い島内ホテルを予約したんだよ。」
「でも、あの張り紙によると、バスは対岸ホテルのところで停車してくれるんだね。」
「だったら、対岸ホテルでもよかったかもね~。」

レンヌ←→モン・サン・ミシェル、サン・マロ←→モン・サン・ミシェルのバス時刻表

 バスは12:30にレンヌを出発。道中、雨が降ったり止んだりを繰り返しました。モン・サン・ミシェルは、悪天候が多いことでも有名です。

 不意に、ドライバーがマイクを手に取りアナウンス。前方に小さく見えるモン・サン・ミシェルを教えてくれました。

「あっ、見えた!あれがモン・サン・ミシェルだっ!」

 薄曇りの空の下、高鳴る期待。対岸ホテルとスーパーマーケットが密集する一群を走りぬけ、人工の堤防上の道を通り、島へ向かいます。


↑【左】対岸ホテルを通り過ぎ…。  【右】迫り来る、モン・サン・ミシェル。↑

 自家用車が多数走っていたので必然的にのろのろ運転になりましたが、仮に他に全く自動車が無かったとしても、スピードを出して飛ばすにはあまりにもったいない道でした。徐々に近づいてくる、奇跡の孤島。

モンサンミッシェルへの道路
↑Mont Saint-Michel et sa baie (モン・サン・ミシェルとその湾)。

モン・サン・ミシェル MONT SAINT-MICHEL

人口わずか40人の、奇跡の孤島。モン・サン・ミシェルは、1979年世界遺産登録。1987年に、新たにその湾も含めて世界遺産登録。

 13:40、バスは予定より20分早く、モン・サン・ミシェル島の入口・突出門(Porte de l'Avancee)前のバス停に到着。
 突出門をくぐり、右側へ1分ほど進むと、予約しておいた島内ホテル、Les Terrasses Poulard(レ・テラス・プーラール)がありました。2人1泊1室、101.4ユーロ(15,210円、朝食なし)。この旅行で、最も高値のホテル。エレベーターがないので、階段を上って部屋へ。

Les Terrasses Poulard
↑【左】本日のホテル、レ・テラス・プーラールの廊下。  【右】この部屋に宿泊しました♪↑

 チェックインし荷物を置くやいなや、待ちわびたモン・サン・ミシェル観光に出発!

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コメント (2)

リエ:

初めまして。はじめてブログ読ませていただきました♪とても楽しいし参考になります。私はまだアジアしか旅行したことないのですが、お金貯めて絶対行く~!!!って一人で興奮してしまいました (^▽^)イタリアの街並みが凄くイイですね♪ポジターノの遠景やポジターノの海岸からの断崖の家々やサッシ地区生で見たい!!!リオーネ・モニティ地区のトウルッリかわいい(>3<)UPされている写真すべての場所に行ってみたくなってしまいました・・・これからも色々参考にさせて頂きます♪素敵な写真ありがとうございました☆

リエさん、はじめまして!コメントありがとうございました。
ご指摘のとおり南イタリアの町並みはどこも印象深く、ポジターノ、マテーラ、アルベロベッロは、同じ国の風景とは思えないくらいバラエティーに富んでいていました。私たちもリエさんのように、イタリア未開の地に憧れの念を持って訪れたので、感動もひとしおでした。
アジアとはまた違った旅の魅力が、ヨーロッパにはあると思います。そうであればこその、いつもこころにヨーロッパ。これからもよろしくお願いします。

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